2024年10月衆議院議員ランキング 29回戦
高見康裕 vs 輿水恵一
勝: 輿水恵一
戦評
両名の議員にはそれぞれ特徴がありますが、国民に信頼される国会議員としての資質をどこに見るかが選択の鍵となります。議員Aは多様な経歴と高学歴を持ち、特に防衛政策の分野での専門性を有している点が強みです。しかし、旧統一教会関連での活動が報じられており、その透明性や倫理性については懸念が残ります。一方、議員Bは市議会議員からのステップアップという形で地方の視点を国会に持ち込むことに成功しており、特に総務省での経験が豊富な点が評価できるポイントです。彼のスタンスはやや中立的で、仏教系宗教団体との関係が問われるものの、選択的夫婦別姓制度については未だ明確な立場を示していません。両者を比較すると、議員Aの方が現政権での役職経験や政策実行能力が期待される反面、倫理的問題が政治信頼に影響する可能性があります。それに対して議員Bは地方と産業の視点を国政に持ち込み、より中庸的なスタンスを保つことに長けており、信頼性という観点で議員Bを支持する形となります。
高見 康裕(たかみ やすひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 44歳 (1980年10月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属→)自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 島根2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 島根県出雲市島村町で生まれる。 - 出雲市立灘分小学校、出雲市立平田中学校を卒業。 - 東京学芸大学附属高等学校を経て、東京大学法学部で学ぶ。 - 東京大学公共政策大学院を修了し、同期には国際政治学者の三浦瑠麗がいる。 - 読売新聞東京本社で記者として勤務。 - 海上自衛官としても勤務していた経歴を持つ。 - 学習塾教室長を務めるなど様々な職務に携わった。
政治家としてのキャリア
- 2015年4月、無所属で島根県議会議員選挙に出雲市選挙区から立候補し、初当選を果たす。 - 2019年にも再選を果たし、島根県議会議員を2期経験。 - 2020年9月3日、自民党に入党し、茂木派に所属。 - 2021年8月、島根2区での衆議院議員選挙出馬に伴い、県議を辞職。 - 2021年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙で初当選。 - 2022年8月12日、第2次岸田第1次改造内閣で法務大臣政務官に就任。 - 2024年1月12日、防衛大臣補佐官に起用され、防衛生産・技術基盤の強化を担当。
政治活動上の実績
- 2015年、島根県議会議員選挙に出雲市選挙区から無所属で立候補し、8286票を獲得して初当選。 - 2019年、再選を果たし県議会議員として活動。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党の新人を破り、11万327票を獲得して初当選。 - 2022年、法務大臣政務官に就任。 - 2024年、防衛大臣補佐官に就任、防衛生産・技術基盤の強化を担当。 - 旧統一教会関連団体のフォーラムに出席していた過去が報じられた。
政治的スタンス
- 自由民主党に所属し、保守系の政策を支持。 - 防衛生産・技術基盤の強化を担当する立場として、防衛関連の強化を図る。 - 自民党たばこ議員連盟に所属しており、たばこ産業に理解を示している可能性がある。 - 旧統一教会関連のフォーラムに出席した過去があり、これによる政治的立場への影響が懸念される。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学法学部および公共政策大学院修了という高い学歴を持ち、知性は十分に備えている。 - 自衛官や新聞記者といった多様な職種経験があり、幅広い視野と経験を持つ。 - 島根県議会議員を2期務めた後、衆議院議員としての経験を積んでおり、地方と国政の両方で活動。 - 旧統一教会関連団体との関係が指摘されており、透明性や公正性について国民からの信頼を得る必要がある。 - 防衛政策の立案に関わる現職として、責任感と政策遂行能力に期待がかかる。
輿水 恵一(こしみず けいいち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1962年02月04日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1962年2月4日に山梨県北巨摩郡高根町清里(現・北杜市高根町清里)で生まれる。 - 山梨県立甲府南高等学校を1980年3月に卒業。 - 1984年4月に青山学院大学理工学部を卒業し、同年キヤノンに入社。 - 2002年9月にキヤノン株式会社を退社。
政治家としてのキャリア
- 2003年4月、さいたま市議会議員選挙(見沼区)に初当選し、市議会議員を3期務める。 - 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で公明党公認で比例北関東ブロックから比例名簿第3位(単独)で出馬し、初当選。 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙でも比例北関東ブロックで再選。 - 2015年10月、総務大臣政務官に就任。 - 2017年10月の第48回衆議院議員総選挙では落選。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で比例北関東ブロックの比例名簿第2位(単独)で出馬し、当選。
政治活動上の実績
- 2015年に総務大臣政務官を務める。 - 衆議院で総務委員会の委員として活動。 - 公明党で地方議会局次長、遊説局次長、労働局次長などを経験。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度導入については「どちらともいえない」としており、確固たる意見を示さない。 - 公明党の一員として福祉政策を重視する傾向がある。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 市議会から国会議員へとステップアップしたキャリアをもち、地方の声を国政に反映する視点を持っている。 - キヤノンでの企業勤務経験を通じ、産業界についての知見も有すると考えられる。 - 公明党の一員として、仏教系宗教団体との関わりを持ちながらも、政党としての中立性をどう保つかが問われるとされる。