2024年10月衆議院議員ランキング 7回戦
石田真敏 vs 神田憲次
勝: 石田真敏
戦評
議員Aは長年にわたり多様な役職を歴任し、実績が多くあり、一貫して安定した政治キャリアを持つが、公職選挙法違反問題が評価に影響を及ぼしている。また、選択的夫婦別姓制度に反対するなど、社会的価値観において多様性を認める姿勢が弱い点が懸念される。 議員Bは税理士としての専門的知識を活かし、経済政策の面での貢献が期待される。しかし、倫理的な問題があり、統一教会との関係性が透明性に欠けると指摘されている。このため、信頼を回復するための説明責任を果たすことが求められている。 両者ともに倫理的な問題を抱えているが、より国民の利益に直結する政策立案経験と、与党内での実績が豊富な議員Aの方が、総合的には適任と考えられる。
石田 真敏(いしだ まさとし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 72歳 (1952年04月11日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(山崎派→無派閥→岸田派→無派閥) |
選挙区 | 和歌山2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 和歌山県海南市生まれ。 - 海南市の洋服商を父に持ち、5人兄姉の末っ子。 - 和歌山県立海南高等学校を卒業。 - 早稲田大学政治経済学部政治学科を卒業。 - 大学卒業後、坊秀男衆議院議員の秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 1983年、和歌山県議会議員選挙に出馬し、初当選。3期務める。 - 1995年、海南市長選挙に出馬し、当選。2期務める。 - 2002年、衆議院和歌山2区補欠選挙に自由民主党公認で出馬し、初当選。 - 2005年、第3次小泉内閣で国土交通大臣政務官に就任。 - 2009年、麻生内閣で財務副大臣に就任。 - 2012年、衆議院法務委員長に就任。 - 2018年、第4次安倍改造内閣で総務大臣に就任。 - 様々な議員連盟に所属し、国政に関与。
政治活動上の実績
- 2005年、国土交通大臣政務官として安全危機管理及び交通関係施策を担当。 - 2009年、財務副大臣として金融政策や経済運営に寄与。 - 2018年 総務大臣としてマイナンバー制度を担当。 - 2022年まで自民党広報本部長を務めた。 - 選挙運動員が公職選挙法違反容疑で逮捕されるという不祥事があった(2014年)。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価している。 - 原発を日本に必要と位置付けている。 - 特定秘密保護法を支持。 - 選択的夫婦別姓制度導入には反対。 - NHKの放送スクランブル化に反対。 - たばこ税の増税に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 複数の選挙で当選を果たし、政治キャリアが長い。 - 公職選挙法違反問題があり、倫理面での課題が指摘されている。 - 自民党内で様々な役職を歴任し、政治の経験豊富。 - 多様な政治連盟への参加により、幅広い視野を持つ。 - 知識と経験を生かし、政策に取り組む姿勢がある。
神田 憲次(かんだ けんじ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 61歳 (1963年02月19日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 愛知5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 大分県玖珠郡玖珠町に生まれる。 - 崇徳高等学校を卒業後、中京大学文学部英文学科を卒業。 - 中京大学大学院法学研究科修士課程を修了、また愛知学院大学大学院商学研究科修士課程も修了する。 - 修士号を取得後、税理士資格を認定で取得。 - 1991年に税理士登録し、名古屋税理士会名古屋東支部に所属。 - 2000年に神田憲次税理士事務所を開業。顧客へのコンサルティングを中心に活動。 - 総務省の政治資金監査人や日本国際社会事業団の評議員を務める。
政治家としてのキャリア
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙で愛知5区から出馬し、初当選。 - 2014年の衆議院議員総選挙では愛知5区で敗北するも比例東海ブロックで復活当選。 - 2017年の衆議院選挙でも愛知5区で敗れ、比例復活で三選。 - 2019年に第4次安倍第2次改造内閣で内閣府大臣政務官に就任。 - 2021年の衆議院選挙で再び愛知5区で当選し、4選を果たす。 - 2023年に第二次岸田改造内閣で財務副大臣に就任。しかし、不祥事のため同年11月に辞任。
政治活動上の実績
- 2012年、第46回衆議院議員総選挙で僅差で赤松広隆を破り初当選。 - 2019年9月に内閣府大臣政務官に就任。 - 2023年9月に財務副大臣に就任し、予算編成や財政投融資などを担当。 - 2023年11月、不祥事により財務副大臣を辞任。
政治的スタンス
- 憲法改正と憲法9条への自衛隊明記に賛成。 - 緊急事態条項の設置に賛成。 - 敵基地攻撃能力の保有について賛成。 - 沖縄辺野古基地問題では政府の埋め立てを支持。 - 歴史問題については、より強硬な姿勢で臨む。 - ジェンダー問題に保守的な立場を取り、同性婚や選択的夫婦別姓に反対。 - 原発の現状維持を主張。消費税10%の維持を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 税理士という専門知識を持ち、経済政策への理解が期待される。 - 自由で活力のある公正な社会の実現を信条とし、真剣味を重要視する。 - ただし、税金滞納問題、不祥事による更迭などの倫理的問題が指摘され、説明責任が問われている。 - 統一教会との関係が取り沙汰されており、透明性と信頼性に欠けるとの批判も存在。