2024年10月衆議院議員ランキング 25回戦
落合貴之 vs 井坂信彦
勝: 井坂信彦
戦評
国会議員AとBはどちらも経験豊富で、それぞれの政治信条や実績に優れている。議員Aは、銀行員としてのキャリアを活かした経済政策への強みと、政党を乗り換えても一貫した政治信条を持ち続けた経験が目立つ。また、国民からの評価が高く、NPO法人による "三ツ星" を取得している。議員Bは、地方自治から国政まで幅広い経験を持ち、具体的な政策形成に貢献している。両者ともに教育の無償化や選択的夫婦別姓に賛成するなど、国民に寄り添った政策を掲げている。 議員Bは責任感を示す行動として、過去に不正を働いた同僚の件で議員報酬を返上したことがあり、国民目線での政治を強調している。さらに、具体的な法案提出に携わるなど政策形成に直接的に貢献している実績が大いに評価される。 総合的見ると、具体的な政策の成立と国民目線を持った改革姿勢を評価し、次の選挙で選ぶべき議員は議員Bと考える。
落合 貴之(おちあい たかゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年08月17日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (みんなの党→)(無所属→)(結いの党→)(維新の党→)(民進党(江田G)→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(重徳派) |
選挙区 | 東京6 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都世田谷区生まれ。 - 世田谷区立駒沢小学校、世田谷区立駒沢中学校、國學院高等学校を卒業。 - 慶應義塾大学経済学部経済学科を卒業し、学士(経済学)を取得。 - 三井住友銀行に入行し、銀行員としてのキャリアを積む。 - 江田憲司衆議院議員、松田公太参議院議員の秘書を務め、政治の経験を積む。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙にみんなの党公認で東京6区から出馬するが、落選。 - 2013年、特定秘密保護法の賛成に反発してみんなの党を離党。 - 2014年、結いの党および維新の党の結党に参加。 - 第47回衆議院議員総選挙に維新の党公認で出馬し、比例代表で復活当選。 - 民主党・維新の党の合流により結党された民進党に参加。 - 2017年、立憲民主党結党に伴い無所属で出馬し、選挙区で初の当選を果たす。 - 2020年、新・立憲民主党に参加。党内で財務局長などの役職を歴任。
政治活動上の実績
- 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で初当選。 - 2017年10月の総選挙で自民党候補を僅差で破り、選挙区で初当選。 - 2016年、国会議員活動評価でNPO法人による「三ツ星」を取得。 - 2020年、著書『民政立国論』が尾崎行雄記念財団のブックオブザイヤー国政部門大賞に選出。
政治的スタンス
- 憲法改正に対し、過去の判断を見直しつつも最終的には反対。 - 集団的自衛権の行使に反対。 - 防衛力強化は「どちらかといえば賛成」。 - 非核三原則を堅持し、核武装の議論にも反対。 - 女性宮家の創設や選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 原子力発電やカジノ解禁に反対。 - 教育の無償化に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 学生時代からシンクタンク設立やバックパッカーとしての経験を持ち、国際的な視野を有する。 - 非常に多様な政治経験があり、政党を乗り換えながらも一貫した政治信条を持ち続けた。 - 銀行員としての経済的バックグラウンドを持つため、経済政策に強みを持つ。 - 多数の議員連盟に所属し、多方面から政策提言。 - 政治活動が評価され、NPO法人の評価で最高位を獲得している。
井坂 信彦(いさか のぶひこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年03月27日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(みんなの党→)(結いの党→)(維新の党→)(民進党(江田G)→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(重徳派・階G・泉G・江田G) |
選挙区 | 兵庫1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1974年、東京都世田谷区にて出生。 - 東京都立戸山高等学校を卒業。 - 京都大学総合人間学部(理論物理学専攻)を卒業。 - 行政書士として活動し、2010年に行政書士井坂信彦事務所を設立。 - 全国若手市議会議員の会に参加し、副会長および会長を歴任。
政治家としてのキャリア
- 1999年、神戸市会議員選挙に初出馬し、初当選(灘区選挙区から)。3期11年勤めた。 - 2010年、神戸市会議員を辞職し、第22回参議院議員通常選挙に兵庫県選挙区から立候補するも落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙でみんなの党公認で比例近畿ブロックから当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で維新の党公認で兵庫1区から当選。 - 維新の党の政務調査会長を務めたが、橋下派が結成したおおさか維新の会には参加せず。 - 2016年に民進党へ合流し、兵庫県連代表に就任。 - 2020年9月、立憲民主党に合流し、現在に至る。
政治活動上の実績
- 2013年、特定秘密保護法案に賛成票を投じた。 - 2014年の衆議院議員総選挙では兵庫1区で自民党前職を破り再選。 - 2015年に維新の党政務調査会長に就任。 - 2021年、共産党との野党共闘によって兵庫1区で再選。 - 同一労働同一賃金法を提出し、与党と協議して成立。 - 2021年総選挙で立憲民主党から衆議院議員に再選。
政治的スタンス
- 憲法改正については「どちらともいえない」とするが、9条への自衛隊明記に反対。 - 敵基地攻撃能力の保有や緊急事態条項反対。 - 選択的夫婦別姓や同性婚に賛成。 - 原子力発電の依存度を下げるべきと考えている。 - 消費税の引き下げを支持。 - 森友学園問題の再調査を要求。 - 女性宮家の創設に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 自身が公募に関わった市会議員候補が不正を働いた際、その責任を取るため3ヶ月間の議員報酬を全額返上するなど、責任感を示す行動をとる。 - 長年にわたって地方自治から国政まで幅広い経験を積み、地域に密着した政治活動を展開。 - 各種法案提出および実施に関わるなど、積極的に政策形成に携わる。 - 国民目線の改革を訴え続け、政治生命をかけて論争する傾向を持つ。