2024年10月衆議院議員ランキング 7回戦
石破茂 vs 小倉將信
勝: 石破茂
戦評
議員Aは防衛や外交の要職を歴任し、長年の経験と重大な国家戦略に関わる業績があります。特に、国防や安全保障に関する専門性が高く、国際的な視野を持ちながら政策を進めており、今後も重要な国家課題に対処できる可能性を示しています。一方、議員Bは特に内政面、子ども政策や少子化対策など、多様な社会課題に積極的に取り組んでいます。しかし、総理大臣という国のリーダーとして選ぶには、国際的な経験や知見がやや不足している印象です。経歴や実績から、内閣総理大臣としての対応力は議員Aの方が有利と判断されます。
石破 茂(いしば しげる)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 68歳 (1957年02月04日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党(渡辺派)→)(新生党→)(新進党→)自由民主党(額賀派→無派閥→石破G→無派閥) |
選挙区 | 鳥取1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1957年、東京都千代田区で生まれる。姉二人の末っ子長男として誕生。 - 小学校から中学校までを鳥取県八頭郡で過ごす。 - 母は国語教員で、教育熱心な家庭で育つ。偉人伝の朗読などを日々の習慣とする。 - 鳥取大学教育学部附属小学校、鳥取大学教育学部附属中学校を経て、慶應義塾高等学校に進学。 - 慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。大学2年生のとき、全日本学生法律討論会で1位になる。 - 三井銀行(現・三井住友銀行)に入行するも、1983年に銀行を退職し政界を目指す。
政治家としてのキャリア
- 1986年、第38回衆議院議員総選挙で全国最年少の国会議員として初当選。 - 2002年、小泉内閣で防衛庁長官に初入閣。アメリカ同時多発テロ事件後、有事法制の制定に関わる。 - 2007年、福田康夫内閣で防衛大臣に就任。 - 2008年、麻生内閣で農林水産大臣に就任。 - 2012年、自由民主党幹事長に就任。2012年と2013年の国政選挙を指導。 - 2024年、第28代自由民主党総裁に選出、同年10月、内閣総理大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2002年、防衛庁長官として、有事法制の制定と、自衛隊のイラク派遣を推進。 - 2007年、防衛大臣として国際社会の安全保障に寄与。 - 2014年、国家戦略特区担当大臣時代には、地域創生政策を推進。 - 2024年、内閣総理大臣として経済回復と財政規律を掲げ、重責を担う。
政治的スタンス
- 自衛隊の活動を機動的にするほか、アジア版NATOの創設を提唱。 - 憲法9条改正を支持し、軍隊の保持を明記するべきとの考え。 - 整然とした政策論議重視し、地域創生や経済成長よりも財政再建を重視。 - 外交安全保障に関心を持ち、国防軍の設立に向けた法整備の必要性を唱える。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたり国防や安全保障に関する政策に精通し、その分野での政策通として知られる。 - 防衛や農政分野での豊富な経験を土台にした知識と実務能力がある。 - 国際的な視野を持ち、日米同盟を中心とした国際関係に関する柔軟かつ現実的なアプローチをしている。 - 知性と公正さを持ち合わせつつも、自身の主義・主張を貫こうとする姿勢が時に論争を引き起こすこともある。
小倉 將信(おぐら まさのぶ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 43歳 (1981年05月30日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(二階派→無派閥) |
選挙区 | 東京23 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都多摩市に生まれる。 - 栄光学園中学校・高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業(国際私法:石黒一憲ゼミ)。 - 日本銀行に入行、金融業界での経験を積む。 - 2009年にオックスフォード大学大学院で金融経済学修士号を取得。 - 2011年7月に日本銀行を退職する。
政治家としてのキャリア
- 2011年11月に自民党東京都連の公募を受けて、衆議院東京23区支部長に就任。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で初当選(東京23区)。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2017年8月、総務大臣政務官に就任し、地方自治に関する様々な分野を担当。 - 2019年9月、自民党国会対策副委員長(総務委員会、消費者問題に関する特別委員会の担当)に。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で4選を果たし、自由民主党青年局長に。 - 2022年8月、第2次岸田第1次改造内閣にて内閣府特命担当大臣に就任。 - 2023年4月、こども家庭庁の初代大臣に就任。 - 2023年9月、内閣改造で退任し、自民党副幹事長に就任。
政治活動上の実績
- 第49回衆議院議員総選挙(2021年)で野党統一候補を破り、東京23区で4選。 - 内閣府特命担当大臣として、2022年に小倉大臣を座長とする関係府省会議を設置し、通園バスの園児所在確認と安全装置導入の義務化を含む緊急対策を発表。 - 2023年には、異次元の少子化対策として児童手当の強化や育児支援策の検討に着手し、春には試案を公表。
政治的スタンス
- 外国人参政権の付与や人権擁護法案に反対。 - 女性宮家の創設にも反対意見を表明。 - 受動喫煙防止のために、飲食店の広さに関係なく屋内禁煙推進を支持。 - モノレールの普及を推進し、多摩都市モノレールの町田方面延伸に尽力。 - 選択的夫婦別姓制度に関して、2014年は反対の姿勢だったが、2017年の調査で「どちらかといえば賛成」と意見を変遷。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 学歴(東京大学、オックスフォード大学院)から読み取れる優れた知性。 - 多角的な政策分野(こども政策、少子化、男女共同参画など)を担当し、多様な社会課題の解決に着手しているという点で指導力を示している。 - 趣味ダイエットやさまざまな協会の役職を持つなど、多様な人間性を有している。ただし短期間での離婚歴があり、個人としての家庭面での安定性には疑問を持つ人もいる可能性がある。 - 精力的に政策を推進する姿勢を持ち、特にモノレール延伸や安全対策など地域密着型の課題にも取り組む姿勢が見られる。 - 政策立案や省庁間調整を経験しており、行政側の運営能力を有すると考えられる。