2024年10月衆議院議員ランキング 17回戦
金城泰邦 vs 畦元将吾
勝: 金城泰邦
戦評
議員Aは、沖縄を中心に地方政治から国政へと段階的にキャリアを積み上げてきており、地域社会との連携も深い。一方で議員Bは医療分野での専門知識と実業家経験を強みに、国政での役割を果たしている。政治的スタンスは、議員Aが社会的多様性の尊重に重きを置く一方で、議員Bは経済成長と防衛政策を重視する傾向が見られる。議員Bの多回に渡る落選経験が問題とされるが、このことは彼が逆境を乗り越える力を持っているとも解釈できる。ただし、国会議員としての安定した基盤を考慮すると、選挙での成功実績と地域に根ざした活動経験が豊富な議員Aが、次の選挙で選出されるべきと考える。
金城 泰邦(きんじょう やすくに)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 55歳 (1969年07月16日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)九州 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1969年、沖縄県那覇市に生まれ、浦添市で育つ。 - 1995年、沖縄国際大学法学部法学科を卒業。 - 同年、金秀建設株式会社に入社。ここで初めて建設業界でのキャリアをスタート。 - 2001年から白保台一衆議院議員の公設秘書を務める。この経験が政治家への道筋を形作ることになる。 - 2005年、金秀建設株式会社に再入社し、ビジネスマンとしての経験を重ねる。
政治家としてのキャリア
- 2009年、浦添市議会議員選挙に公明党公認で立候補し初当選。2013年に再選し、計2期を務める。 - 2016年、沖縄県議会議員選挙(浦添市選挙区)に公明党公認で立候補し当選、1期務める。 - 2020年、公明党の方針により同年の県議会議員選挙への立候補を断念。 - 2021年、公明党から衆議院議員総選挙の比例九州ブロック単独候補として公認。10月の第49回衆議院議員総選挙で初当選を果たす。 - 現在、公明党の衆議院議員として活動中。
政治活動上の実績
- 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックから初当選。沖縄を地盤に持つ国会議員としては16年ぶりの議席獲得。 - 2016年、沖縄県議会議員選挙に当選。地方政治において浦添市の代表として活動。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度に「賛成」の立場を示す。 - 同性婚を法律に明記することについて「やや賛成」とし、社会的多様性の尊重を推進する姿勢を持つ。 - 日本の防衛力強化に対して「どちらともいえない」とし、中立的なスタンスを表明。 - アメリカとの同盟関係強化について「やや賛成」とし、外交政策においては慎重に改善を目指す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 地元沖縄県を大切にする姿勢が見られ、公明党の一員としてバランスの取れた視点を持つ。 - 政治活動において長年の経験を積む中で、多様な分野での政策形成に関与している。 - 公明党組織委員会での様々な役職を経験し、組織運営能力が培われている。 - 弱者を含む多様な意見を尊重し、包括的な社会づくりに取り組む意欲が感じられる。
畦元 将吾(あぜもと しょうご)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 66歳 (1958年04月30日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | (比)中国 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 広島市出身。安田学園安田小学校、あきる野市立秋多中学校、山陽学園山陽高等学校を卒業後、1980年3月に国際医学総合技術学院(現:岐阜医療科学大学)診療放射線技師科を卒業。 - 社会保険広島市民病院(現:広島市民病院)放射線科に就職。 - 1985年に横河メディカルシステム株式会社(現:GEヘルスケア・ジャパン株式会社)に入社。 - 1999年には有限会社オフィス・アゼモト(現:株式会社AZE)を設立し、代表取締役社長に就任。 - 2014年には日本診療放射線技師会理事、日本診療放射線技師連盟副理事長を務める。 - 東邦大学医学部客員講師も務めた。
政治家としてのキャリア
- 2013年の第23回参議院議員通常選挙に自民党公認で比例区から立候補するも落選。 - 2016年の第24回参議院議員通常選挙でも再度比例区から立候補し落選。 - 2017年の第48回衆議院議員総選挙に比例中国ブロックから自由民主党比例名簿21位で立候補したが次点で落選。 - 2019年7月、比例中国ブロックで繰り上げ当選し初の衆議院議員となる。 - 2021年の第49回衆議院議員総選挙に比例中国ブロックから単独20位で立候補し、再選を果たす。 - 2022年から2023年にかけて厚生労働大臣政務官を務めた。
政治活動上の実績
- 2019年7月、衆議院議員に繰り上げ当選し、以後、議員活動及び自民党副幹事長としての活動を行う。 - 2022年から2023年に厚生労働大臣政務官を務め、医療及び福祉政策に関与した。特に厚労省での経験は、公衆衛生や医療制度に関する知見を深める役割を果たした。 - サービスの詳細や具体的な諸政策についての記載はないが、比例区における選挙活動を通じて地域の課題解決に寄与。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価し、経済政策において成長戦略を支持。 - 安全保障関連法案の成立を肯定的に捉えている。 - 教育の無償化に対して「どちらかといえば」賛成の立場を取る。 - 憲法改正に賛成し、特に戦争放棄、自衛隊、憲法改正手続、衆議院解散についての改正を支持。 - 消費税0%を含む財政政策づくりへの言及がある。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 元々、医療分野の専門家として活動していたことから、医療政策に対する知識と経験を保有。 - 実業家としてのキャリアがあり、ビジネスの視点から政策を実行する可能性がある。 - 政策に対して明確なスタンスを示しており、特に経済政策における成長志向は具体的な施策として期待される。 - しかし、これまでの選挙活動において複数回の落選経験があり、安定した選挙基盤の構築が課題。