2024年10月衆議院議員ランキング 24回戦
阿部知子 vs 浮島智子
勝: 阿部知子
戦評
議員Aは医療の専門家としての知識と経験を活かし、小児医療やワクチンといった健康政策に注力している。一方で、議員Bは教育や環境分野で政策実施の経験を積んできた。両者とも異なる分野での強みがあるが、議員Aは医療分野での幅広い経験が現在特に重要視される公共健康問題にも関連しており、これが今後の政策における具体的な影響力を持つ可能性がある。このため、医療分野での具体的な政策推進が期待される議員Aを選出する方が妥当と考える。
阿部 知子(あべ ともこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 76歳 (1948年04月24日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (平和・市民→)(社会民主党→)(旧日本未来の党→)(日本未来の党→)(みどりの風/日本未来の党→)(無所属→)(民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(近藤G) |
選挙区 | 神奈川12 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都目黒区で生まれる。未熟児で体が弱く、幼稚園には通えなかった。 - お茶の水女子大学附属高等学校を卒業。 - 1968年、東京大学に入学。在学中は東大紛争の最盛期にフロント参加。 - 1974年、東京大学医学部を卒業。 - 1977年から稲田登戸病院小児科に勤務。 - 1980年から国立小児病院神経科、1983年から東大病院小児科に勤務。 - 1993年から1年間アメリカ合衆国メイヨー・クリニック疫学部に留学。 - 1999年から2000年まで千葉徳洲会病院長を務める。 - 政界進出後も非常勤で医療に継続関与(新生児から思春期の診療)。
政治家としてのキャリア
- 2000年、第42回衆議院議員総選挙にて、神奈川12区から社民党公認で初当選(以後8回当選)。 - 社会民主党政策審議会長(2003-2012年)、民進党副代表、日本未来の党代表兼幹事長、みどりの風代表代行などを歴任。 - 第2代新立憲民主党両院議員総会長(2021年12月~2022年8月)。
政治活動上の実績
- 北朝鮮制裁問題において、社会党の過去の関係を検証し謝罪すべきと主張(2002年)。 - 日本未来の党結党に参加し、党神奈川県連代表として活動(2012年)。 - みどりの風に入党し、代表代行に就任(2013年)。 - 立憲民主党設立当初から参加し、神奈川12区での議席を維持(2017年)。 - 参院選での立憲県連の選挙戦略のトラブルにより、党内対立を招き、県連代表選で敗れる(2022年)。
政治的スタンス
- 永住外国人への地方選挙権付与に賛成。 - 北朝鮮政策に関して、過去の社会党との関係についての検証と謝罪を求める。 - 子宮頸がんワクチンの副反応のリスクを指摘し、健診普及を主張。 - 新型コロナワクチンに関して、特に子どもへの接種リスクを指摘。 - 政党交付金増額を訴え、政治の敷居を下げることを目指す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 医師であることを活かし、医療問題に積極的に取り組む姿勢。 - 小児医療に関する深い知識と現場での実践経験がある。 - 実際の政治生活でも、複数の政党を渡り歩くことで現実的対応を迫られる中、多様な立場を経験した。 - 対立する意見にも柔軟に対応する姿勢を示し、政策審議で現実路線を重視。 - 一定の批判を受ける中で誠実に対応し、事実誤認についても修正し対応してきた。
浮島 智子(うきしま ともこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1963年02月01日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都新宿区に生まれる。 - 東京立正高等学校を卒業。 - 1984年、香港ロイヤルバレエ団でプリンシパルダンサーとして活動。 - 1994年に渡米し、1995年にはオハイオ州のデイトン・バレエ団に入団。ここでもプリンシパルダンサーとして舞台に立つ。 - 1996年、阪神・淡路大震災を知り帰国し、ボランティア活動を開始。劇団夢サーカスを設立し、被災地での芸術活動を通じて地域の復興に寄与する。
政治家としてのキャリア
- 2004年7月11日、第20回参議院議員通常選挙に公明党公認で全国比例区から立候補し、初当選。 - 2008年8月、福田康夫改造内閣で文部科学大臣政務官に就任。 - 2010年7月の参議院選挙において再度立候補するが落選。 - 2012年12月16日、第46回衆議院議員総選挙で公明党公認で比例近畿ブロックから出馬し、当選を果たす。 - 2013年9月、第2次安倍内閣で環境大臣政務官に就任。 - 2014年の衆議院選挙で再選。 - 2017年に第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2018年10月、第4次安倍改造内閣で文部科学副大臣兼内閣府副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院選挙で4選。
政治活動上の実績
- 2008年、福田内閣で文部科学大臣政務官として教育政策に関与。 - 2013年、第2次安倍内閣で環境大臣政務官として環境政策に従事。 - 文部科学副大臣として、東京五輪やスポーツ振興に関する業務を担当(2018年)。 - 日中友好議員連盟、日韓議員連盟加入により国際的な友好関係促進に尽力。
政治的スタンス
- 村山談話・河野談話を見直すべきでないとの立場を取る。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成しており、家族の多様性を尊重する姿勢を示す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家としての重要ポストを多数経験しており、政策遂行能力に一定の評価がある。 - 元バレリーナという異色の経歴を持ち、芸術を通じた社会貢献活動を行ってきた。 - 個人的な経験を通じ、ホームレス問題にまで関心を示す人間的な幅の広さを持つ。