2024年10月衆議院議員ランキング 2回戦
西野太亮 vs 神谷裕
勝: 西野太亮
戦評
議員Aと議員Bの比較を行った結果、議員Aが次の選挙で選ばれるべきであると判断しました。議員Aは財務省での長年の経験により経済政策に強みを持ち、また国際的な学歴と経歴によって多様な視点を持ち、地元である熊本の政治基盤の強化に成功しています。これに対して、議員Bは革新派として市民権利やジェンダー平等の推進を重視していますが、支持基盤に対する透明性の課題や、比例復活による選出が続いているため直接選挙での地元支持基盤がやや弱いとされます。議員Aの政策的実行力と安定した地元基盤は次の選挙における強みといえるでしょう。
西野 太亮(にしの だいすけ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 46歳 (1978年09月22日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属→)自由民主党(無派閥) |
選挙区 | 熊本2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 熊本県飽託郡飽田町(現:熊本市南区)出身。 - 熊本県立熊本高等学校を卒業。 - 一浪後、東京大学文科一類に入学し、法学部を卒業。 - 東京大学在学中は水泳部に所属。 - 2003年に財務省に入省し理財局財政投融資総括課で財政投融資計画の策定に携わる。 - 米国コロンビア大学公共政策大学院を修了。 - 財務省において大臣官房総合政策課、関税局関税課、大臣官房秘書課及び文書課で課長補佐を務める。 - 2014年に主計局国土交通係主査として住宅局や都市局、下水道部等の予算を担当。 - 2015年に大臣官房付兼内閣官房IT総合戦略室に所属。 - 2016年に財務省を退職し、次期衆院選に向けて準備を開始。
政治家としてのキャリア
- 2017年、第48回衆議院議員総選挙に無所属で立候補するも、2万票差で落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙において無所属で立候補し、5万票の大差で初当選。 - 2021年12月、自由民主党熊本県連に入党届を提出し、正式に党員となる。 - 党本部及び県連を経て自由民主党会派に入会。
政治活動上の実績
- 2017年、第48回衆議院議員総選挙で無所属で立候補し、6万2575票を獲得するも落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で11万310票を得票し、初当選。 - 初当選により、熊本2区を二十数年維持した野田毅氏から地盤を奪取。 - 初当選に際して、元首相や地域の有力政治家からの指示を取り付けた。
政治的スタンス
- 自由民主党に所属し、特定派閥に所属していない無派閥議員。 - 保守的な政策を支持し、地域の発展を重視。 - 地元密着型の活動を行い、熊本の政治的基盤の強化に注力。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 財務省出身であり、経済政策に強い人物として評価されている。 - 国際的な学歴と経験を持ち合わせる点で、多様な視点を持ち合わせている。 - 自由民主党への入党プロセスを経て、政治家としての基盤を確立。 - 財務省での多様な予算管理経験を持つことから、政策的な実行力が期待される。
神谷 裕(かみや ひろし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 56歳 (1968年08月10日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(菅グループ・近藤グループ) |
選挙区 | (比)北海道 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都豊島区に生まれる。 - 千葉県立千葉西高等学校を卒業。 - 帝京大学文学部国際文化学科を卒業。 - 衆議院議員の小平忠正の公設第一秘書を務める。 - 参議院議員の徳永エリの公設第一秘書を務める。 - 日本かつお・まぐろ漁業協同組合の従業員として勤務。
政治家としてのキャリア
- 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙に民主党公認で北海道10区から出馬するも落選。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で北海道10区から出馬し、比例復活で初当選。 - 2020年9月、立憲民主党と国民民主党の合流により新「立憲民主党」に参加。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で比例復活により再選。 - 2024年9月、立憲民主党代表選挙で枝野幸男の推薦人として参加。
政治活動上の実績
- 2017年、第48回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で出馬し、比例復活で初当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例復活により再選。 - 立憲民主党の政策推進に貢献、水産業・漁村振興議員連盟の事務局長を務め、漁業関連法案への議論を推進。
政治的スタンス
- 憲法改正について「どちらかといえば反対」と主張。 - 憲法9条への自衛隊の明記に「反対」。 - 同性婚を可能とする法改正に「賛成」。 - LGBT関連法案や選択的夫婦別姓制度の導入を支持。 - アベノミクスや安倍内閣の政策に対して批判的。 - 経済競争力よりも格差是正を優先すべきと考える。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治的には革新派であり、既存体制に対する批判的な視点を持っている。 - 市民の基本的な権利の制約に強く反対する姿勢を示し、プライバシーの保護を重視している。 - 環境問題に関しては、原子力発電の即時廃止および非核三原則の堅持を推進している。 - 支持母体の一部が革マル派に影響されているとの指摘を受けており、その関係性に対する透明性が求められている。 - 社会的な多様性の尊重とジェンダー平等の推進に積極的である。