2024年10月衆議院議員ランキング 21回戦
米山隆一 vs 井野俊郎
勝: 井野俊郎
戦評
選択の基準として重要視したのは、不祥事の影響と政治キャリアの安定性です。議員Aは過去の買春疑惑が大きな問題で、政治家としての信頼性に疑問が残ります。一方、議員Bは国会内での不適切行動や統一教会との関係について懸念されるものの、重大な不祥事とは言い切れません。また、議員Bは現職中にさまざまな役職を経験しており、安定的な政治キャリアを有していると判断されます。したがって、総合的に判断すると議員Bの方が次の選挙で選ばれるべきと考えます。
米山 隆一(よねやま りゅういち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 57歳 (1967年09月08日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (自由民主党(伊吹派)→)(日本維新の会→)(維新の党→)(民進党→)(無所属→)立憲民主党(階グループ) |
選挙区 | 新潟5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 魚沼村出身。父は自衛官で、米山姓は中学生時代に母の実家の養子となったことで変わる。 - 灘高校から東京大学へ進学し、医学部医学科を卒業し医師免許を取得。 - 東京大学附属病院で放射線科医として研修し、その後放射線医学総合研究所で3年間勤務。 - 司法試験に合格し、後に弁護士登録。弁護士業務として宗教団体の代理人も務めたことがある。 - 東大大学院にて経済学研究科博士後期課程、医学系研究科で単位取得退学し、その後医師、講師として活動。
政治家としてのキャリア
- 2005年の衆院選で自民党公認候補として初出馬するが落選。 - 2012年の衆院選では日本維新の会から出馬し、その後も参院選で落選。 - 2016年、新潟県知事選に立候補し当選。原発再稼働反対を掲げ当選した。 - 2018年、買春疑惑により知事を辞職。 - 2021年の衆院選で新潟5区から立憲民主党公認で出馬し当選。
政治活動上の実績
- 2016年、新潟県知事選に当選し、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に慎重姿勢を示す。 - 2018年、出会い系サイトを通じた援助交際問題が原因で知事を辞職。 - 2021年に再び政治の場に戻り、衆議院議員に当選。
政治的スタンス
- 改憲については時に賛成、時に反対と状況に応じた姿勢を示す。 - 原発政策について、知事選では再稼働反対派として活動。 - 北朝鮮政策については圧力を優先。 - ジェンダー平等に関する政策には比較的賛成の意向を示し、特に同性婚には賛同。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家としての経歴は多彩であり、医師や弁護士としての背景があるため専門性は高いと評価される一方、過去の不祥事で倫理性が問われる場面もある。 - 活発なSNS発信が批判を呼ぶこともある。政治的なスタンスや発言が批判を呼ぶ場合も多く、政治家としての信頼性に関わる問題がある。 - 過去の宗教団体との関係や不祥事についても、国民に対する説明責任が求められる。
井野 俊郎(いの としろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1980年01月08日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 群馬2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 群馬県伊勢崎市出身。伊勢崎市立宮郷小学校と中学校を経て、東京農業大学第二高等学校に進学。 - 明治大学法学部を卒業。 - 大学卒業後、2004年に司法試験に合格。 - 2007年に弁護士登録をし、2010年に群馬県伊勢崎市に井野法律事務所を開設。
政治家としてのキャリア
- 2010年4月、伊勢崎市議会議員選挙で初当選を果たし、市議会議員として活動。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で初当選し、以後4回当選。 - 2016年、法務大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任。 - 2022年に防衛副大臣兼内閣府副大臣に就任。 - 2023年には国会議事進行係に就任。
政治活動上の実績
- 2012年から衆議院議員として群馬2区の代表を務め、現在に至るまで4期務めている。 - 2014年、自民党・平成研究会の政治資金パーティーにおいて統一教会関連者がパーティー券を購入したという報道。 - 2020年、国会審議中に関係ない書籍『女帝 小池百合子』を読んでいたことが指摘された。 - 自民党青年局で青年局部長として若手の育成や政策形成に携わる。
政治的スタンス
- 教育費無償化政策に賛成。 - 財政出動による景気対策を支持し、国債を活用した赤字の利用についても容認。 - 選択的夫婦別姓制度や外国人労働者の受け入れについては不明確な態度。 - 原子力発電所の再稼働を条件付きで支持し、日本の防衛力強化にも賛成。 - 憲法改正を支持し、戦争放棄、自衛隊、緊急事態条項などの改正を提案。 - 北朝鮮や中国などに対しては警戒的な態度を示す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 井野俊郎議員は群馬県の衆議院議員として唯一の非世襲議員であり、地域の政治基盤を自ら築いている。 - 尊敬する人物は高橋是清元首相であることから、経済政策に対する興味と見識があると考えられる。 - しかし、統一教会との関係が取り沙汰されており、政治家としての倫理性や独立性に疑問を抱かれる可能性がある。 - 国会審議中に関係ない資料を閲覧する行動が報じられており、立場への誠実性や集中力が問われることがある。