2024年10月衆議院議員ランキング 30回戦
鈴木馨祐 vs 渡辺周
勝: 鈴木馨祐
戦評
議員Aと議員Bを比較すると、どちらも長い政治経歴と豊富な経験を有しており、優劣を決めるのは難しい面があります。 議員Aは財務省出身のキャリア官僚であり、国際的な視野を持ち、財務副大臣や外務副大臣など政府の要職を歴任しています。憲法改正や安全保障政策において積極的な姿勢を見せており、日本の国益を考慮した外交活動に重きを置いています。しかし、寄付金不記載問題という倫理的な問題が指摘されており、その対応が問われる状況です。 一方、議員Bは地元静岡での地盤がしっかりしており、長年にわたる政治経験が豊富です。憲法改正には賛成していますが、原子力発電所の稼働反対や外国人参政権の慎重な立場など環境や国際問題に対する独自の姿勢を持っています。歴史認識問題にも関与しており、これらの点で一部から批判を受ける可能性があります。 総合的に判断すると、国際問題や安全保障における実務経験を活かして具体的な成果を出している議員Aの方が、現在の国際情勢や日本の安全保障環境を考慮した上で、次の選挙で国益を代表する候補として適していると考えます。
鈴木 馨祐(すずき けいすけ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 47歳 (1977年02月09日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 神奈川7 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1977年にイギリス・ロンドンで生まれる。 - 1989年に目黒区立不動小学校を卒業。 - 1992年に開成中学校を卒業。 - 1995年に開成高等学校を卒業。 - 1999年3月に東京大学法学部第3類(政治コース)を卒業。 - 1999年4月に大蔵省(現:財務省)に入省、国際局総務課に配属。 - 2000年7月に国際局開発政策課に異動。その後、福岡国税局勤務、ジョージタウン大学フェロー、ニューヨーク副領事、厚生労働省職業安定局出向(係長職)を経る。 - 2005年8月に財務省を退官。
政治家としてのキャリア
- 2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙で比例南関東ブロックより初当選。 - 2006年12月に麻生派(為公会)の旗揚げに参加。 - 2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙で神奈川7区から立候補するも落選。 - 2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で神奈川7区から立候補し当選。 - 2014年12月に第47回衆議院議員総選挙で3選し、第3次安倍内閣で国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任。 - 2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙で4選し、財務副大臣に就任。 - 2019年には外務副大臣に就任。 - 2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で当選し、自民党金融調査会幹事長に就任。
政治活動上の実績
- 2005年:初当選後、麻生派に属し、自由民主党内での地位を確立していく。 - 2014年:第47回衆議院議員総選挙で3期目当選し、国土交通大臣政務官に任命される。 - 2018年:第4次安倍改造内閣で財務副大臣に就任し、税制改正や国際問題を担当。 - 2019年:第4次安倍第2次改造内閣で外務副大臣に就任し、北米や中東問題を担当。 - 2024年:しんぶん赤旗に寄付金不記載の問題が報じられ、282万円の訂正を行う対応に追われる。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成し、特に自衛隊の役割を明記するための9条改憲を支持。 - 安全保障では集団的自衛権の行使を容認する方針に賛成。 - 普天間基地の辺野古移設を支持し、尖閣諸島の国有化を評価。 - 選択的夫婦別姓と同性婚の法改正に賛成。 - 原子力発電所の必要性を認める。 - 道徳の授業評価に賛成し、カジノ解禁も支持。 - トランプ大統領を信頼できると評価。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 日本の国益を第一に考え、外交や安全保障に強い関心を持ち具体的な成果を上げている。 - 大蔵省時代の経験や国際的視野を持ち、財務副大臣・外務副大臣としての実務経験がある。 - 自由民主党内での多岐にわたる役職歴からリーダーシップを発揮する機会が多々ある。 - 寄付金不記載問題については、透明性の欠如が指摘され、その対応が問われる。
渡辺 周(わたなべ しゅう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1961年12月11日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民社党→) (無所属→) (旧民主党→) (民主党→) (民進党→) (希望の党→) (旧国民民主党(前原G)→) 立憲民主党(泉G) |
選挙区 | (比)東海 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 静岡県沼津市で生まれる。 - 沼津第二小学校、沼津市立第一中学校、静岡県立沼津東高等学校を卒業。 - 早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業し、1987年に経済学士号を取得。 - 大学卒業後、1987年に読売新聞社に入社し、1990年まで勤務。
政治家としてのキャリア
- 1991年、静岡県議会議員選挙で民社党公認で初当選し、2期務める。 - 1996年に旧民主党から第41回衆議院議員総選挙で初当選し、衆議院議員に選出される。 - 民主党の様々な役職を歴任し、総務副大臣や防衛副大臣などを歴任する。 - 立憲民主党では幹事長代行、常任幹事会議長などの職を務める。 - 静岡6区を中心に9回の衆議院選挙で当選。
政治活動上の実績
- 1996年、旧民主党結党に参加し、衆議院議員選挙で初当選。この選挙は彼の政治家としてのスタート地点で、以降のキャリア形成に影響を与えた。 - 2009年9月、鳩山由紀夫内閣で総務副大臣に就任し、行政に関与した。 - 2011年9月、野田内閣で防衛副大臣に就任し、防衛問題に関する経験を積む。この役職を第3次野田改造内閣まで務めた。 - 2017年衆院選では希望の党から出馬し当選、希望の党の首相指名選挙で名を挙げた。 - 2021年の衆議院選で小選挙区で敗れたものの、比例東海ブロックで復活当選を果たす。
政治的スタンス
- 憲法改正や、集団的自衛権の行使を禁じた政府の憲法解釈の見直しに賛成。 - 2030年までに稼働する原子力発電所の全廃を目指し、再稼働反対の立場。 - 慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会の会長として、これらの問題に対する強い関心を示す。 - 外国人参政権には慎重な立場をとり、党内に勉強会を設立している。 - 静岡空港やリニア中央新幹線の反対活動に関与していたが、後に姿勢を変えて推進に向けた立場も見せている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済学士として政策立案における経済的視点を持つ。 - 多くの党派を渡り歩く姿勢から、柔軟な政治判断力と幅広い人脈を形成している。 - 政治家としての長い経歴を誇り、様々な政府の役職を経験し、国家安全保障や防衛問題についての知識を持つ。 - 国民からの信任を得て9回の当選を果たしており、地元静岡における地盤は安定しているが、近年は選挙の結果から見ると苦戦を強いられている。