2024年10月衆議院議員ランキング 23回戦
藤丸敏 vs 額賀福志郎
勝: 藤丸敏
戦評
議員AとBを比較した場合、どちらの候補も十分な政治経験を持ちますが、それぞれ異なる課題も抱えています。議員Aは、政治経歴が比較的新しいですが、多様な役職を経験し、政策提案においても積極的です。一方で、過去の失言や不倫騒動のような不祥事があるため、評価が分かれる可能性があります。議員Bは、長年にわたる強い政治基盤と幅広い知識を持ちますが、過去の重大なスキャンダルが政治倫理としての評価を低下させています。最も重視すべきは、将来の政策実行力と国民からの信頼性です。議員Aは新しい視点と改革志向が強い点が評価され、現時点では失言などの過去には謝罪を含め一定の対応をとっているため、国民の生活向上を目指す政策重視の姿勢を評価します。"選ばれた議員": "A"
藤丸 敏(ふじまる さとし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 65歳 (1960年01月19日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 福岡7 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 福岡県山門郡瀬高町上庄に生まれる。 - 瀬高町立上庄小学校、瀬高町立瀬高中学校、福岡県立山門高等学校を卒業後、1年間の浪人生活を経て、東京学芸大学教育学部に入学。 - 在学中の1980年から、古賀誠衆議院議員の下で書生秘書を務める。 - 1985年、東京学芸大学教育学部を卒業後、東京学芸大学大学院に進みつつ、立正大学付属立正中学校・高等学校で非常勤講師を務める。 - 1987年からは本郷中学校・高等学校で社会科の非常勤講師を歴任。 - 1988年、大学院を中退し、1996年より古賀誠の秘書として活動開始。 - 2010年には古賀誠の公設第一秘書に就任。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙で古賀誠から後継指名を受け、福岡7区から自由民主党公認で出馬し初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2015年、第3次安倍第1次改造内閣で内閣府大臣政務官および防衛大臣政務官に就任。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。8月、自民党有志議員勉強会「日本の明日を創る会」の呼びかけ人を務める。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙にて4選。 - 2022年、第2次岸田第1次改造内閣で内閣府副大臣に任命。
政治活動上の実績
- 2015年、第3次安倍第1次改造内閣で内閣府大臣政務官および防衛大臣政務官を歴任。 - 2016年、佐賀市での講演での失言により批判を受け、防衛大臣政務官在任中の発言に関する謝罪を行う。 - 2017年、フリークッションのないタワーマンションへの不倫騒動が報じられた。 - 2022年、内閣府副大臣として、経済再生、新型コロナウイルス対策、日本学術会議、国際貿易協定国内対策などを担当。
政治的スタンス
- 日本国憲法の改正に賛成しているが、憲法9条改正には反対の姿勢を示す。 - 国連のみが将来的に軍隊を持つべきと発言しており、非核三原則の維持を支持。 - 緊急事態条項の創設に賛成。 - 原子力発電の必要性を支持。 - カジノの解禁に賛成。 - 女性宮家の創設を支持。 - 消費税0%に向けた制度改革に賛同。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたり政治家の秘書を務めており、政治的経験は豊富である。 - 防衛大臣政務官時代に公表してはいけない情報を講演で話してしまった失態があり、発言に対する慎重さが問われる。 - 2017年に不倫騒動を報じられ、家庭内問題が公私に影響しているとの指摘を受けている。 - 日本国憲法、特に9条に関する表現のぶれが目立ち、政策方針の一貫性に対する疑問が残る。 - 国民目線に立った政策提言(消費税0%など)に賛同する姿勢は持っている。
額賀 福志郎(ぬかが ふくしろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 81歳 (1944年01月11日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 茨城2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 茨城県行方郡小高村で生まれる。 - 父・額賀万寿夫は地元で町議会議員として活動。 - 佼成学園高等学校を経て、早稲田大学第一政治経済学部経済学科に進学。在学中、雄弁会に所属。 - 卒業後、産経新聞社に入社し記者として政治部などで活動。
政治家としてのキャリア
- 1978年、産経新聞社を退社し、茨城県議会議員選挙に出馬し初当選。 - 1983年、旧茨城1区から衆議院議員選挙に出馬し初当選(以降13選)。 - 1997年、第2次橋本改造内閣で内閣官房副長官に就任。 - 1998年、小渕内閣で防衛庁長官に任命され初入閣。 - 2000年、第2次森改造内閣で経済企画庁長官に就任。 - 2001年、経済財政政策担当大臣に就任。 - 2007年、安倍改造内閣で財務大臣に就任し、福田康夫内閣でも再任。 - 2023年、第79代衆議院議長に就任。
政治活動上の実績
- 1998年、防衛庁長官として防衛庁調達実施本部背任事件に関わり辞任。 - 2001年、KSD事件で閣僚辞任。 - 2007年、財務大臣として先進国財務相会議で議長を務める。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で民主党候補に敗れ比例復活する中9選。 - 2023年、衆議院議長就任時、国会開会式で式辞の手渡しに関する手順ミスを起こし陳謝する事態に。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度導入に賛成の意向を示す。 - 自由民主党内での橋本派や津島派の一員として活動。 - 経済政策では財政重視の姿勢を示す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長きにわたり政治の第一線で活動しており、深い政治経験を有する。 - 幾度かのスキャンダルや不祥事により、政治倫理に関する批判を受けることもある。 - 国際問題や防衛問題に経験を有しており、日本の安全保障政策に貢献。 - 一方で、政治献金やスキャンダル関連の問題が適格性に疑問を投げかけることもある。