2024年10月衆議院議員ランキング 24回戦
辻清人 vs 早稲田ゆき
勝: 辻清人
戦評
議員Aと議員Bの双方は、それぞれに異なる強みと立場を持っています。しかし、国際的な視点とこれまでのキャリアの多様性、特に防衛や外交に対する影響力において、議員Aは国際政治の実務経験を持ち、外務副大臣として活動した実績があります。 議員Aの経歴には、戦略国際問題研究所やリクルートホールディングスでの国際的なビジネス経験があります。また、英語のみならずフランス語やドイツ語にも堪能であり、国際問題への幅広い視野を持っています。これは、国際社会での日本の地位を高め、外交上の課題に対処するための強みと言えます。 一方、議員Bは地方議会から国政までの経験を持ち、市民生活に密接した問題に関しての活動が豊富です。ジェンダー問題や平和憲法における平和主義の維持に強い信念を持ち、多様性と共生に力を入れた政策は重要です。しかし、緊急事態条項や防衛問題に関する議論では、議員Aの方が具体的な策を示しており、今後の安全保障環境を考える上で必要とされる視点を提供しています。 総じて、国際的な関係性の強化と国益を考慮した視野の広い外交政策を重視するのであれば、議員Aが次の選挙で選ばれるべきと考えます。
辻 清人(つじ きよと)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年09月07日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 東京2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1979年9月7日、東京都台東区で生まれる。 - 4歳でカナダ・バンクーバーに移住し、17歳まで過ごす。父が日系カナダ人であるため、出生名のアンドリューを使用していた。 - 両親が離婚し、母子家庭で育つ。母親は日本人で、その姓が現在の苗字。 - 京都大学経済学部を卒業(学士号取得)。 - コロンビア大学国際公共政策大学院を修了。 - 戦略国際問題研究所(CSIS)で研究員として勤務。外交政策や経済政策の研究活動に従事。 - リクルートホールディングスに勤務。 - 英語(英検1級、TOEIC満点)、フランス語、ドイツ語に堪能。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙で東京2区から出馬し、初当選。 - 2014年、再選を果たす。 - 2017年、再度当選し3選。 - 2018年、外務大臣政務官に就任。 - 2021年の第49回衆議院議員総選挙で4選を果たす。 - 2023年9月、外務副大臣に任命される。
政治活動上の実績
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙にて初当選(東京2区)。 - 2014年、東京2区で再選(103,954票を獲得)。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2018年10月、外務大臣政務官に任命される。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で4選。 - 評価される一方で、安倍内閣の森友・加計学園問題への対応をどちらかと言えば評価するとしている点で批判もある。
政治的スタンス
- 憲法9条の改正に賛成。 - 緊急事態条項の創設を支持。 - アベノミクス、安全保障関連法、及び安倍内閣の北朝鮮問題対応を評価。 - 非核三原則の堅持を主張しつつも「持ち込ませず」の部分に関しては議論の余地があると考える。 - 日本の防衛力強化を支持し、必要時の先制攻撃も容認。 - 北朝鮮には対話より圧力を優先すべきと主張。 - 選択的夫婦別姓制度導入、待機児童解消、中小企業育成を支援。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多国語に堪能(英語、フランス語、ドイツ語)であり、国際的視野を持つ。 - 戦略国際問題研究所での勤務経験、そして外務副大臣としての役職経験から国際問題への見識が豊富。 - 母子家庭で育ち、異文化背景を持つ(カナダに17歳まで在住)ため、多文化理解や社会問題への共感力が高い。 - 政策においては、防衛や安全保障に強い関心を持っており、特に日本の防衛力強化に尽力。 - 一方で、特定の問題(森友・加計学園問題など)に関する対応については評価が分かれている。
早稲田 ゆき(わせだ ゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 66歳 (1958年12月06日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(菅G) |
選挙区 | 神奈川4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都渋谷区生まれ。 - 旧姓は四谷。 - 白百合学園小学校、白百合学園中学校・高等学校を卒業。 - 早稲田大学法学部を卒業し、法学士の称号を取得。 - 大学卒業後、日本輸出入銀行に入行し、1981年から働く。 - 1982年に大学時代の同級生と結婚し、銀行を退職。 - 子育て中は家庭教師を行う。 - 2003年には地元ミニコミ誌の記者を務める。
政治家としてのキャリア
- 2005年、民主党参議院議員大石尚子の推薦を受け、鎌倉市議会議員に出馬し当選。総務常任委員長や決算等審査特別委員長を歴任。 - 2011年には、鎌倉市議を辞職し神奈川県議会議員選挙に民主党公認で出馬、当選。再選を果たし、2017年まで務めた。 - 2017年9月、神奈川県議を辞職し衆議院選挙に立候補。同年10月、立憲民主党から立候補し初当選。 - 2021年、再び立憲民主党から出馬し再選。
政治活動上の実績
- 2017年、憲法改正に反対し、特に憲法9条改正や緊急事態条項の設置にも反対。 - 子ども・子育てPTやUR住宅居住者支援の議員連盟で事務局長を務める。(2018年) - 2020年、障がい・難病PT事務局長に就任。 - 2021年、選挙で再選され、第201,202,203回国会の三ツ星議員を受賞。
政治的スタンス
- 憲法改正に反対、自衛隊の憲法への明記に反対。 - 安全保障関連法は評価せず、北朝鮮への圧力より対話を重視。 - 普天間基地の辺野古移設に反対。 - 日韓関係改善には現在の外交方針を支持する姿勢を示す。 - ジェンダー問題では選択的夫婦別姓制度や同性婚に賛成。 - アベノミクスや安倍内閣の学園問題への対応を評価しない。 - 原子力発電所の必要性を否定し、カジノ解禁に反対、女性宮家の創設に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 神奈川県の地方議会から国政議会まで幅広い政治経験を持ち、多様な政治課題に取り組む。 - 憲法、ジェンダー、多文化共生、環境問題など幅広い政策に対して明確な立場を表明。 - 市民生活に密接な問題に対して積極的に活動し、議員連盟での活動も多岐にわたる。 - 家族や地域社会、特に子育てや教育に関しても理解を持ち、支援活動を行っている。 - 日本カトリック教会の信者としての価値観があり、倫理的な観点からも政策に取り組んでいる。