2024年10月衆議院議員ランキング 4回戦
足立康史 vs 鬼木誠
勝: 鬼木誠
戦評
議員Aと議員Bの比較を基に、次の選挙でどちらを選ぶべきか判断します。 議員Aは国際的な業務経験や経済政策に強い基盤を持ち、特に国際問題や経済に対する深い理解が見られます。しかし、発言の過激さや党内での対立、懲罰動議が多いことなど、その政治スタイルが物議を醸すことがしばしばあり、リーダーシップや協調性に疑問が残ります。 議員Bは地方議会での経験を経て国政に進出しており、具体的な政策立法(例:「愛玩動物看護師法案」)を進めた実績があります。一方で旧統一教会との関係や過去の選挙活動における問題が指摘されており、政治的判断力に問題があるとの批判がありますが、防衛副大臣や内閣府副大臣としての経験を活かし、防衛分野でも一定の実績を持っています。 どちらの議員にも問題点があるものの、議員Aの国際的視点と実務経験は重要であるものの、発言や党内での立ち位置が問題視されることが多いです。一方、議員Bは政策面での一定の実績があり、大規模な問題が発生していないなど比較的安定した実績があります。 総合的に考慮すると、議員Bはより政策的実行能力と安定感を持っており、国民の代表として信頼性があると見做されます。したがって、次の選挙では議員Bが選ばれるべきです。
足立 康史(あだち やすし)
議員データ
![画像](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/63/Yasushi_Adachi_20210915teigen1.jpg/200px-Yasushi_Adachi_20210915teigen1.jpg)
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年10月14日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (みんなの党→)(旧日本維新の会→)(維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会/大阪維新の会 |
選挙区 | 大阪9 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 大阪府泉大津市で生まれ、茨木市で育つ。 - 茨木市立中津小学校、茨木市立東中学校、大阪府立茨木高等学校を卒業。 - 1988年に京都大学工学部を卒業。 - 1990年、京都大学大学院工学研究科修士課程を修了。 - 同年、通商産業省(現経済産業省)に入省。 - アメリカ合衆国コロンビア大学国際公共政策大学院で修士課程を修了し、公共政策修士を取得。 - 大臣官房参事官などを務め、経済産業省内を歴任。 - 日本貿易振興機構ベルギー・ブリュッセルセンター所長を務める等、国際業務も経験。 - 東日本大震災を機に2011年3月に経済産業省を退官。
政治家としてのキャリア
- 2011年に政界に進出し、みんなの党大阪府第9選挙区支部長を務める。 - みんなの党を離党し、日本維新の会の結党に参加。 - 2012年の第46回衆議院議員総選挙にて大阪9区から立候補し初当選。 - 以後、2014年、2017年、2021年の選挙で再選され、現在4期目の衆議院議員。 - 党内では日本維新の会国会議員団政務調査会長などを歴任。 - 週刊誌やオンラインメディアで掲載される発言や態度がしばしば議論の対象となる。
政治活動上の実績
- 2017年、公開討論会で比例復活なしと宣言しながら翌日撤回(2017年)。 - 2018年、加計学園問題に関する発言により党役職から解任(2018年)。 - 2021年の選挙では大阪9区で圧勝し、得票率を5割以上に伸ばして4選された。 - 2022年、維新の党代表選に立候補するも敗北、その後政調会長を退任(2022年)。 - 2024年、党の公選活動に対する意見で党内対立を生じ、党員資格停止6か月の処分を受ける(2024年)。
政治的スタンス
- 憲法改正に対し、賛成の立場を取る。 - 集団的自衛権の行使や安全保障関連法の成立を支持。 - 原子力発電所の必要性を認識しつつ、安全支援を重視。 - 保守的な価値観を持ちながらも、選択的夫婦別姓や同性婚の法改正について進展的な姿勢を示す。 - メディアに対して批判的な発言も多く、関与の見直しや廃業を促すことがある。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政経両分野での学歴と経験を有し、特に国際的な問題や経済政策に強い基盤を持つ。 - 発言の過激さや他党への批判が、批判を超えた侮辱発言として問題視されることも多い。 - 懲罰動議が複数回提出されるなど、政治活動において物議を醸すことがしばしばある。 - 党内の規律問題や内紛に関与し、リーダーシップが問われる事例がある。 - 脱線発言や法令遵守問題への姿勢は評価が分かれ、批判の的となることがあるが、一方で現実的政策実行を意識して行動している面もある。
鬼木 誠(おにき まこと)
議員データ
![画像](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5f/20211006oniki_makoto.jpg/200px-20211006oniki_makoto.jpg)
衆議院議員 | |
年齢 | 52歳 (1972年10月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属→)自由民主党(森山派→無派閥) |
選挙区 | 福岡2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1972年10月16日、日本の福岡県福岡市に生まれる。 - 福岡市立田島小学校、福岡市立当仁中学校、ラ・サール高等学校を卒業。 - 九州大学法学部法律学科を卒業。 - 卒業後、西日本銀行(現西日本シティ銀行)に入行し、2002年に退職。
政治家としてのキャリア
- 2003年に福岡県議会議員選挙に無所属で立候補し、初当選。 - 2007年、2011年の県議選でも再選し、在職中に自由民主党に入党。 - 3期目の任期途中に県議を辞職し、第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡2区から出馬し、初当選。 - その後、2014年、2017年、2021年の総選挙で再選を果たす。 - 2015年には文化芸術懇話会への参加や環境大臣政務官に任命され、政務活動に従事。 - 2019年には「愛玩動物看護師法案」を議員立法により提出し、成立に尽力。 - 2021年、防衛副大臣兼内閣府副大臣に就任。 - 2023年12月、再度防衛副大臣兼内閣府副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2015年、文化芸術懇話会に参加し、集会での百田尚樹の発言を評価 - 2015年に環境大臣政務官としてPM2.5対策の取りまとめ役を果たす。 - 2019年、動物看護師の国家資格化に尽力し、「愛玩動物看護師法案」を成立させる。 - 防衛副大臣就任に伴い、2022年にはソロモン諸島を訪問し、ガダルカナル戦の慰霊式に出席。 - 2021年の「鬼滅の刃」似ポスター騒動や2024年の南極の氷配布事件では批判を受け、謝罪や撤去、再発防止を表明。
政治的スタンス
- 憲法改正については賛成派であり、特に9条改正で自衛隊の明記を主張。 - 緊急事態条項の導入にも賛成。 - 安全保障においては普天間基地の辺野古移設を支持し、安全保障関連法の成立を評価。 - 北朝鮮に関しては圧力の優先を支持。 - ジェンダー政策では、選択的夫婦別姓の導入に反対し、同性婚法改正にも否定的。クオータ制導入についても反対の態度を示す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 様々な議員連盟に所属し、国民の幅広いニーズに対応する姿勢を示す。 - 旧統一教会との関係が指摘されており、関係団体への会費支出が公表されたことが懸念材料。 - 選挙ポスター問題、南極の氷配布事件など選挙活動に関する問題での判断力についての批判が過去にある。 - 政策決定における他者の影響を受けやすい姿勢も指摘されている。