2024年10月衆議院議員ランキング 8回戦
玉木雄一郎 vs 堀場幸子
勝: 玉木雄一郎
戦評
議員Aは、政治家としてのキャリアが豊富で、改革推進や政策提案の実績があります。財務や行政改革に関する専門的知識を持ち、新しいメディアを活用して若年層とのコミュニケーションを図るなど、広範な支持基盤を構築する努力をしています。これに対して議員Bは、政治キャリアはまだ浅いですが、ジェンダー平等やLGBTQ+の権利拡大に熱心で、原子力の依存度を下げることを提唱しており、現代的な社会課題に対応する姿勢を示しています。どちらもそれぞれに強みがあるものの、実現可能性やリーダーシップ、具体的な政策提案の経験が豊富な点から、次の選挙では議員Aを選ぶべきです。
玉木 雄一郎(たまき ゆういちろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 55歳 (1969年05月01日生) |
所属政党 | 国民民主党 (民主党(礎会)→)(民進党→) (希望の党→)(旧国民民主党(前原G)→)国民民主党 |
選挙区 | 香川2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 香川県大川郡寒川町(現・さぬき市)で農家の家庭に生まれる。家庭での農作業を通じて協力や共生の大切さを学ぶ。 - 香川県立高松高等学校、東京大学法学部を卒業。ハーバード大学ケネディスクールでは公共政策修士号を取得。 - 大学卒業後、1993年に大蔵省(現在の財務省)に入省し主計局総務課に配属。アメリカのハーバード大学へ留学し、その後、外務省への出向を経験。 - 2001年から2005年まで大阪国税局で総務課長を務め、さらに内閣府で秘書専門官として3代の大臣を支える。 - 大平正芳元首相の遠戚で、小泉内閣時代に政治家を志す契機となった事件や留学経験を通じて政治家を目指す決意を固める。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙に民主党公認で香川2区から立候補するも落選。その後、大平正芳の親族との連携を深める。 - 2009年に第45回衆議院議員総選挙で初当選し、政治家としてのキャリアを本格化。 - 民主党内で様々な役職を歴任し、2014年には党の政調会長補佐として活躍。 - 2017年、希望の党の共同代表及び代表を歴任。党の変遷と共に、自身の立場を確立する。 - 2018年、希望の党解体後に国民民主党を結党し、共同代表としてその基盤を築き、新しい国民民主党の代表を務め続ける。
政治活動上の実績
- 2009年には民主党の大勝に伴い初当選し、政策調査会の補佐役として政権に参画。 - 2011年、提言型政策仕分けで存在感を示し、2012年には民主党が大敗した総選挙でも再選を果たす。 - 2014年総選挙においても自民党の追撃を受けつつも再選。 - 2018年からの国民民主党代表として小沢一郎が率いる自由党との合併を成し遂げ、党首としてのリーダーシップを発揮。 - 最近では、YouTubeを活用して若年層への情報発信を強化し、幅広い政策議論を展開。
政治的スタンス
- 憲法改正には基本的に賛成しつつも、防御的な規制の明確化や政府の権限強化に熱心に取り組む。 - 外交安保での日米同盟基軸を重視し、共産主義体制への警戒を表明する。 - 国内政策では選択的夫婦別姓制度やジェンダー平等政策に肯定的で、多様性を重視。 - 原子力には一定の理解を示しつつも、脱炭素を意識した政策運用を主張。 - 最近ではオンラインチャンネルを利用し、政策への理解を深めようとする工夫をしている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 官僚時代から政治家としてのキャリアを通じて、財務や行政改革における実務経験が豊富。 - 政治家としてのキャリアを積む中で、複数の政党の代表職を務め、リーダーシップを発揮。 - 常に政策の提案型アプローチをとり、具体的な議論を推進してきた実績。 - YouTubeなどの新しいメディアを積極的に活用し、より広範な層にアプローチする姿勢。 - 政策実現のためには与党とも連携を考慮する柔軟性を持ち、対話重視の姿勢が評価される政治スタンス。
堀場 幸子(ほりば さちこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年03月24日生) |
所属政党 | 日本維新の会 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
北海道札幌市で生まれ、京都府京都市南区で育つ。 京都聖母学院小学校、京都聖母学院中学校・高等学校を卒業。 フェリス女学院大学国際交流学部を卒業。 フェリス女学院大学大学院国際交流研究科博士前期課程を修了。 修士課程の途中で韓国に留学した経験を持つ。 伊藤忠商事子会社のIFAに勤務していたが、流産を機に退職。 東京都の小中学校の特別支援教室専門員として勤務。 アンガーマネジメントの講師を務める。
政治家としてのキャリア
2021年6月3日、次期衆院選に日本維新の会公認で京都1区から立候補することを表明。 2021年10月の第49回衆議院議員総選挙で、自由民主党の候補に敗れたが、比例近畿ブロックで復活し初当選。 京都維新の会の代表を務める。
政治活動上の実績
2021年、憲法改正と第9条への自衛隊明記に関して賛成の立場を表明。 普天間基地の辺野古移設問題について、「政府が埋め立てを進めるのはやむを得ない」との立場を取る。 選択的夫婦別姓制度の導入と同性婚の法改正に賛成。 ジェンダー関連の法案に対して、理解増進法案の早期成立を支持。 原子力発電への依存度を今後下げるべきと主張。 消費税率について、引き下げるべきと回答。
政治的スタンス
憲法改正には賛成。 日韓関係において、歴史問題は「より強い態度で臨む」との姿勢。 原子力発電の依存度を下げることを支持。 LGBTの権利擁護に向けた法案成立に賛成の立場。 消費税率に関しては、引き下げの必要性を主張。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
シングルマザーとして2人の娘を育て、新型コロナウイルスの影響を受けた経験を有する。 2度の流産を経験し、出産や不妊治療についての問題意識を持つ。 家族に政治や国際関係に通じた専門家がいる。姉の堀場明子は笹川平和財団の主任研究員を務める。 教育の充実や憲法裁判所の設置を憲法改正項目として重視。 ジェンダー平等やLGBTQ+の権利拡大に積極的な姿勢を示す。