2024年10月衆議院議員ランキング 23回戦
藤井比早之 vs 野田聖子
勝: 野田聖子
戦評
議員Aは官僚出身で、総務省等での経験を活かし、地方自治体の副市長や複数の政府役職を務めた実績があります。特に行政改革やデジタル改革への積極的な取り組みが評価され、地元との深い関係により地域活性化にも尽力しています。一方、議員Bは多様性と新しい価値観を重視し、選択的夫婦別姓や同性婚の導入を支持する政策を提唱しています。また、数多くの大臣職を歴任し、特に困難な状況でも粘り強い政治活動をしてきました。
藤井 比早之(ふじい ひさゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1971年09月11日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(菅義偉G) |
選挙区 | 兵庫4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1971年9月11日、兵庫県西脇市に生まれる。 - 西脇市立西脇小学校、兵庫教育大学附属中学校、兵庫県立小野高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業。 - 1995年、自治省(現・総務省)に入省。 - 総務副大臣秘書官、内閣官房参事官補佐などを歴任。 - 2009年に滋賀県彦根市副市長に就任。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙において自由民主党公認で兵庫4区から出馬し、初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2016年8月、第3次安倍第2次改造内閣で国土交通大臣政務官に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2019年9月、自由民主党国会対策委員会副委員長に就任。 - 2020年9月、菅義偉内閣で内閣府副大臣に就任。 - 2021年1月、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当副大臣に就任。 - 2021年9月、初代デジタル副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で4選。 - 2021年11月、自由民主党副幹事長に就任。 - 2022年8月、自由民主党選挙対策副委員長に就任。 - 2023年9月、自由民主党外交部会長に就任。
政治活動上の実績
- 2016年、国土交通大臣政務官として交通政策に携わる。 - 2020年、内閣府副大臣として縦割り打破、行政改革、規制改革、デジタル改革等を推進。 - 2021年、ワクチン接種推進副大臣として新型コロナウイルス感染症対策に尽力。 - 地元の声を受け、日本酒の最高級酒米「山田錦」の増産を可能とする制度改正に貢献。 - 選挙における聴覚障害者対応として要約筆記者への報酬支払を解禁。 - 述べた政治資金パーティー券購入者名の公開基準の見解が賛否両論を呼ぶ。
政治的スタンス
- 原発は日本に必要であるとの立場。 - 選択的夫婦別姓制度導入に反対の立場。 - 同性婚を可能にする法改正に関して、明確な回答を避ける傾向。 - 日本酒の酒米の増産を支援し、地元の産業振興に尽力。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年の官僚経験と地方自治体での実務経験を持ち、行政運営の実務能力が高い。 - 地元の要望を実現するために積極的な取り組みを行っており、地元住民との関係が深い。 - デジタル改革や行政改革など現代的な課題に対する積極的な姿勢が評価される。 - 原発や夫婦別姓、同性婚など、価値観や立場について慎重な立場を見せることが多く、多様な意見を持つ国民との対話が求められる。
野田 聖子(のだ せいこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 64歳 (1960年09月03日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党(高村派→無派閥)→)(無所属→)自由民主党(無派閥) |
選挙区 | 岐阜1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1960年9月3日、福岡県北九州市にて生まれる。 - 田園調布雙葉高校を中途退学。 - 上智大学外国語学部比較文化学科に入学し、1983年に卒業。 - 1983年、帝国ホテルに入社し、フロント業務や国際セールス部員などを経験。 - 1984年、祖父・野田卯一の養子となり、野田姓を継ぐ。
政治家としてのキャリア
- 1987年、岐阜県議会議員選挙に自民党公認で立候補し、史上最年少の26歳で当選。 - 1993年、第40回衆議院議員総選挙で初当選し、自民党内の新政策研究会(河本派)に所属。 - 1998年、小渕内閣で郵政大臣に就任し、当時閣僚史上最年少。 - 2009年、消費者行政担当大臣として麻生内閣で再任。 - 2012年、第52代自民党総務会長に就任。 - 2017年、総務大臣および内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度担当)に就任。
政治活動上の実績
- 1998年、郵政大臣に就任し、郵政民営化法案に反対票を投じた。 - 2005年、郵政選挙で自民党公認を受けずに無所属で当選。 - 2008年、事故米不正転売事件では消費者行政担当大臣として対応。 - 2018年、金融庁の調査案件について自身の事務所が質問した際、報道された内容について謝罪。 - 2021年、初の女性内閣総理大臣を目指し自民党総裁選に出馬するも落選。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成し、自民党内ではリベラルな政策を推進。 - 同性婚に賛成を表明し、LGBTQの権利拡大に意欲を示す。 - 国会議員定数の削減と小選挙区比例代表並立制の廃止を主張。 - 日本初の女性首相を目指し、多様性を重視した政策を推進。 - 子ども庁設立や人口減少に対する施策を積極的に提案。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 自身の多様な家庭背景を背景に、多様性社会の推進を提唱し、政策への取り組みに活かしている。 - 内閣府特命担当大臣として多岐にわたる政策分野を担当し、経験豊富。 - 選挙区での辛い選挙経験を経て、政治活動に対する粘り強さと適応力を示している。 - 家族背景や夫にまつわる問題が報道されており、パーソナルな問題が評価の判断材料として議論となる可能性がある。 - 自民党内での常に新しい政策現場を築こうとする姿勢と、現状打破を図る意欲は評価されている。