2024年10月衆議院議員ランキング 10回戦
福重隆浩 vs 小野寺五典
勝: 小野寺五典
戦評
議員Aと議員Bの比較において、議員Aは地域密着型の一貫した活動と、地方議員としての長年の経験を持ち、着実な政治活動を展開してきました。一方、議員Bは、外務大臣政務官や防衛大臣といった重要ポジションを含む国政での経験が豊富です。しかし、議員Bには寄付行為による辞職というマイナスの実績があります。政治的実績や現在の役職を考慮すると、防衛や外交の政策に関する知識と経験を持つ議員Bは、国際的な問題や防衛政策がますます重要になる現代において有用です。また、被災地問題に対する理解も重要な資質です。したがって、議員Bは今後の国政への貢献に期待できます。
福重 隆浩(ふくしげ たかひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年05月03日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1962年、東京都調布市に生まれる。 - 1985年、創価大学経営学部を卒業。 - 卒業後、東京コスモス電機に入社し、勤務経験を積む。
政治家としてのキャリア
- 2003年、群馬県議会議員選挙(高崎市選挙区)に公明党公認で立候補し、初当選。以降連続5期務める。 - 2013年8月、公明党群馬県本部の代表に就任。 - 2021年、衆議院議員選挙に比例北関東ブロックから公明党単独候補として立候補し、初当選。
政治活動上の実績
- 2003年から2021年まで、群馬県議会議員を5期務め、地域の問題解決に尽力した。 - 2021年、衆議院議員選挙で初当選し、国政での活動を開始。
政治的スタンス
- 公明党に所属し、同党の政策方針を支持。 - 地域住民の福祉向上や経済発展を重視する姿勢を持ち、一貫して地域密着型の政策推進に取り組む。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年の県議会での経験があり、地域の声を国政に反映させる資質を持つ。 - 政党内でのリーダーシップを発揮し、公明党群馬県本部の代表を務めた経歴がある。 - 順風満帆な政治人生を進め、多数の支持を集める姿勢を示している。
小野寺 五典(おのでら いつのり)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 64歳 (1960年05月05日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 宮城6 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1960年、宮城県気仙沼市で生まれる。 - 宮城県気仙沼高等学校卒業。 - 東京水産大学水産学部海洋環境工学科を卒業。 - 1983年、宮城県庁入庁し、水産資源に関する業務に従事。 - 1990年、宮城県庁を退職し松下政経塾に11期生として入塾。 - 1993年、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。 - 東北福祉大学の専任講師を経て1996年に同大学で助教授に昇格。
政治家としてのキャリア
- 1997年、衆議院議員選挙で初当選(宮城6区)。 - 2003年、衆議院に再度当選。 - 第3次小泉内閣で外務大臣政務官に任命される。 - 2007年、第1次安倍改造内閣および福田康夫内閣で外務副大臣に就任。 - 2012年、第2次安倍内閣で第12代防衛大臣に就任。 - 2017年、第3次安倍第3次改造内閣で再度防衛大臣に就任。 - 2023年10月、衆議院予算委員長に就任。 - 2024年9月、自民党政務調査会長に就任。
政治活動上の実績
- 1997年、小野寺は初めて衆院選で当選するも、寄付行為で2000年に辞職し、公民権が3年間停止される。 - 2012年から2014年、第2次安倍内閣において防衛大臣を務め、防衛政策の見直しに寄与。 - 2017年から2018年、再度防衛大臣として「日報隠蔽問題」など防衛省の課題処理に携わる。 - 2013年11月、特定秘密保護法案の採決で賛成票を投じた。 - 2022年1月、トンガ噴火に関する津波警報の対応を批判。
政治的スタンス
- 日本国憲法の改正に賛成し、集団的自衛権の行使を禁じた内閣法制局の憲法解釈見直しを支持。 - 女性宮家創設に反対。 - 日本のTPP参加に反対。 - 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」との立場を取る。 - 選択的夫婦別姓制度には「どちらともいえない」という立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 防衛大臣として2度の経験を持ち、防衛や外交分野での豊富な経験と知識を持つ。 - 義父が元気仙沼市長であることから地方政治と国政の両方に精通している。 - 寄付行為による罰金刑などマイナスの実績があるが、その後の再起を果たしている。 - 東日本大震災の際には自身の家が全壊する被害を受けていることから、被災地問題に対する理解が深い。 - 政治的スタンスは保守的であり、防衛や憲法問題について明確な意見を持つ。