2024年10月衆議院議員ランキング 17回戦
浦野靖人 vs 中山展宏
勝: 浦野靖人
戦評
議員Aは、保育士や福祉系のバックグラウンドを持ち、地域密着型の政治活動を行ってきました。教育や福祉に強い理解を示し、それらを重視する政策を展開しています。さらに、党内で中核的役職を多く務めていることから、リーダーシップが高く、長期にわたり政治活動における実績も積んでいます。それに対し、議員Bは経済や安全保障に重点を置いた政策を提言していますが、大臣や政務官としての記録が乏しいといった指摘があります。経済と安全保障を重視する一方で、国内の社会福祉問題に対する取り組みが見えにくい点もあります。総合的に見ると、国民の生活に密接に関わる分野での経験と実績を持つ議員Aの方が、国民の代表としてより適切であると判断できます。
浦野 靖人(うらの やすと)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 51歳 (1973年04月04日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (自由民主党→)(大阪維新の会→)(旧日本維新の会→)(維新の党→)(おおさか維新の会→)日本維新の会/大阪維新の会 |
選挙区 | 大阪15 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 大阪府松原市で生まれる。 - 清風高等学校を卒業。 - 聖和大学教育学部を卒業し、保育士資格を取得。 - 卒業後は社会福祉法人立青福祉会天美保育園、大阪府社会福祉協議会に勤務。 - 社会福祉法人立青福祉会理事や日本保育協会大阪支部理事を務めた。
政治家としてのキャリア
- 2003年、大阪府議会議員選挙に自由民主党公認で立候補し、当選(松原市選挙区)。 - 2007年、大阪府議会議員選挙で再選されるが、任期中に自民党を離党し大阪維新の会に参加。 - 2011年、大阪府議会議員選挙で大阪維新の会公認で3選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で大阪15区から日本維新の会公認で立候補し、初当選。 - 2014年、維新の党結党に参加し、衆議院議員総選挙で比例近畿ブロックで復活当選。 - 2015年、おおさか維新の会結党に参加。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2019年、党国会議員団政務調査会長代行に就任。 - 2020年、国会議員団政務調査会長に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で大勝し、4選。
政治活動上の実績
- 2012年、大阪15区で自民党元職の竹本直一を破り初当選。 - 2015年、維新の党の分裂に関与し、橋下徹らと新たにおおさか維新の会を結党。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙にて自民党新人を破り比例復活を許さず再選。 - 党の政務調査関連ポストを多く歴任し、党組織局長を務める。
政治的スタンス
- 日本国憲法の改正に賛成だが、第9条改正への立場は不明。 - 緊急事態条項の創設に賛成。 - 参議院の合区をなくすための憲法改正に反対。 - アベノミクスを評価しない。 - 高度プロフェッショナル制度の導入に賛成。 - 原子力発電について「当面は必要だが、将来的には廃止すべき」という考え。 - カジノの解禁に賛成。 - 日本の核武装の検討に対して柔軟な姿勢を示す。 - 女性宮家の創設に反対。 - 選択的夫婦別姓制度には中立的な立場。 - 健康増進法改正による屋内禁煙に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 保育士経験や福祉関係の経歴により、教育や福祉に対する理解が深い。 - 政治家として長年の経験を持ち、多くの党内ポジションを歴任しており、リーダーシップが評価される。 - 政治家としての発言が直截的であることから、それが支持を集める一方、物議を醸すこともある。 - 世襲政治家としての背景を持ち、政治に対する意識が高いとされる。 - 原子力発電や核武装問題など、国家的な重要問題に対して率直な意見を表明している。
中山 展宏(なかやま のりひろ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 56歳 (1968年09月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1968年9月16日、兵庫県西宮市で生まれる。 - 香川大学教育学部附属高松中学校、香川県立高松高等学校を卒業。 - 青山学院大学理工学部を卒業。 - 早稲田大学大学院ファイナンス研究科の専門職学位課程を中退。 - 勧角証券で債券ディーラーとして勤務。 - 衆議院議員江崎洋一郎の公設秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 2009年、第45回衆議院議員総選挙に自民党公認で神奈川9区から出馬するも落選。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で比例復活により初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再び比例復活により再選。 - 2017年、甘利明議員らと共に麻生派に入会。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で比例復活により3選。 - 2018年、自民党内で複数の役職(内閣第二部会副部会長、財務金融部会副部会長等)に就任。 - 2019年、外務大臣政務官に就任。 - 2021年、国土交通副大臣に就任。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例復活により4選。
政治活動上の実績
- 2019年、外務大臣政務官としてアジア大洋州、南部アジア諸国を担当。 - 2021年、国土交通副大臣として、災害対策や水管理などを担当。 - 経済安全保障政策として、「国家経済会議」の設置を提言。 - 2020年、中国製アプリに対するユーザーの安心環境整備を提言。 - 2014年、大臣や政務官などの要職や議会での活動記録がないとの指摘。
政治的スタンス
- 経済安全保障に重きを置き、中国のデジタル通貨に対する警戒を示す。 - 憲法改正、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の見直しに賛成。 - 日本の核武装には反対。 - 女性宮家の創設や選択的夫婦別姓制度の導入に反対。 - 日本の国際的プレゼンス向上を主張。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済安全保障や外交に関する議題での積極的な活動が見られる。 - 若干の批判として、大臣や政務官としての活動の記録が乏しい時期があったことが指摘される。 - 経済と安全保障を統合した政策提案の推進役として評価される反面、特定の立場や政策に偏りがちとの指摘もある。