2024年10月衆議院議員ランキング 1回戦
稲富修二 vs 牧島かれん
勝: 牧島かれん
戦評
両議員ともに豊かな学歴と政治経験を持ち、それぞれ異なる分野での貢献があります。しかし、議員Aには過去の資金疑惑に対する説明不足があること、議員Bには高額接待問題があることなど、どちらも疑惑があります。ただし、議員Bは熊本地震の際の現地対策本部長の実績や、デジタル大臣としての活動、女性としての初の青年局長就任など、政治活動での具体的な実績が多く、政策面でも多様性の推進に積極的です。これは現代社会における重要な価値観であり、多くの選挙民の支持を得やすいと考えられます。以上の理由から、次の選挙では議員Bを選ぶべきと判断しました。
稲富 修二(いなとみ しゅうじ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年08月26日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(前原G) |
選挙区 | (比)九州 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 福岡県大野城市で生まれる。 - 白陵中学校・高等学校を卒業。 - 2年間浪人した後、東京大学法学部に入学、1995年に卒業。 - 卒業後、丸紅に入社し人事部に配属されるが、1年で退社。 - 1996年、松下政経塾に入塾し、2000年に卒塾。 - 2002年、コロンビア大学国際公共政策大学院を修了し、公共管理学の修士号を取得。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙で民主党公認で福岡11区から出馬するも落選。 - 2007年、福岡県知事選に無所属で立候補するが落選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で福岡2区から民主党公認で出馬し、初当選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再び出馬するも落選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党公認で出馬し、比例九州ブロックで当選。 - 2018年、国民民主党に参加。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例復活により当選。
政治活動上の実績
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙で初当選、国政に参加。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙にて自民党候補に敗れるが、比例復活に成功。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で再び比例復活し、三度目の当選を果たす。 - 2007年、福岡県知事選における政党交付金の使途不明金問題で約1900万円の説明が不十分という疑惑が指摘された。 - 鳩山由紀夫首相側からの資金提供を受け取っていたことが報じられる。
政治的スタンス
- 日本国憲法の改正に賛成だが、第9条の改正には反対。 - 憲法への緊急事態条項の創設に反対。 - 原子力発電については「当面は必要だが将来的には廃止すべき」と考える。 - 日本の核武装には反対し、非核三原則「持ち込ませず」の議論の必要性を否定。 - 女性宮家の創設に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多様な学歴と経歴をもち、東大法学部およびコロンビア大学での高い学歴を持つ。 - 政治キャリアにおいて様々な政党を渡り歩くなど、柔軟性や適応力を有する。 - 家族構成は9人家族で6人の子供を持ち、政策を実体験として生活者の視点に立って考える力を持つ可能性がある。 - 2007年福岡県知事選挙への政党交付金使途不明疑惑が過去に指摘され、説明責任が問われた経緯がある。 - 有権者からの信任を得るために、疑惑問題や政策スタンスの透明性を確保することが求められる。
牧島 かれん(まきしま かれん)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 48歳 (1976年11月01日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 神奈川17 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 神奈川県横須賀市出身。 - 小学校から高等学校まで横浜雙葉に通学。 - 国際基督教大学教養学部社会科学科卒業。 - ジョージ・ワシントン大学ポリティカル・マネージメント大学院修了し、政治学修士を取得。 - 留学中にNHKワシントン支局でNHK-BSのドキュメンタリー番組のコーディネーターを務める。 - アメリカ同時多発テロに遭遇。 - 帰国後、桐蔭横浜大学、東京純心女子大学で教鞭を執る。 - テレビ神奈川の番組「教育はてな?」やFMブルー湘南でパーソナリティを務める。 - 2008年、国際基督教大学大学院行政学研究科で博士(学術)を取得。 - 横浜薬科大学客員教授。
政治家としてのキャリア
- 麻生太郎政権で政策スタッフを経験。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で神奈川17区から立候補するも落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で神奈川17区から立候補し初当選。 - 2014年に第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2015年、内閣府大臣政務官に就任。 - 2016年、熊本地震の際に現地対策本部長を務める。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2020年、女性として初めて自民党青年局長に就任。 - 2021年、岸田内閣でデジタル大臣、内閣府特命担当大臣(規制改革)として初入閣。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で4選。
政治活動上の実績
- 2015年、内閣府大臣政務官として活動。 - 2016年、熊本地震時の現地対策本部長を5月2日から5月8日まで務める。 - 2021年、デジタル大臣として初入閣するも、過去のNTTからの高額接待が報じられる。 - 自民党青年局長として若手政治家の育成に尽力。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価している。 - 消費増税の先送りをどちらかといえば評価。 - 安全保障関連法の成立を評価する。 - 北朝鮮問題への取り組みを評価。 - 原子力発電所の再稼働を推進。 - 憲法改正に賛成し、戦争放棄と自衛隊、緊急事態条項などに改正が必要と主張。 - 選択的夫婦別姓制度に賛成し、同性婚を法律に明記することを支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 高度な学術的素養を持ち、博士号を持つ政治家であり、その知識を政策に反映させる能力が期待される。 - 女性政治家として初の青年局長を務め、ジェンダー平等にも取り組んでいる。 - 家族の多様な形を認める姿勢を持ち、多様性の尊重を目指す政策を支持している。 - 接待問題など不透明な政治行動も報じられ、清廉性には課題を残す。