2024年10月衆議院議員ランキング 29回戦
鈴木義弘 vs 青山大人
勝: 青山大人
戦評
議員Aは科学技術やエネルギー政策に強い専門性を持ち、複数の政党を渡り歩いた経歴から柔軟性と調整力があることが伺える。一方、政策信念の一貫性には疑問を持たれる可能性がある。彼の立場はリベラルであり、平和主義や原発廃止を支持しているが、同性婚には反対している点が現代のリベラルな価値観とは対立する可能性がある。 議員Bは消費税問題や核政策、エネルギー政策に明確なスタンスを持ち、特に原発廃止と分散型エネルギー社会への移行を提案している点で、持続可能な社会の構築に積極的である。また、自転車活用推進や若者政策など、若い世代や幅広い政策分野に関心を持ち、議員連盟で活動しているのも強みである。しかし、COVID-19ワクチン接種に関する慎重な立場とそれに関連する批判には注意が必要とされる。 総合的に考えると、議員Bの方が一貫した政策性があり、持続可能な社会を目指す姿勢や若者を意識した政策に重点を置く姿勢が見られるため、次の選挙では議員Bを選ぶことが効果的と判断する。
鈴木 義弘(すずき よしひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年11月10日生) |
所属政党 | 国民民主党 (自由民主党→)(無所属→)(日本維新の会→)(維新の党→)(無所属→)(改革結集の会→)(民進党(細野G)→)(希望の党→)(無所属→)国民民主党 |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1962年11月10日、埼玉県三郷市で生まれる。 - 日本大学第一高等学校を卒業。 - 日本大学理工学部を卒業し、理工学の知識を持つ。 - 大学卒業後の1985年4月より、土屋義彦参議院議員の秘書を務めた。この時期に政治の現場で実務と知識を積む。 - 土屋義彦は後に埼玉県知事に転身。
政治家としてのキャリア
- 1999年、埼玉県議会議員選挙で初当選。三郷市を代表する東11区から立候補して、4期にわたり13年間在職。 - 自由民主党に所属、埼玉県連の青年部長などを務め、党内での信頼を築く。 - 2012年に自民党を離党し、日本維新の会に参加。衆議院議員に初当選。 - 2014年、維新の党結党に参加し、埼玉県総支部幹事長に就任。 - 民進党、希望の党を経て、2020年に国民民主党に入党。現在同党の幹事長代理及び埼玉県連会長として務めている。
政治活動上の実績
- 県議会環境防災農林委員長、文教常任委員長、暮らしの安全・安全対策特別委員長等を歴任。 - 2000年代から連続して衆議院議員総選挙に埼玉14区で出馬し、比例復活で当選を続けている。 - 2015年、改革結集の会初代政調会長として、新党の立ち上げに関与。 - 国会での科学技術・イノベーション推進委員会、経済産業委員会、法務委員会など、複数の委員会で活動。 - 所沢市長選挙では、自党からの候補を推さず、他の党からの候補を支援する決断をして、党内で議論を呼んだ。
政治的スタンス
- 憲法9条の改正や集団的自衛権の行使容認に反対。 - 原発が日本には必要ないとする立場。 - 選択的夫婦別姓には賛成だが、同性婚には反対という姿勢。 - アベノミクスを評価せず、特定秘密保護法は不要と主張。 - 憲法は時代に合ったものにすべきであると新憲法の制定を訴えている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 科学技術や資源エネルギー分野における専門知識を活かし、政策提言に積極的。議会での議論でも定評がある。 - 政党を複数移籍しているため、一貫した政策信念については賛否が分かれる。 - 秘書出身の政治家として、現場での知見があり、人脈を生かした調整力が強みとなる。 - 政策の実現可能性を重視する姿勢が見られる一方、党派を超えた活動も行っており、柔軟な政治手法をとることも特徴的。 - 国民民主党の中で要職に就任しており、リーダーシップや信頼を得ている。
青山 大人(あおやま やまと)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 46歳 (1979年01月24日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(泉G) |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 茨城県土浦市真鍋新町出身。 - 土浦市立土浦第三中学校、茨城県立土浦第一高等学校を卒業。 - 慶應義塾大学経済学部を卒業。 - 大学卒業後、厚生大臣を務めた丹羽雄哉の議員秘書として勤務。
政治家としてのキャリア
- 2006年12月、茨城県議会議員選挙で当選(2007年1月8日就任)。 - 2010年、再選し、茨城県議会議員を務めた。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙に民主党公認で立候補するも落選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙に希望の党公認で立候補し、比例復活で初当選。 - 2018年、民進党と希望の党の合流により国民民主党に参加。 - 2020年、国民民主党と立憲民主党の合流により新・立憲民主党に参加。 - 現在、立憲民主党所属の衆議院議員として活動中。
政治活動上の実績
- 2021年、第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補し、比例復活で再選。 - 議員連盟活動に積極的に関与し、自転車活用推進議員連盟や若者政策推進議員連盟などの幹事を務めている。 - 2022年、茨城県議会議員選挙では対自民候補の応援に回り、自民党現職の落選に寄与。 - 子どもへのCOVID-19ワクチン接種について慎重な立場をとり、治療研究の必要性を訴えた。
政治的スタンス
- 消費増税の先送りを評価し、コロナ禍における消費税減税に賛成。 - 長期的に消費税率を10%よりも高くすることに反対。 - 憲法改正については明確な賛否を示していない。 - 非核三原則を堅持すべきとする。 - 共謀罪法を評価しない。 - 農地や水源地の外国人購入に対する規制強化を推進。 - 東海第二原発廃炉を提案し、分散型エネルギー社会への移行に取組。 - 議員定数削減に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多くの議員連盟に参加し、多岐にわたる政策分野に関与していることで専門性と広範な視野を持つ。 - 立憲民主党における重要な役職を担い、党内でのリーダーシップを発揮。 - 消費税や憲法改正、エネルギー政策など、具体的な政策過程で独自の視点を提案し、国会での発言も注目される。 - ワクチン接種に関する慎重な態度や政策提言は、公共の健康に対する責任感の表れであるが、反ワクチン団体との関与には批判も存在し、この点での透明性も求められる。