2024年10月衆議院議員ランキング 19回戦
浜地雅一 vs 森田俊和
勝: 浜地雅一
戦評
両候補はともに政治的キャリアが豊富で有能な議員としての資質を持っている。しかし、議員Aはより国際問題や外交、安全保障に関わる経験が豊富で、外交・安全保障分野で経験を積んできた点が評価できる。一方で不適切な発言の問題があり、これは慎重に考慮されるべきポイントである。 議員Bは、地方議会での地元への密着した政治活動と、政策に対する柔軟性が特徴であり、社会的公正を重視する点で多くの市民に支持される可能性がある。しかし、統一教会との関係の問題がリスクとして存在しており、その関係を断ち切る姿勢を示しているものの、懸念として残る。 結論として、外交や安全保障での豊富な経験を持ち、近年の実績が安定している議員Aを選ぶべきと判断した。これは、国際情勢が不安定な中、確かな実績を持った人材の必要性が高いと考えたためである。
浜地 雅一(はまち まさかず)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年05月08日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)九州 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1970年 福岡県福岡市で生まれる。 - 福岡市立元岡小学校、創価中学校・高等学校を卒業。 - 1994年に早稲田大学法学部を卒業後、UBS証券に入社。 - 1997年には大手マンション開発販売会社に転職。 - 2002年に司法書士試験に合格。 - 2006年に旧司法試験に合格。 - その後、弁護士として活動。
政治家としてのキャリア
- 2009年に第45回衆議院議員総選挙に比例九州ブロックから公明党として立候補するも落選。 - 2012年に第46回衆議院議員総選挙で比例九州ブロックから初当選。 - 2014年の第47回衆議院議員総選挙で再選される。 - 2015年に外務大臣政務官に就任。 - 2017年の第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2021年の第49回衆議院議員総選挙で4選。 - 現在、公明党の国会対策委員長代理、国際局長、福岡県本部代表として活動。
政治活動上の実績
- 2015年に外務大臣政務官を務めた。 - 各種衆議院委員会での活動: 内閣委員会、総務委員会、予算委員会、消費者問題に関する特別委員会など。 - 2015年の安全保障関連法案審議中、民主党議員に対する不適切なヤジ「バカか」で謝罪を余儀なくされる。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度導入に賛成。 - 憲法9条の改正には反対。 - 集団的自衛権の行使を支持。 - アベノミクスを評価し、支持。 - 軽減税率の導入を支持。 - 村山談話、河野談話の見直しには反対。 - ヘイトスピーチに関する法規制を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経済界から法律界を経て政治界進出という多様なキャリアを持つ。 - 最近の選挙では連続当選しており、一定の支持基盤を有している。 - 外交や安全保障に関する役職を経験しており、国際問題への理解がある。 - 政策に関する明確なスタンスを示しているが、一部不適切発言が目立つ場合もある。 - 公明党内での位置づけが高く、党内で影響力がある。
森田 俊和(もりた としかず)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年09月19日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (自由民主党→)(無所属→)(次世代の党→)(民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(重徳派) |
選挙区 | 埼玉12 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 埼玉県熊谷市に生まれる。 - 熊谷市立玉井小学校、熊谷市立玉井中学校、埼玉県立熊谷高等学校を卒業。 - 早稲田大学政治経済学部政治学科に進学し、政治学を専攻。 - 1999年3月、早稲田大学大学院政治学研究科博士前期課程修了。 - 同年4月に博士課程後期(憲法専修)に進み、2005年3月に単位取得退学。 - 2005年9月から1年間カナダ・マギル大学に留学。 - 2005年6月、介護事業を始め、訪問看護ステーションを開設。
政治家としてのキャリア
- 2003年4月、埼玉県議会議員選挙北第7区から無所属で立候補も僅差で落選。 - 2007年4月、埼玉県議会議員選挙北第6区に無所属で出馬し、当選。自民党の会派に所属。 - 2011年4月、県議選で自民党公認を受け再選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党から出馬し、比例北関東ブロックで復活当選。 - 2020年9月、(旧)立憲民主党と国民民主党が合流して結成された立憲民主党に参加。 - 2021年、第49回衆議院選挙で埼玉12区にて選挙区当選を果たす。
政治活動上の実績
- 2007年、埼玉県議会議員選挙に当選し、議員生活をスタート。 - 2014年、次世代の党から衆議院議員選挙に出馬するも比例復活ならず。 - 2017年、希望の党から比例復活で衆議院議員に初当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で選挙区での初当選を果たす。
政治的スタンス
- 憲法改正に対しては肯定的だが、憲法9条の改正には否定的。 - 非核三原則の堅持、日本の核武装には否定的。 - 同性婚、選択的夫婦別姓制度には賛成。 - 防衛力強化への賛成と共に、集団的自衛権の行使や敵基地攻撃能力保持には支持を示す。 - 新型コロナウイルス対策としてロックダウンを法律で可能にすることに賛成。 - 財政再建よりも景気対策のための財政出勤を優先すべきと主張。 - 台湾海峡や防衛問題には、米軍基地移設には慎重で、辺野古基地建設に否定的。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家としての多様なキャリアを持ち、様々な政党を渡り歩いてきた経験を持つ。 - 地元埼玉県熊谷市で長年活動し、地域に根ざした活動を展開してきた。 - 政治姿勢として柔軟性があり、時勢に対して工夫や適応力を働かせることができる。 - 非核三原則堅持や社会保障制度の維持など、人権や社会的公正を重視する点を特色としている。 - 統一教会及び関連団体との関係が指摘されるが、今後は関係を持たないことを公表している。