2024年10月衆議院議員ランキング 18回戦
阿部弘樹 vs 城井崇
勝: 阿部弘樹
戦評
議員Aは、精神科医としての専門性を背景に医療福祉政策に注力しており、地方自治体から国政に至るまでの経験を持っています。特に地域医療の改善に努め、地元への理解も深いことから、地域密着型の政治家としての信頼性があります。一方、議員Bは文部科学大臣政務官を務めた経験や松下政経塾の出身で、政策形成能力が高いものの、政党間の移籍が多く、政策の一致や一貫性に疑問を持たれることがあるかもしれません。両者の間で選ぶ際には、地域の医療福祉を重視し、地元密着型の政策に信頼が置ける議員Aを選ぶ方が、地域社会にとって大きな貢献が期待できるでしょう。
阿部 弘樹(あべ ひろき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1961年12月15日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (無所属→)(自由民主党→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)九州 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1961年、福岡県津屋崎町(現・福津市)に生まれる。 - 神職の家庭に育ち、幼少より神社の活動に関与。 - 熊本大学医学部を卒業。 - ウィーン大学研究所に留学。 - 熊本大学大学院医学研究科を修了し、医学博士号を取得。 - 精神科医としてのキャリアを活かし、熊本県職員、粕屋保健所、旧厚生省精神保健福祉課で勤務。
政治家としてのキャリア
- 2001年に津屋崎町長に当選し、2005年に町が合併して福津市が発足したことに伴い町長職を退任。 - 2009年、福岡県議会議員補欠選挙に当選し、県議会議員に。 - 2011年、自民党公認で福岡県議会議員選挙に再選。 - 2015年、無投票で福岡県議会議員に再選。 - 2019年、福岡県議選で敗れ落選。 - 2021年、衆議院議員に当選(比例九州ブロック)。
政治活動上の実績
- 2001年に津屋崎町長に就任し、任期中に地域医療の改善を進めるが、町合併により退任(2001年〜2005年)。 - 福岡県議会議員として3期務め、地域の医療福祉に関する政策に貢献(2009年〜2019年)。 - 2021年、衆議院議員として選出され、法務委員会委員として活動中。
政治的スタンス
- 日本維新の会に所属し、改革志向の政策を掲げる。 - 精神医療を背景とした健康医療政策に関心を持つ。 - 在任期間中は保守的スタンスを基にした社会福祉政策や行政改革に注力。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 精神科医としての専門性を政治に活かし、医療福祉政策での議論に貢献可能。 - 複数の選挙で当選経験があり、地方自治体レベルから国政まで政治経験豊富。 - 地元出身で、地元への思い入れと理解が深く、地域社会に対する貢献度が高い。 - 改革志向であり、政策上の新しいアプローチや変革を提案できる力がある。
城井 崇(きい たかし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 51歳 (1973年06月23日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(泉G) |
選挙区 | 福岡10 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 北九州市立田野浦小学校、北九州市立早鞆中学校、福岡県立門司高等学校を卒業。 - 北九州予備校で2年間の浪人生活を経験。 - 1998年、京都大学総合人間学部を卒業。 - 松下政経塾に入塾し、2001年に卒塾。 - 前原誠司衆議院議員の秘書を務める。 - 民主党福岡県総支部連合会で政策・広報担当副代表を歴任。
政治家としてのキャリア
- 2003年、第43回衆議院議員総選挙で初当選(比例復活)。 - 2005年の総選挙で落選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で福岡10区から当選。 - 文部科学大臣政務官(野田内閣)を務める。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党から出馬し、比例復活当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で福岡10区で当選。 - 立憲民主党福岡県連代表に就任。
政治活動上の実績
- 2009年、大きな支持を受けて小選挙区での当選を果たす。 - 2011年、文部科学大臣政務官として活動。 - 2017年、希望の党から出馬し、5年ぶりに議席を取り戻す。 - 2021年、福岡10区で再選。 - 立憲民主党のネクスト内閣にて官房副長官に任命される。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成の立場だが、緊急事態条項の設置には反対。 - 日本の核武装には反対し、敵基地攻撃能力の保有にも反対。 - アメリカとの同盟関係強化を支持。 - 原子力発電に対しては段階的な廃止を目指す立場をとる。 - ジェンダー平等に意欲的で、選択的夫婦別姓やLGBTQの権利にも賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 地元・福岡県出身であり、地域への理解が深い。 - 京都大学総合人間学部卒という高い学歴を背景に、知的な政策提唱が可能。 - 松下政経塾出身で、政策形成能力とリーダーシップの素地あり。 - 複数の選挙区で当選し、自らの政策結果を地域に示す機会を持っている。 - 政党間の移籍が多いため、政策の信頼性や一貫性についての関心が寄せられることもある。