2024年10月衆議院議員ランキング 16回戦
田中英之 vs 関芳弘
勝: 関芳弘
戦評
国会議員Aは行政運営の経験や伝統文化保護に貢献した一方で、統一教会関連の問題で政治的信頼性に課題があります。議員Bは経済や環境政策に深く関与し、金融業界での実務経験も持ちますが、政治資金に関する疑義が報道されているため、クリーンなイメージが求められます。両者の判断材料を比較した結果、経済と環境政策における実績の重要性から、議員Bがやや優れていると考えられます。
田中 英之(たなか ひでゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年07月11日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(谷垣G→無派閥→菅義偉G) |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 京都府京都市で生まれる。 - 幼少期から京都市内の西京極幼稚園、西京極小学校、西京極中学校に通学。 - 京都成章高等学校を経て、京都外国語大学を卒業。 - 大学卒業後、京都外国語大学の職員として勤務する。 - 父親が京都市会議長の任期中に急死、政治の道に進むきっかけとなる。
政治家としてのキャリア
- 1999年4月、京都市会議員選挙に出馬し初当選。その後、4期にわたり市会議員として活動。 - 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で自由民主党から出馬し、初当選。 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で三選。 - 2018年、第4次安倍第1次改造内閣で国土交通大臣政務官に就任。 - 2021年、第1次岸田内閣で文部科学副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で重複立候補していた比例近畿ブロックで再び当選。
政治活動上の実績
- 文部科学副大臣や国土交通大臣政務官として、政策立案や行政運営の経験を持つ(2018年、2021年)。 - 嵐山の鵜飼文化を守るための嵐山鵜飼観光文化振興協会設立に貢献(2018年)。 - 2021年には統一教会系イベントに関連して名前が上がり、関与が報道される。 - 衆院本会議中に居眠りをしていたとの報道が流れる(2022年)。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度の導入にはどちらかといえば反対。 - 女性宮家の創設に反対。 - 原発ゼロ政策に反対し、原発継続を支持。 - 過去に日本会議国会議員懇談会や神道政治連盟国会議員懇談会、日本の印章制度・文化を守る議員連盟(幹事)に所属。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家一家の背景を持ちながらも、独自のキャリアを形成している。 - 文部科学副大臣や国土交通大臣政務官として行政経験が豊富。 - 伝統文化保護に積極的な姿勢を見せる一方で、タバコ業界での関係も持ち続けている。 - 統一教会との関与が取り沙汰されたことで、政治家としての透明性や信頼性が問われる場面もあった。
関 芳弘(せき よしひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年06月07日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 兵庫3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1965年6月7日、徳島県小松島市で生まれる。 - 徳島県立城ノ内高等学校を卒業。 - 関西学院大学経済学部進学し、金融政策や銀行論を専門とする川口慎二のゼミで学んだ。 - 大学卒業後、住友銀行(現三井住友銀行)に就職した。 - 2011年、英国国立ウェールズ大学大学院に入学し、2015年に経営学修士(MBA)を取得。
政治家としてのキャリア
- 2005年9月、第44回衆議院議員総選挙で自民党公認で兵庫3区から出馬し、初当選。 - 2008年2月、町村派に入会。 - 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で再選。 - 2013年1月、自民党副幹事長に就任。 - 2014年9月、経済産業大臣政務官に就任し、同年12月の総選挙で3選。 - 2016年8月、環境副大臣に就任。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で4選。 - 2018年10月、経済産業副大臣に就任。 - 2019年9月、自民党内閣第二部会長に就任。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で5選。 - 衆議院環境委員長に就任。
政治活動上の実績
- 初当選後、経済産業、環境に関する副大臣や大臣政務官を歴任した。 - 2019年、自民党内閣第二部会長として幅広い政策分野(沖縄・北方対策、科学技術、宇宙政策等)に関与。 - 2021年、選挙区での選挙戦を制し、衆議院議員として5選目の当選を果たす。 - 統一教会関連団体の会合に出席していることが報じられた。 - 兵庫第3選挙区の政治資金に関する疑義が報道された。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成し、特に憲法9条への自衛隊の明記を支持している。 - 敵基地攻撃能力の保有に賛成。 - 普天間基地の辺野古移設について、政府の埋め立て方針を支持。 - 日韓の歴史問題における政府の外交方針を支持。 - 選択的夫婦別姓制度と同性婚に対し、いずれも反対の立場。 - 原子力発電の現状維持を主張し、消費税率の現状維持を支持。 - 森友学園問題について、追加の調査や説明は不要と考えている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 金融業界出身で、経済および経営に関する実務経験と学問的知識を有している。 - 政策の一部については保守的であるが、連続して国民の信任を得ている実績がある。 - 統一教会関連の活動に関与をしているとの報道を受け、多様な価値観の尊重への姿勢が問われている。 - 経済、環境政策において、各種制度改革や推進に携わってきた経験がある。