2024年10月衆議院議員ランキング 14回戦
金子恵美 vs 田嶋要
勝: 金子恵美
戦評
議員Aは地域に根付いた福祉や復興支援に重きを置き、地元の県での社会的貢献を重視する姿勢が確認できます。特に福島県での復興活動や福祉分野での活動が評価され、地域に密着した政策を展開しています。また、政治生命を通じて一貫したスタンスを保ち、政策に対してしっかりとした理由で対処しています。一方議員Bは、高い学識と国際経験を生かし、エネルギー政策や環境問題に注力していますが、政党内での立場や政策に関する不透明さが指摘されています。特に政治資金に関する報道があり、透明性を求められています。このため、地域に密着し、地元の課題に積極的に取り組んでいる議員Aが選ばれるべきと考えます。
金子 恵美(かねこ えみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年07月07日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(民主党→)(民進党→)(無所属→)立憲民主党(小勝会) |
選挙区 | 福島1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 福島県伊達郡保原町(現伊達市)生まれ。 - 福島県立福島女子高等学校(現福島県立橘高等学校)卒業。 - 法政大学文学部英文学科卒業。 - カリフォルニア州立大学フレズノ校大学院社会福祉学修士課程修了。 - 福島大学大学院教育学研究科修士課程修了。 - 村田女子商業高等学校教諭を務める。 - カリフォルニア州フレズノ郡政府社会福祉部インターンソーシャルワーカーとして働く。 - アメリカ合衆国のNPO視覚障害者自立生活支援センター「フレンドシップセンター」で勤務。 - 福島介護福祉専門学校にて講師を歴任。
政治家としてのキャリア
- 2000年、保原町議会議員選挙に初当選。 - 2004年、保原町議に再選。 - 保原町が合併して伊達市が発足し、2006年に伊達市議会議員として当選。 - 2007年、第21回参議院議員通常選挙で福島県選挙区から出馬しトップ当選。 - 2012年、第3次野田改造内閣で内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に任命される。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で比例東北ブロックから立候補し復活当選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で無所属で出馬し当選。 - 2018年、民進党から離党し無所属として活動。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で福島1区から立憲民主党として出馬し3選。
政治活動上の実績
- 2007年、民主党の福島県選挙区から参議院議員に初当選。 - 2011年、東日本大震災復興対策本部福島現地対策本部長に就任。 - 2012年、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官に就任。 - 2013年、第23回参議院議員通常選挙で民主党公認で出馬するも落選。 - 2014年、衆議院議員に復帰。 - 2017年、無所属で出馬し福島1区で当選。 - 2021年、福島1区で再選。 - 福島県内での復興対策を推進し、地元地域社会への貢献を重視。
政治的スタンス
- 憲法改正にはどちらかといえば反対の立場。 - 憲法9条の改正と自衛隊の明記に反対。 - 安全保障関連法の成立を評価しない。 - 細部にわたる原子力発電反対。 - 同性婚の法改正に賛成。 - クオータ制の導入に賛成。 - LGBTI理解増進法案を支持。 - アベノミクス、安倍内閣の一連のスキャンダルへの対応を評価しない姿勢。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 福祉問題に積極的に取り組んできた背景から、社会的弱者への関心が深い。 - 保原町初の女性町議として福祉や女性の権利拡大に寄与しようとした初期の実績。 - 家族の介護経験から福祉の現場に精通しており、政策にその知識が反映されている。 - 政治的に対立していた党が複雑な変遷を辿る中で、自己の政治スタンスを一貫し政治的決断を遂行してきた。 - 反対意見の多かった政策(例:希望の党への申請辞退)に対してしっかりとした理由を持って対処する姿勢。
田嶋 要(たじま かなめ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 63歳 (1961年09月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党(前原G)→)(無所属→)立憲民主党(菅G・小勝会) |
選挙区 | 千葉1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県名古屋市で生まれる。 - 愛知県立旭丘高等学校を卒業。 - 東京大学法学部に進学し卒業。 - 在学中は陸上ホッケー部に所属し活動。 - 卒業後、NTTに入社。 - アメリカ合衆国ペンシルベニア大学ウォートン・スクールに留学し、MBAを取得。 - 大前研一主宰の一新塾に第11期塾生として参加。
政治家としてのキャリア
- 2003年、第43回衆議院議員総選挙で民主党公認で立候補し当選、衆議院議員に初当選。 - 菅直人内閣で経済産業大臣政務官を務める(2010 - 2011年)。 - 民主党千葉県連代表や民進党選挙対策委員長代理を歴任。 - 立憲民主党のネクスト経済産業大臣に就任(2022年 - 現職)。 - 様々な選挙区での出馬と、比例復活も含めた当選を通じて長らく国会議員を務め、現在は7期目。
政治活動上の実績
- 2003年、第43回衆議院議員総選挙で初当選。自民党前職の臼井日出男を破る。 - 中央政府の原子力災害現地対策本部長として、福島第一原発事故後の対応(2011年6月 - 9月)にあたる。 - 立憲民主党エネルギー調査会会長代行として、エネルギー政策の構築に貢献(2019年)。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙では、自民党の門山宏哲に敗れるも比例復活。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で門山を再び破り、7選を果たす。
政治的スタンス
- 憲法改正に関しては一貫した立場を取っておらず、アンケートでの回答に変動あり。重要課題とはしていない。 - 集団的自衛権の行使に対しては、過去のアンケートで反対の立場を取るなど慎重。 - 選択的夫婦別姓や同性婚について賛成の意向を持つ。 - 再生可能エネルギーの導入拡大や原発稼働ゼロを将来的目標とするなど、環境政策に注力。 - アベノミクスには否定的。 - 特定秘密保護法案や集団的自衛権行使容認の閣議決定に反対の立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東大法学部卒、ペンシルベニア大学でのMBA取得を通じ、学識や国際経験も持ち合わせる。 - 長期にわたって複数政党の基幹メンバーとして活躍し、多様な政治経験を持つ。 - 様々な党派の立場を経てもブレない政策観を一定持ち続けている。 - 一新塾出身など、改革的で現実的な視点を持つ政治家。 - 政治資金に関する報道があるため、透明性に留意する必要がある。