2024年10月衆議院議員ランキング 20回戦
笠井亮 vs 鈴木俊一
勝: 笠井亮
戦評
この議員Bの長期間にわたる与党での活躍と、重要な閣僚ポストを歴任してきた実績は注目に値する。特に、直近では財務大臣として円安対策を行うなど、経済問題に対する具体的な行動を示している。一方で、政治資金に関する問題への非難があり、国民の信頼性座標に大きな影響を及ぼす可能性がある。議員Aは、反戦や反原発といった平和や人権を重視する立場で一貫しており、市民運動や国際問題にも精力的に携わってきた。このスタンスは現代の多様な価値観を反映していると言える。分極化が進む現代社会において、従来の与党政治に対する対抗馬としての役割は重要だ。国民の多様な意見や権利を擁護するためには、議員Aの存在意義が重い。これらの背景を考慮すると、バランスの取れた国政の実現に向けて、議員Aの視点が必要とされると考えられる。
笠井 亮(かさい あきら)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 72歳 (1952年10月15日生) |
所属政党 | 日本共産党 |
選挙区 | (比)東京 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1952年、大阪府吹田市に生まれる。4歳の時に父親の転勤で東京に移住。 - 三鷹市立第四小学校を卒業後、東京教育大学附属駒場中学校に進学。 - 中高一貫教育を受け、東京教育大学附属駒場高等学校を卒業。 - 70年安保闘争など学生運動に影響を受ける。 - 一浪後、1972年に東京大学経済学部に入学。しかし、学生運動に没頭し、全日本学生自治会総連合の副委員長を務める。 - 1973年、ベルリンで開催された世界青年学生祭典に日本代表として参加。 - 1977年、東京大学経済学部を卒業。その後東京大学農学部に学士編入するが、日本民主青年同盟専従者として活動するため中退。 - 1978年に民青同盟中央委員に就任し、1982年からは世界民主青年連盟の本部があるハンガリーに3年間赴任。 - 1987年より赤旗の記者として活動。
政治家としてのキャリア
- 1992年、第16回参議院議員通常選挙に共産党公認で立候補するも落選。 - 1995年、第17回参議院選挙に日本共産党公認で当選、参議院国会対策委員長代理に就任。 - 2001年、参議院で落選。 - 2005年、第44回衆議院議員総選挙に比例東京ブロックで当選。以降、6期連続当選。 - 2009年には党政策委員会副責任者に。 - 2017年、第27回党大会で党政策委員会責任者に選出。 - 2023年、次期衆議院議員選挙には出馬せず政界引退を発表。
政治活動上の実績
- 2009年11月、普天間基地移設問題での質疑応答で民主党の岡田克也大臣から鳩山由紀夫代表の発言について「公約」とは異なるという答弁を引き出した。 - 参加活動では日韓図書協定の成立にも尽力し、幾つかの韓日間問題に取り組んできた。 - 企業の内部留保の活用と賃上げを政府に求める質疑で注目された。 - 2009年からは在日外国人の地方参政権法案の早期成立を主張する活動にも参加。 - 原発再稼働に反対し、反原発デモにも参加。
政治的スタンス
- 憲法改正には反対。 - 集団的自衛権の行使に反対。 - アベノミクスを支持せずその結果を評価しない立場。 - ヘイトスピーチ法規制や、原発再稼働反対を主張。 - 選択的夫婦別姓制度導入に賛成し、タバコ対策も推進。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 学生運動に積極的に参加した経験をもとに、現場からの視点を持つ。 - 国際的な経験が豊富で、30数カ国を訪問してきた。 - 一貫して共産党の理念を支持し、数々の平和や人権に関する問題に取り組む姿勢を見せてきた。 - 韓国の団体から賞の授与を受けるなど、国際的にも一定の評価を得ている。 - 幅広い政策に関して明確な意見を表明し、それに基づいた行動を取る積極性がある。
鈴木 俊一(すずき しゅんいち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 71歳 (1953年04月13日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥→麻生派) |
選挙区 | 岩手2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1953年、東京都生まれ。 - 麻布高等学校卒業。 - 早稲田大学教育学部社会科卒業。 - 全国漁業協同組合連合会の職員として勤務。 - 衆議院議員秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 1990年、父の後継として自由民主党から旧岩手1区にて初出馬し当選。以後、衆議院議員として10選。 - 1996年、橋本内閣で厚生政務次官に就任。 - 2002年、小泉内閣で環境大臣に就任し、初入閣。 - 2012年、安倍内閣で外務副大臣に就任。 - 2017年、安倍内閣で東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣に。 - 2021年、岸田内閣で財務大臣兼金融・デフレ脱却担当大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2009年の衆院選で民主党に敗北するも、2012年に再び当選し国政復帰。 - 2022年、財務大臣として急激な円安に対抗するために為替介入を実施。 - 五輪開催に対して、受動喫煙対策について分煙を主張。 - 秘密保護法案および憲法解釈見直し支持者として知られる。 - 政治資金報告書に計上された事務所費やガソリン代についての問題が非難された。
政治的スタンス
- 受動喫煙防止法案について、規制強化に反対し分煙を推進。 - 選択的夫婦別姓制度の導入には消極的。 - 憲法改正、特に集団的自衛権行使を禁じた解釈の見直しに賛成。 - 日本のTPP参加に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 家族には複数の元首相を含む政界の有力者がいるため、外交や財務における経験が豊富。 - 自由民主党内での広範な役職歴は、政界における影響力の大きさを示している。 - 政治資金の透明性に関する問題が指摘されており、これが国民の信頼にどう影響するかが問われる。 - 喫煙に関する政策において、健康問題や国際的な基準に対する一部の慎重姿勢が批判の対象となった。