2024年10月衆議院議員ランキング 14回戦
高木啓 vs 和田有一朗
勝: 高木啓
戦評
両議員の経歴を比較すると、議員Aは地方議会から国政への移行が順調に進んでおり、外務大臣政務官など重要な役職を歴任している。一方で、旧統一教会関連団体との関係が懸念されるポイントであり、選択的夫婦別姓制度などの社会的進展に対する消極的な姿勢が一部有権者からの批判を招く可能性がある。 議員Bは地方政治での経験が豊富であり、国政と地方政治の調和に貢献する姿勢を持っている。しかし、尖閣諸島上陸事件や教科書問題での批判、また最近の自動車事故の不起訴事件などが、信頼性に影響を与える可能性がある。 両者を比較すると、議員Aは国政での実務経験に優れており、既存の制度の中で変革を目指す強い意思を持っていることから、現状の国際問題や防衛に関する政策の継続性有無において信頼が置ける。一方で議員Bは、地方の声を国政に届けるという視点での政界発展が期待されるも、その行動が時として物議を醸す可能性がある。 総合的に判断した場合、国際関係や防災等における政策実行力を考慮し、一定の安定感を持つ議員Aが支持されるべきと判断した。
高木 啓(たかぎ けい)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年03月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 (民社党→)(無所属→)自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | (比)東京 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都北区で生まれる - 北区立十条台小学校、十条中学校、立教高校を経て立教大学社会学部を卒業 - 卒業後は民社党職員を務める
政治家としてのキャリア
- 1991年(平成3年)、北区議会議員に初当選し、1991年から2001年まで3期務める - 2005年(平成17年)、東京都議会議員に初当選し、2005年から2017年まで3期務める - 都議会自民党の幹事長や財政委員長、経済港湾委員会副委員長などを歴任 - 2017年(平成29年)、衆議院議員として初当選し、現在まで2期務める - 自民党の北区総支部長、外務大臣政務官などを務める
政治活動上の実績
- 1991年、北区議会議員選挙で初当選し、防災対策特別委員長などを歴任 - 2016年8月、東京都議会自民党幹事長に就任 - 2018年、細田派に入会 - 2021年の衆議院選挙で比例東京ブロックより再選
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成し、自衛隊の保持や教育の充実に関する改正を主張 - 緊急事態条項の新設にも賛成 - 外交安全保障について、他国からの攻撃が予想される際には敵基地攻撃を容認 - 北朝鮮に対して圧力を優先すべきと回答 - 選択的夫婦別姓や同性婚については反対
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家として多くの役職を歴任し、経験豊富である点が挙げられる - 旧統一教会関連団体との関係について、会費支出や秘書の会合出席が指摘されている - 選択的夫婦別姓制度に反対し、地方議会議長に働きかけた文書の送付が物議を醸した
和田 有一朗(わだ ゆういちろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 60歳 (1964年10月23日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (無所属→)(自由民主党→)(無所属→)(次世代の党→)(無所属→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 兵庫県神戸市灘区に生まれる。 - 兵庫県立神戸高等学校を卒業。 - 早稲田大学に進学し、在学中の1987年に政治サークル「鵬志会」を結成。 - 神戸市外国語大学大学院を修了。 - 大学時代、鈴木宗男の事務所でアルバイトを経験。 - 衆議院議員秘書を務める。 - 1991年の神戸市会議員選挙に無所属で立候補するが落選。 - 1995年の兵庫県議会議員選挙に立候補し再び落選。 - 落選期間中は配送のアルバイトや私塾を経営して生計を立てる。
政治家としてのキャリア
- 1999年に神戸市会議員に初当選し、自由民主党に所属。市議を2期務める。 - 2005年の兵庫県議会議員補欠選挙に無所属で当選。その後、計5期に渡り県議を務める。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙に兵庫3区から次世代の党の公認で立候補するも落選。 - 2015年、兵庫県議に無所属で復帰し再び県議を務める。 - 2020年、日本維新の会から次期衆院選に立候補する意向を表明し、維新会派に移籍。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙に出馬し、比例近畿ブロックで復活当選を果たす。
政治活動上の実績
- 2012年8月、尖閣諸島の魚釣島に他の地方議員と上陸し、沖縄県警に事情を聞かれる(最終的に立件は見送り)。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例近畿ブロックで復活当選。 - 2016年、灘中学校の歴史教科書採用を巡って問い合わせを行い、「政治的圧力だ」との批判を浴びる。 - 2023年、ロシア後の民族フォーラムに参加し、東京宣言を自民党や立憲民主党の議員と共に署名。 - 2023年、神戸市内での自動車接触事故を警察に届け出ず起訴されたが不起訴処分となる。
政治的スタンス
- 保守的な立場を取り、憲法改正に力を入れる意向を示す。 - 地方政治と国政の意思疎通向上を目指す。 - 尖閣諸島は日本の領土であると主張し、上陸事件を起こす。 - 私立学校の教科書選定に関して問い合わせを行うが、政治的圧力との批判を受ける。 - 日本維新の会に所属し、普遍的な保守政策の追求を目指す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 地方政治に長年携わり、市議・県議としての経験が豊富である。 - 憲法改正や尖閣諸島問題など保守的な政策に対して積極的。 - 一方で、歴史教科書問題や尖閣諸島上陸事件など、国民や教育機関の一部から批判を受ける行動もある。 - 自動車事故不申告事件では不起訴処分を受けたが、事件自体は適格性に疑念を生じさせる可能性がある。 - 地方と国との意思疎通の改善に貢献したいと考えており、地方の声を国政に届ける役割を自認している。