2024年10月衆議院議員ランキング 23回戦
近藤和也 vs 今枝宗一郎
勝: 近藤和也
戦評
議員Aは、憲法9条改正や緊急事態条項設立に反対し、ジェンダー平等を重視するなど、リベラルな政策スタンスを持っています。さらに、地域に根ざした活動を長年続け、批判的な政治姿勢を示しています。対して議員Bは、最年少で議員に就任し、医療問題に深く関与しつつも、安全保障関連法や原発再稼働支援など保守的な政策を支持します。しかしながら、一部の重要な社会問題について曖昧な立場を示すこともあり、説明責任に対する姿勢が課題とされています。選択の理由としては、多様性を重視し、地域社会と深く結びついて活動しているA議員のほうが国民の多様なニーズに応えられる可能性が高いと考えます。
近藤 和也(こんどう かずや)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 51歳 (1973年12月12日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(国民民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | (比)北陸信越 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 石川県鹿島郡鹿島町(現・中能登町)出身。 - 父親はタクシー運転手で、母親は保育士でした。 - 鹿島町立滝尾小学校、鹿島町立鹿島中学校を卒業。 - 1992年3月、石川県立七尾高等学校卒業。 - 代々木ゼミナール京都校で寮生活を送りました。 - 1993年、京都大学経済学部入学。 - 大学4年の1996年、瓦力の選挙を手伝い、その選挙活動を通じて知り合った女性と結婚。 - 1997年、京都大学を卒業し、野村證券に就職。
政治家としてのキャリア
- 2006年、民主党の参院選候補者公募に合格。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙に石川3区から民主党公認で初出馬し、初当選。 - 2013年、一川保夫の辞任後、民主党石川県連の代表に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙に希望の党公認で立候補、比例復活で2期目の当選。 - 2020年、新「立憲民主党」石川県連の代表に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補、3選を果たす。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙にて初当選し、石川3区で自民党独占を初めて崩す。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で自民党の北村茂男に敗北し、落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙でも落選、比例復活も叶わず。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党公認で立候補し、小選挙区で敗北するが比例復活に成功し2期目当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で小選挙区で敗れるも比例復活で3選を果たす。
政治的スタンス
- 憲法9条の改正について反対。 - 緊急事態条項の憲法への設立に反対。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 同性婚を可能とする法改正も賛成。 - 原子力発電からの依存度を下げることを支持。 - 森友学園や加計学園問題に関する政府の対応を批判。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 選挙活動を通じて一貫して地域に根ざした活動を行っている。 - 複数の政党を渡り歩くキャリアがあるが、最終的には立憲民主党の一員として地域代表に。 - 合流新党への参加を模索した際に、周囲の意見に耳を傾ける姿勢を見せた。 - ジェンダー平等に関する政策に前向きで、多様性を尊重する姿勢を示している。 - 石川県という伝統的に自民党支持が強い地域で、政界の風向きを乗り越えて活動を続けている。
今枝 宗一郎(いまえだ そういちろう)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 41歳 (1984年02月18日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 愛知14 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県で生まれ、幼少期はサラリーマンの父親の影響で転勤が多かった。 - 小学生時代に慢性肝炎により3年間入退院を繰り返し、その際に経験した医療崩壊がきっかけとなり、医療に関心を持つ。 - 東海中学校・高等学校を卒業。在学中、高校生向けに学費が払えない生徒の為に3000万円を募金で集めた。 - 名古屋大学医学部に入学し、医療政策を目指して学ぶ。在学中に内戦国訪問やNPO設立、また松下政経塾の勉強会に参加。 - 2008年、名古屋大学医学部を卒業し、医師免許を取得。JR東京総合病院にて研修医として勤務。 - 2009年、東京大学医療政策人材養成講座を修了し、医師としてのキャリアを積む。 - 2010年、新宿区内の病院で在宅医をしながら、一新塾を卒塾。
政治家としてのキャリア
- 2011年、自民党愛知県第14選挙区支部長に就任。同年に東日本大震災の医療ボランティアを愛知県医師会第一号として行う。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で初当選。最年少衆議院議員となる。 - 医療社会保障を専門に、自民党の複数の政策分野で役職を歴任。 - 2014年、再選後、自民党の組織運動本部の国土建設委員長や、その他多くの特別委員会の役職を歴任。 - 2017年、財務大臣政務官に就任し、史上最年少での就任となる。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙にて4選を果たす。 - 2023年、文部科学副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙で最年少で初当選を果たし、その後自民党の多くの政策分野に関わる。 - 2017年、財務大臣政務官に33歳で就任し、自らの専門領域以外にも積極的に関与。 - 2023年、文部科学副大臣に就任し、教育政策の分野でも影響力を発揮。 - ドローン産業推進に関与し、ドローン推進議員連盟の座長として政策提言を行う。 - 新型コロナ対策医療系議員団の幹事長を務め、ワクチン議員連盟の事務局責任者として活動。 - 政界での多岐にわたる活動から、複数の議員連盟に所属している。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成の立場。 - 9条改憲と自衛隊明記に賛成し、緊急事態条項の設置にも賛同。 - 安全保障関連法やアベノミクスについて、評価する立場。 - 選択的夫婦別姓制度や同性婚への法改正について曖昧な立場を示している。 - 北朝鮮への圧力の優先を支持する一方、外交問題への具体的な回答はしないことがある。 - 原子力発電所の再稼働支持、ドローンや空飛ぶ車の推進にも積極的。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 最年少国会議員としての経験を持ち、多くの異なる政策分野で活躍。 - 国内外における医療の知識と経験を政策立案に活かしている。 - 学生時代から多くのリーダーシップを発揮し、社会問題に取り組んできた。 - 医療政策だけでなく、次世代の技術推進にも熱心に取り組んでおり、多様な視点を持つ。 - 政治的には保守的立場を持ちながら、多くのテーマで柔軟な対応を示すことがある。 - 政策への関与や責任を果たす中、意見を明確にしない場面もあり、選挙区民を含む国民への説明責任が課題となる。