2024年10月衆議院議員ランキング 8回戦
篠原豪 vs 井出庸生
勝: 篠原豪
戦評
議員Aは、地域での活動やボーイスカウトでのリーダーシップ経験、民間での職務経験を信条として、比較的リベラルな経済政策と社会政策を展開しています。彼の優れた経歴と長期にわたる政治経験は、国政に関与する中での安定したリーダーシップを提供しています。一方、JR総連からの組織推薦を受けていることは、特定団体とのつながりについて注意が必要です。議員Bは、教育分野の経験とメディアでの記者経験を背景に、政治におけるより透明性のある情報監視に特化していますが、旧統一教会との関連が指摘されており、その点での透明性に対する懸念があります。また、自転車事故の処理において、その危機管理能力が問われています。これらを総合すると、特定団体とのつながりがあるとはいえ、多様な経歴と柔軟な政策スタンスを持つ議員Aの方が、現状においては選出に適していると考えられます。
篠原 豪(しのはら ごう)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1975年02月12日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (みんなの党→)(結いの党→)(維新の党→)(民進党(江田G)→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(重徳派) |
選挙区 | 神奈川1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 神奈川県横浜市磯子区に生まれる。 - 学校法人岩崎学園幼稚園、横浜市立杉田小学校を経て逗子開成中学校・高等学校を卒業。 - 早稲田大学第一文学部を卒業し、早稲田大学大学院政治学研究科を修了。修士(政治学)を取得。 - 大学院修了後、記者・雑誌副編集長、クリエイティブ・ディレクター、広告プランナーとして活動。 - ボーイスカウト歴16年をもつ。
政治家としてのキャリア
- 2011年、横浜市会議員選挙に金沢区選挙区から出馬し初当選(1期)。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で維新の党から神奈川1区で出馬し、比例南関東ブロックで復活当選を果たす。 - 2016年、民進党に合流。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で立憲民主党から出馬、比例復活で再選。 - 2020年、新立憲民主党結成時に参加。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で神奈川1区から出馬し、3選を果たす。
政治活動上の実績
- 2011年、横浜市会議員として初当選し、市政に携わる。 - 2014年、衆議院議員に初当選し、以後3期にわたり国政に関与。 - 2017年の選挙では、選挙区では敗北するも比例復活で再選。 - 2021年の選挙でも、自民党候補を破り3選を果たす。 - 議員連盟活動として「科学技術イノベーション議員連盟」や「立憲民主党税理士制度推進議員連盟」などに参加。
政治的スタンス
- アベノミクスや安全保障関連法などを評価しないと表明。 - 消費増税の先送りに否定的。財政赤字対策として国債発行の抑制を主張。 - 教育の無償化を支持し、格差是正を優先。 - 原子力発電の即時廃止を主張。 - 多様な家族の形や非核三原則の堅持を支持。 - 憲法改正には部分的に賛成の立場。 - 大企業や富裕層への課税強化を主張。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたるボーイスカウト活動歴があり、継続的なリーダーシップ経験を有する。 - 多様な職歴を持ち、民間での経験が政治活動に反映されている。 - 複数政党での活動を経て、政策の幅広いスタンスを示し得る柔軟性。 - JR総連からの組織推薦を受けている点が、特定団体との関係として注視されるべき。
井出 庸生(いで ようせい)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 47歳 (1977年11月21日生) |
所属政党 | 自由民主党 (みんなの党→)(結いの党→)(維新の党→)(民進党(江田G)→)(希望の党→)(無所属/新政信州→)自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 長野3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都生まれ、武蔵中学校・高等学校卒業。 - 2年間の浪人を経て東京大学に入学、2002年3月、東京大学教育学部を卒業。 - 東京大学在学中には硬式野球部主将を務める。 - 2002年4月、NHKに入局し、仙台放送局や横浜放送局にて報道記者を務める。 - 2009年12月、NHKを退職。
政治家としてのキャリア
- 2010年、第22回参議院議員通常選挙にみんなの党公認で出馬するが落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙にみんなの党公認で比例北陸信越ブロックから出馬し初当選。 - 2013年、みんなの党を離党し、結いの党の結党に参加。 - 2014年、維新の党の結党に参加し、長野県総支部の代表を務める。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で維新の党公認で出馬し、小選挙区で当選。 - 2015年、衆議院情報監視審査会の委員に選任。 - 2016年、民進党に参加。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党公認で3選。 - 2019年、自由民主党に入党し、同党の国会対策副委員長や麻生派に入会。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で自民党公認で4選。
政治活動上の実績
- 2013年、特定秘密保護法案に反対し、みんなの党を離党。 - 2017年、民進党代表選に出馬の意欲を示したが断念。 - 2019年、国会議員会派「社会保障を立て直す国民会議」の結成に参加。 - 2022年、文部科学副大臣に就任。 - 統一教会関連団体との関係が報道され、2021年の衆院選における応援を受ける。 - 2023年に自転車事故を起こし、書類送検されたが起訴猶予処分。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成、特に緊急事態条項の設置を支持。 - 安全保障関連法についての評価は一貫しない。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 原子力発電所の再稼働に反対し、依存度を下げる方針。 - LGBT理解増進法案には賛成姿勢。 - アベノミクスや安倍内閣の公文書問題対応には批判的。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 情報監視審査会の委員としての経験から、公正な法案審査に携わる責任感を持つ。 - 様々な政党経験を経て自民党に入党した背景には、党派に依存せず自らの信念を優先する姿勢が見える。 - 世襲議員としての緊密な関係を持ちつつ、個々の政策に対しては独自の立場を明確にする傾向。 - 旧統一教会関連団体からの関係について説明責任が求められる場面があり、リーダーとしての透明性が問われる。 - 自転車事故について、対応の迅速さが確認でき、責任を重視している一面が伺える。