2024年10月衆議院議員ランキング 16回戦
藤巻健太 vs 根本匠
勝: 根本匠
戦評
どちらの議員も異なる強みを持つが、議員Bはこれまでに復興大臣や厚生労働大臣といった重要なポストを歴任してきており、東日本大震災からの復興に尽力した経験がある。政策的には一貫性を欠いた要素もあるものの、これまでの政歴と経験は無視できない。一方、議員Aは新進の政治家として改革を求める積極的な姿勢を示しており、新たな視点や意見を政治に持ち込むことが期待されるという点で魅力的であるが、具体的な政策の実績に乏しく、選挙での勝利経験がないことが弱点である。総合的に考慮すると、現時点では実績と経験に基づく判断が求められる場合が多く、その点で議員Bが選出されるべきと判断するのが妥当である。
藤巻 健太(ふじまき けんた)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 41歳 (1983年10月07日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
* 1983年10月7日、イギリス・ロンドンで生まれる * 目黒区立大岡山小学校を卒業し、聖光学院中学校・高等学校に進学 * 2003年、慶應義塾大学経済学部に入学 * 2008年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、みずほ銀行に入行し、銀座中央支店に配属 * その後、みずほコーポレート銀行本店国際為替部で勤務 * 2013年7月、参議院議員である父・藤巻健史の公設第一秘書へ転身し、政治を志す
政治家としてのキャリア
* 2014年、第47回衆議院議員総選挙で千葉2区から維新の党公認で立候補するが自民党候補に敗北 * 2016年2月、千葉維新の会の幹事長に就任 * 2017年、第48回衆議院議員総選挙で再び千葉2区から日本維新の会公認で立候補するが再度敗北、5人中最下位 * 2021年、第49回衆議院議員総選挙にて千葉6区から立候補、選挙区で敗北も比例南関東ブロックで復活当選し衆議院議員となる
政治活動上の実績
* 2021年、千葉6区から比例南関東ブロックで初当選、財務金融委員会委員を担当 * 三角関数の高校教育の必要性に関する発言で世間の議論を巻き起こし、後に発言の真意を釈明(2022年) * 2023年、少年法の適用除外に関する提言をツイートし、強硬な発言が注目された * 同年、教育方針についてSNSで発言、古文漢文教育を金融経済へ転換する必要性を議論することを提起
政治的スタンス
* 憲法改正に対して賛成の立場をとる * 教育の充実や首相公選制の導入、財政健全性のための条項新設を推進 * 憲法9条に自衛隊を明記することについては賛成寄り * 選択的夫婦別姓制度や同性婚に賛成する姿勢を取る * 原子力発電の依存度を下げるべきと主張 * 安倍内閣の経済政策や問題への対応に否定的な評価を与える
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
* 政治家としては新進であるが、父や叔父も政治家であるため政治に精通した家庭環境で育つ * 学生から社会人までの一貫した金融分野でのキャリアを持つ * 資産管理や運用に長けており、不動産を自身で所有し活用している * 政策に関しては一般的な議論を活発化させる発言が多く、改革のインパクトを求める積極的な姿勢を示している
根本 匠(ねもと たくみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 73歳 (1951年03月07日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 福島2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1951年3月7日、福島県郡山市に生まれる。 - 福島県立安積高等学校を卒業。 - 東京大学経済学部経済学科を卒業。 - 1974年に建設省に入省し、道路局高速国道課に勤務。 - 建設省大臣官房政策企画官を退官。(出典要)
政治家としてのキャリア
- 1993年7月18日、第40回衆議院議員総選挙で旧福島1区より自由民主党公認で出馬し初当選。 - 2006年9月、第1次安倍内閣で内閣総理大臣補佐官(経済財政担当)に就任。 - 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で福島2区にて当選し、復興大臣として初入閣。 - 2018年10月、第4次安倍改造内閣で厚生労働大臣として再入閣。
政治活動上の実績
- 2006年から2007年、内閣総理大臣補佐官として経済財政担当に従事。 - 2012年に復興大臣として、東日本大震災からの復興に尽力し、復興予算を増額した。 - 2018年、厚生労働大臣として毎月勤労統計調査の不正問題を受け、自身の給与と賞与返納を発表。
政治的スタンス
- 非喫煙者や未成年者を受動喫煙から守る法律制定に反対。 - 特定秘密保護法案に賛成の立場を取る。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に関しては変遷があり、時期によって異なる意見を示す。 - 原発に関する政策では、日本に必要だとする立場を取る。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学出身で、経済学の知識を有し、数多くの経済政策に関与。 - 復興大臣や厚生労働大臣として重要ポストを歴任。 - 統一教会との関係について否定しているが、過去に関連のイベントに名前が挙げられている。