2024年10月衆議院議員ランキング 18回戦
空本誠喜 vs 宮内秀樹
勝: 宮内秀樹
戦評
議員Aには原子力分野での専門的な見識があり、特に原子力関連の議題で貢献できる強みがあります。しかし、政治資金問題や党規約違反による不祥事があり、公正さや透明性の面での懸念があります。さらに、具体的な政策における実績があまり見えない点も指摘されています。一方、議員Bは政治キャリアで安定した支持を受けており、政策面で明確な姿勢を持っています。ただし、統一教会との関係や耐震補強工事の疑惑、政治資金問題が信頼に影を落としています。両議員とも信頼の構築と透明性の確保が課題です。総合的に判断すると、議員Bが政治的リーダーシップと安定感があり、特定の政策についての明確さがあります。しかし、どちらの候補も信用回復の努力が重要であるため、選択は困難ですが、政策面と経験から議員Bが選ばれるべきです。
空本 誠喜(そらもと せいき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 60歳 (1964年03月11日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (自由党→)(民主党→)(無所属→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)中国 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 広島県安芸郡音戸町藤脇(現:呉市)で育つ。 - 広島県立呉三津田高等学校を卒業。 - 早稲田大学理工学部を卒業。 - 東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻で修士課程修了(1989年)。 - 東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻で博士課程修了し、博士(工学)を取得(1992年)。 - 日本学術振興会の特別研究員を務める(1991年~1993年)。 - 東芝に入社し原子力事業部に所属(1993年~2001年)。 - 1994年、応用物理学会より放射線賞(奨励賞)を授与される。
政治家としてのキャリア
- 1998年、旧自由党の国会議員一般公募に合格。 - 2002年、原子力災害サポートオフィスを設立。 - 2003年、民主党公認で第43回衆議院議員総選挙に広島4区から初出馬するが、落選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙にて広島4区で初当選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で落選し、その後、政治キャリアが低迷。 - 2017年、日本維新の会公認で第48回衆議院議員総選挙に参加するも落選。 - 2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で広島4区から出馬し、比例復活で当選。 - 2021年より、環境委員会委員として活動。
政治活動上の実績
- 2009年の衆議院議員初当選。 - 2011年、福島第一原子力発電所事故収束のための協力を依頼され、緊急助言チームを立ち上げる。 - 2012年、消費増税法案の採決で棄権し、党から厳重注意処分を受ける。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2019年、比例区より参議院議員選挙に出馬するが落選。 - 2020年、政治資金収支報告書の提出遅延で問題となる。 - 2022年、日本維新の会代表選で投票の秘密を侵害したとして厳重注意を受ける。
政治的スタンス
- 原子力技術者として、原子力分野での専門的な見識を持つ。 - 選択的夫婦別姓導入に賛成。 - 消費増税に対しては個別に反対の立場を示すこともある。 - 原子力政策に関しては、福島第一原子力発電所事故後の対応などで関与を示す。 - 日本維新の会に属し、党の政策方針に従う側面を持つ。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 高い専門性を武器に、特に原子力に関する議題で貢献できる立場にある。 - 政治資金問題や党規約違反による厳重注意などの不祥事があることから、公正さや透明性について注意が必要。 - 具体的な政策についての議論の中で、自らの見識をどう活かしているかの十分な実績が見えにくい部分がある。 - 投票の秘密に関する懸念から、倫理観やルール遵守について再考が求められる。
宮内 秀樹(みやうち ひでき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年10月19日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(二階派) |
選挙区 | 福岡4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛媛県松山市生まれで、父は松山市役所の職員であった。 - 松前町立岡田小学校、愛媛大学教育学部附属中学校、愛媛県立松山東高等学校を卒業。 - 慶應義塾大学進学を志望するが叶わず、青山学院大学経営学部に入学。在学中は落語研究会に所属し、第23代会長も務めた。 - 大学4年次に留年し、アメリカを放浪。 - 帰国後、衆議院議員秘書として活動。塩崎潤、塩崎恭久、渡辺具能の秘書を経験。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙で福岡4区から自民党公認で初当選。 - 2014年第47回衆院選で再選し、国土交通大臣政務官に就任。 - 2016年に二階派に入会。 - 2017年第48回衆院選で3選。 - 2021年第49回衆院選で4選。 - 衆議院文部科学委員長、農林水産副大臣を歴任。
政治活動上の実績
- 2018年、統一教会の幹部との公邸晩餐会に参加。 - 2019年から統一教会関連イベントに度々参加。 - 2019年~2022年、政治資金収支報告書に二階派からの161万円の寄付金を不記載。 - 2020年、耐震補強工事の手抜き工事事件で関与が報じられる。 - 2021年8月、コロナ対策の呼びかけ無視し、地元で100円の線香代を配布。
政治的スタンス
- 憲法改正、特に9条改正と緊急事態条項創設に賛成。 - 原発について「当面は必要」としつつ「将来的には廃止」を支持。 - 核武装について将来にわたって検討すべきでないとの立場。 - カジノの解禁と女性宮家創設に賛成。 - 受動喫煙対策には反対、たばこは合法的な嗜好品というスタンス。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 初当選以来、順調に選挙活動を行い、4期務める安定感。 - 政治資金問題、不記載事案で不起訴となったが信頼回復が必要。 - 統一教会との関係が注目されたことから透明性の向上が課題。 - 政策面で明確な姿勢を貫く政治信念を持つ。 - 各種問題が報じられ、リーダーシップと信頼の構築が今後の課題。