2024年10月衆議院議員ランキング 15回戦
馬場伸幸 vs 高木啓
勝: 馬場伸幸
戦評
議員Aと議員Bの比較において、選挙での選択を行う際に考慮すべきいくつかの要素があります。 議員Aは政治的キャリアを堅固にし、党の代表を務めるまでになっています。一方で過去には暴力団関係者からの献金問題などで批判を受けたこともありますが、これは不起訴処分となっています。彼の政治スタンスは保守的であり、多くの政策分野で強硬な姿勢を示しています。具体的には、憲法改正や防衛力強化に賛成し、9条改憲を推進しています。 議員Bは、地方政治から中央政治へと順調にステップアップした政治家であり、特に東京都議会での実績と役職歴が豊富です。しかし、旧統一教会関連団体との関係についての指摘を受けており、これが将来の信用に影響を与える可能性があります。政策面では、議員Aと同様に憲法改正支持ですが、緊急事態条項の新設などさらに具体的な提言をしています。同様に保守的なスタンスを貫いているため、価値観が許容できる有権者には安心感を与えるかもしれません。 重要なのは、どちらの議員も外交安全保障問題において敵基地攻撃の容認を明言している点で、全体的に似たスタンスを持っていますが、政治経験の重みと党内での地位を考慮するならば、議員Aがより目立った存在感を持っていると解釈できます。 したがって、政策提言の具体性および過去の政治経歴全般を考慮に入れて、議員Aを選択することが適切であると考えます。
馬場 伸幸(ばば のぶゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 60歳 (1965年01月27日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (自由民主党→)(大阪維新の会→)(旧日本維新の会→)(維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会/大阪維新の会 |
選挙区 | 大阪17 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1965年、大阪府堺市鳳西町に生まれる。 - 大阪府立鳳高等学校を卒業後、飲食店の経営を志し、ロイヤルホストを運営していた「オージーロイヤル」に調理師として就職。 - 1986年2月より、中山太郎参議院議員の公設秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 1993年、堺市議会議員補欠選挙に初当選。その後6期19年務め、副議長(2006-2007年)及び議長(2011-2012年)も歴任。 - 自由民主党所属から2010年に離党し、大阪維新の会の創設に参加。 - 2012年、堺市議を辞職し、第46回衆議院議員総選挙で当選。その後、衆議院議員を4期務めている。 - 2014年、日本維新の会の分党および維新の党結党に参加。 - 2015年に維新の党分裂後、大阪維新の会を名乗り続ける。 - 2022年8月に日本維新の会代表となる。
政治活動上の実績
- 2013年、憲法を天皇主体のものとする発言を衆議院憲法審査会で行う。 - 2003年、堺市議時代にカジノ誘致を提案。 - 2014年、日本維新の会分党時に事態収拾を試み、円満解散に関与。 - 2015年、おおさか維新の会幹事長就任。 - 2022年、日本維新の会代表選において圧倒的得票率で代表に選出。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成し、特に9条改憲について議論を求める姿勢を持つ。 - 外交・安全保障政策では、防衛力強化を支持し、敵基地攻撃能力の保持についても賛同。 - 選択的夫婦別姓や同性婚には賛否を示しつつ、公的に反対する姿勢も見せる。 - 北朝鮮に対しては圧力を優先し、安全保障関連法を評価。 - 普天間基地の辺野古移設に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 調理師としての職務から政治秘書という異色の経歴を持ち、政治への転身は「天命」と表現。 - 自由民主党から維新の会への移行において柔軟な姿勢を示している。 - 不祥事として、暴力団関係企業からの献金や迂回献金の告発があるが、不起訴処分となっている。 - 日本会議国会議員懇談会などに所属し、一貫した保守的な立場を維持。 - 国会での様々な発言が物議を醸し、内外から批判を受けることもありながら一定の支持基盤を築いている。
高木 啓(たかぎ けい)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年03月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 (民社党→)(無所属→)自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | (比)東京 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都北区で生まれる - 北区立十条台小学校、十条中学校、立教高校を経て立教大学社会学部を卒業 - 卒業後は民社党職員を務める
政治家としてのキャリア
- 1991年(平成3年)、北区議会議員に初当選し、1991年から2001年まで3期務める - 2005年(平成17年)、東京都議会議員に初当選し、2005年から2017年まで3期務める - 都議会自民党の幹事長や財政委員長、経済港湾委員会副委員長などを歴任 - 2017年(平成29年)、衆議院議員として初当選し、現在まで2期務める - 自民党の北区総支部長、外務大臣政務官などを務める
政治活動上の実績
- 1991年、北区議会議員選挙で初当選し、防災対策特別委員長などを歴任 - 2016年8月、東京都議会自民党幹事長に就任 - 2018年、細田派に入会 - 2021年の衆議院選挙で比例東京ブロックより再選
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成し、自衛隊の保持や教育の充実に関する改正を主張 - 緊急事態条項の新設にも賛成 - 外交安全保障について、他国からの攻撃が予想される際には敵基地攻撃を容認 - 北朝鮮に対して圧力を優先すべきと回答 - 選択的夫婦別姓や同性婚については反対
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家として多くの役職を歴任し、経験豊富である点が挙げられる - 旧統一教会関連団体との関係について、会費支出や秘書の会合出席が指摘されている - 選択的夫婦別姓制度に反対し、地方議会議長に働きかけた文書の送付が物議を醸した