2024年10月衆議院議員ランキング 4回戦
赤木正幸 vs 中根一幸
勝: 赤木正幸
戦評
議員Aは、不動産やエネルギー分野での実業家としての豊富な経験を持ち、公共政策への理解力もあるとされますが、公職選挙法違反と政治資金の報告遅延という不祥事があります。これに対し、議員Bは多様な教育背景や内外での外交経験、指導的立場を多く歴任しているものの、暴力行為や政治資金の不適切管理、統一教会との関係など、多数の不祥事が指摘されています。両者ともに信頼性に問題がありますが、議員Aの不祥事は選挙運動に関するものであり、今後の改善の可能性を考慮すると、Bよりも影響が限定的だと考えられます。また、議員Bの統一教会との関係は、政治において更に深刻な影響を及ぼす可能性があります。したがって、総合的に考えると、議員Aの方が選ばれるべきと判断しました。
赤木 正幸(あかぎ まさゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 49歳 (1975年02月22日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (みんなの党→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 岡山県倉敷市出身で、岡山県立岡山大安寺高等学校を卒業。 - 2001年に早稲田大学法学部を卒業し、2005年には同大学院政治学研究科を修了。 - ニューヨーク大学とコロンビア大学での客員研究プログラムを修了。 - 地方自治研究所や人事院事務総局専門調査員を経験。 - MIDリートマネジメントや森ビル・インベストメントマネジメント等で不動産ファンドの業務。 - 太陽光発電事業にも関わり、太陽光パネルメーカーCFOやエムソーラーアセットマネジメント株式会社の代表取締役を歴任。 - 2016年にリマールエステート株式会社を創業し、不動産テック協会を創設。 - 資産運用会社の社長としても活動。
政治家としてのキャリア
- 2012年にみんなの党公認で岡山1区から初めて衆議院議員総選挙に立候補するも落選。 - 2020年10月、日本維新の会の兵庫12区支部長に就任。 - 2021年9月、選挙区を兵庫4区に変更し、第49回衆議院議員総選挙で比例近畿ブロックで初当選。 - 国土交通委員会の理事として活動。 - 現在、所属政党は日本維新の会。
政治活動上の実績
- 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例近畿ブロックで初当選。 - 2021年10月、選挙運動での買収疑惑に関連し、運動員が公職選挙法違反で逮捕される。 - 2020年分の政治資金収支報告書を提出締め切りから半年経過後まで提出していなかったことが発覚。
政治的スタンス
- 日本維新の会に所属しており、同党の政策方針に沿った政治活動を行っている。 - 太陽光発電事業に関与していた経験から、再生可能エネルギーの普及に関心がある可能性があります。 - 不動産テック事業を創業した経歴から、不動産分野の革新にも注力していると考えられます。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 実業家としての豊富な経歴を持ち、企業経営や不動産、エネルギー分野での専門性を持つ。 - 不祥事として、公職選挙法違反や政治資金の報告遅延が指摘されており、公職に必要とされる誠実性や透明性に課題があるとの懸念がある。 - 地方自治の研究経験から、公共政策への理解力を持っているとされる。
中根 一幸(なかね かずゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 55歳 (1969年07月11日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 埼玉県鴻巣市に生まれる。 - 日本体育大学体育学部健康学科を卒業。 - 専修大学大学院法学研究科公法学を修了。 - 議員秘書としての経験を積む。
政治家としてのキャリア
- 1995年から1999年まで鴻巣市議会議員を務める。 - 2001年に鴻巣市長選挙に立候補するも落選。 - 2005年に第44回衆議院議員総選挙に自民党公認で出馬し比例北関東ブロックで初当選。 - 2009年に第45回衆議院議員総選挙で落選。 - 2012年に第46回衆議院議員総選挙で埼玉6区の小選挙区で初当選。 - 2014年から自民党内閣部会長、自民党国土交通部会長、自由民主党総務部会長、外務大臣政務官、外務副大臣、内閣府副大臣などの役職を歴任。 - 2021年には衆議院国土交通委員長に就任。 - 2023年に原子力問題調査特別委員長を務める。
政治活動上の実績
- 2012年、埼玉6区での小選挙区初当選を果たす。 - 外務副大臣在任中、日本政府の脱炭素化戦略を推進し、OSCE外相理事会で北朝鮮に対する国際連携の重要性を訴える。 - 内閣府副大臣時、G7男女共同参画担当大臣会合に参加し、女性活躍を推進。 - 暴力行為事件に巻き込まれる。2006年に池袋飲食店での暴力事件で起訴猶予処分。 - 不適切な報酬受取りの疑惑(2012年)。 - 2015年、公設秘書が過去に逮捕歴のある人物で問題が発覚。 - 2024年、安倍派の裏金問題で党役職停止処分を受ける。 - 2021年、統一教会系の行事にメッセージを送ったことが発覚。
政治的スタンス
- 憲法9条改正と集団的自衛権の行使に賛成。 - アベノミクスを評価。 - 原発の必要性を支持。 - 特定秘密保護法を支持。 - 村山談話・河野談話の見直しを求める。 - 選択的夫婦別姓制度に対しては反対の姿勢。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 法学と体育学に基づく多様な教育背景を持つ。 - 国内外での外交経験が豊富。 - 数回の不祥事(暴力行為や政治資金の不適切管理)により、信頼性が問われる一面も持つ。 - 自由民主党内で部会長や副大臣を歴任するなど、指導的立場を多く経験。 - 政治活動において、一貫した保守的立場を取るが、統一教会との関係は物議を醸す。