2024年10月衆議院議員ランキング 26回戦
青柳仁士 vs 稲津久
勝: 青柳仁士
戦評
議員Aと議員Bの間で判断を行う際に、両者の国会議員としての実績、政治的スタンス、国際的な視点や地域代表としての能力を評価要素として考慮する必要があります。 議員Aは、国際協力機構や国連での経験が際立ち、国際的視点を持つ政治家として日本の国際的立場を強化しようとする姿勢が伺えます。さらに、国際的な問題に対する理解と交渉力を持つ点が強みです。また、SDGsの普及に対して積極的であり、環境問題に関する政策推進に注力しています。 議員Bは、北海道議会および衆議院議員としての長年にわたる立法経験があり、特に農林水産、厚生労働分野での政策実行能力を示しています。また、憲法改正、ジェンダー問題、社会的寛容性に対するバランスの取れたスタンスが見られ、地域住民の代表として働き地域感覚も磨いています。 検証の結果、国際的視点やSDGsの普及活動、最新の政策課題に強くアプローチしている議員Aは、グローバルな潮流と国内問題の相互作用を考慮して多面的に政策を推進していく素養を持っています。このような観点から、世界的な課題への対応および日本の国際的な立場の強化を優先課題とする姿勢が評価に値します。したがって、今後の多様な政策課題に対応可能な議員Aが選ばれるべきであると判断されます。
青柳 仁士(あおやぎ ひとし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 46歳 (1978年11月07日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (旧日本維新の会→)(維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会/大阪維新の会 |
選挙区 | 大阪14 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 埼玉県所沢市出身。 - 早稲田大学政治経済学部を卒業(2001年)した後、デューク大学公共政策大学院を修了(2008年)。 - 2001年、国際協力機構(JICA)に入構し、アジア、中東、アフリカ地域で経済産業・エネルギー開発を担当。その後、アフガニスタンに赴任し、平和構築及び復興支援事業に従事。 - スーダンやニューヨークで国連職員として勤務。 - 2013年よりプライスウォーターハウスクーパース(PwC)でコンサルタントおよびマネージャーとして、民間企業の経営戦略や中央省庁の政策立案に関するコンサルティングを担当。 - 2016年には国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所の広報官として、SDGs普及に責任を持つ。
政治家としてのキャリア
- 2012年、日本維新の会の結党に参画し、第46回衆議院議員総選挙に埼玉4区から出馬するも、惜敗。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で埼玉9区から維新の党公認で出馬し落選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙に再び埼玉4区から出馬したが落選。 - 2018年、政界引退を表明。 - 2021年、大阪14区支部長に就任。第49回衆議院議員総選挙で初当選。 - 現在は衆議院予算委員会理事、日本維新の会国際局長、国会議員団政務調査会長代行などを兼任。
政治活動上の実績
- 2021年、第49回衆議院議員総選挙で大阪14区において、自民党の長尾敬を大差で破り初当選し、衆議院議員としてのキャリアをスタート。 - 2022年、世界178か国の立法府が参加するIPUにおいて、日本人初の国連委員会理事に選出。 - 日本維新の会役員(国際局長)として、国際的な議論に参加し、国際的な問題に貢献。
政治的スタンス
- 環境問題、特にSDGs(持続可能な開発目標)の普及に強い関心を持ち、普及活動を実施。 - 日本維新の会に所属し、比較的新しい改革的な政策を支持。 - 国際的な視点を持ち、日本の国際的立場や役割を強化しようとする姿勢。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 国際協力機構や国連での経験により、国際的な問題に対する理解と交渉力を備えている。 - 民間セクターや国際機関での経験を活かし、多方面からの問題解決アプローチを持っている。 - 複数回の選挙戦を経て、多様な選挙区での経験を持ち、多様な国民の声を理解する努力を重ねている。
稲津 久(いなつ ひさし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 66歳 (1958年02月09日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 北海道10 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 北海道芦別市に生まれる。 - 北海道芦別高等学校卒業。 - 専修大学商学部を卒業。商学士の称号を得る。 - 特別養護老人ホームに勤務し、その後、医療法人仁恵会中野記念病院で事務長を務める。
政治家としてのキャリア
- 1999年、北海道議会議員選挙に空知支庁管区地域から立候補し初当選、3期にわたり北海道議会議員を務める(1999年-2009年)。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙において公明党公認で比例北海道ブロックから立候補し初当選。 - 2012年、北海道10区より公明党公認・自由民主党推薦で立候補し、民主党現職閣僚を破り再選。第2次安倍内閣にて農林水産大臣政務官に任命。 - 2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣で厚生労働副大臣(労働、年金、子育て担当)に就任。 - 公明党の幹事長代理や北海道本部代表など党内外での要職を歴任。
政治活動上の実績
- 北海道議会議員として3期にわたり地区の地方政治に貢献(1999年-2009年)。 - 第2次安倍内閣で農林水産大臣政務官に就任し、農業政策に関わる(2012年-2013年)。 - 厚生労働副大臣として労働、年金、子育て施策に参画(2019年-2020年)。 - 2022年、ロシアのウクライナ侵攻に対する日本の政策支援に関連し、ロシアからの入国禁止措置を受ける。
政治的スタンス
- 憲法改正に関して、一般にどちらかといえば賛成の立場を取っている。 - 憲法9条については改正反対の立場であり、自衛隊明記についてもどちらかといえば反対。 - 改正すべき憲法項目として、環境権やプライバシー権の新設を提唱。 - 選択的夫婦別姓や同性婚の法改正についてはどちらかといえば賛成。 - LGBT理解増進法案の早期成立を支持。 - アベノミクス政策を評価する立場。 - 特定秘密保護法案には賛成の投票をした。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年の北海道議会および衆議院での立法経験を有する。 - 農林水産、厚生労働分野での副大臣及び政務官など、実務に携わり政策実行能力があることを示している。 - 憲法やジェンダー問題に関してバランスの取れたスタンスを持ち、社会的寛容性を示唆。 - ロシアからの入国制限を受けるなど、国際的関係においても役割を果たしている。 - 政治家としての誠実さと情熱は評価される点であり、特に地元地域の代表としての感覚を磨いている。