2024年10月衆議院議員ランキング 19回戦
浅野哲 vs 長谷川淳二
勝: 長谷川淳二
戦評
議員Aと議員Bの双方が異なる経歴と政治的立場を持っていますが、次の選挙で誰が選ばれるべきかを評価するには、その政策の適用可能性と長期的な視点での実績を考慮する必要があります。議員Aは労働組合での経験を踏まえながら教育や少数者の権利問題に進歩的な視点を持ち、地方組織の強化にも貢献しています。一方、議員Bは総務省の経験と地方行政府での実績を踏まえ、特に災害対応能力において強いリーダーシップを発揮し、地域の声を国政に反映させる姿勢があります。ただし、財政や地方自治に強い経験を持つ議員Bは、現代の財政運営や総務政策において即戦力となり得ること、また与党内で政務官としての経験を積んでいる点で、より即応的な政策実行が期待できると判断します。したがって、財政及び地方自治の専門性を活かし、柔軟な方針を持つ議員Bが次の選挙で選ばれるべきと思います。
浅野 哲(あさの さとし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 42歳 (1982年09月25日生) |
所属政党 | 国民民主党 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)国民民主党 |
選挙区 | 茨城5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都八王子市出身。 - 八王子市立中山中学校、東京都立南多摩高等学校を卒業。 - 青山学院大学理工学部物理学科を卒業し、青山学院大学大学院理工学研究科博士前期課程を修了。 - 日立製作所に就職し、日立研究所の研究員として自動車向け半導体センサーの開発に携わった。 - 労働組合の役員として活動する中で政治に関心を持ち、民主党衆議院議員の大畠章宏の選挙活動を手伝うようになる。
政治家としてのキャリア
- 2015年9月、大畠章宏の公設秘書として活動を始める。 - 2016年3月、民主党から次期衆議院選挙の公認候補に内定。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙に茨城5区から希望の党公認で出馬し、比例復活で初当選。 - 2018年5月、民進党と希望の党の合流により結党された国民民主党に参加。 - 2020年9月、新たな国民民主党に参加を決定し、同月に入党。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で石川昭政を破り再選を果たす。 - 2022年4月、国民民主党宮城県連設立の際に県連代表に就任する。
政治活動上の実績
- 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で初当選(希望の党公認、比例復活) - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で再選を果たす(国民民主党公認) - 2022年、国民民主党宮城県連代表への就任(党の組織強化に貢献)
政治的スタンス
- アベノミクスや安倍内閣の政策、特に消費増税の先送りを評価しない。 - 安全保障関連法の成立に反対し、北朝鮮問題への対応も評価しない。 - 長期的には消費税率を10%よりも高くすることに賛成。 - 教育の無償化を推進する立場。 - 財政赤字対策として国債発行の抑制と高所得者への課税強化を支持。 - 性的少数者の権利を尊重する立場で、同性婚の法的承認に賛成。 - 選択的夫婦別姓の導入を支持。 - 原子力発電の活用を継続することに賛成。 - 日本の防衛力強化を推進する一方で、他国への先制攻撃には反対。 - 憲法改正には賛成の姿勢を示し、情報公開の重要性を強調。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 労働組合での役員経験を持ち、現場の声を大切にする姿勢。 - 産業別労働組合との連携が強く、特に電機連合からの支持を受けている。 - 政策において、教育や少数者の権利問題に対する進歩的かつ公平な視点を持つ。
長谷川 淳二(はせがわ じゅんじ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 56歳 (1968年08月05日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(無派閥) |
選挙区 | 愛媛4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1968年8月5日、岐阜県加茂郡七宗町で茶生産農家に生まれる。 - 七宗町立上麻生小学校、七宗町立上麻生中学校、東海高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業後、1991年4月に旧自治省(現:総務省)に入省。 - 総務省では財政課財政企画官などを務める。 - 2008年に愛媛県に出向し、県総務部長を経て、2012年から2015年まで愛媛県副知事を務める。 - 2015年に総務省に復帰。2018年の西日本豪雨災害の際には宇和島市に現場入りし、災害対応を指揮する。
政治家としてのキャリア
- 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で愛媛4区から自由民主党公認で出馬し、初当選する。 - 自由民主党所属の衆議院議員として活動し、現在も在職中。 - 2022年12月、区域変更された愛媛3区の自民党支部長に就任。 - 2022年12月27日、第2次岸田第1次改造内閣で総務大臣政務官として任命される。
政治活動上の実績
- 2018年、西日本豪雨災害時に宇和島市で現場指揮をとり、被災者支援に尽力。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙において、自民党公認候補として初当選(得票率56.59%)。 - 2022年12月、自民党の愛媛3区支部長に就任し、区域変更に対応。
政治的スタンス
- 自由民主党所属でありながら無派閥。党内での派閥に縛られない行動が特徴。 - 自民党たばこ議員連盟に所属しており、たばこ産業への一定の理解を示している。 - 2024年の自民党総裁選では小泉進次郎氏を支持し、決選投票で石破茂氏に投じるなど、必ずしも主流派の候補を支持しているわけではない。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 財政や地方自治に関する豊富な行政経験を持ち、総務省や愛媛県副知事としての経験を活かして地方行政や災害対応に強い。 - 初当選から短期間で政務官に任命されるなど、与党内での信頼や期待がうかがえる。 - 地元愛媛の状況をしっかりと把握し、地域の声を国政に反映させる姿勢を示している。 - 無派閥として独自の政治信念を持ち、柔軟な方針決定が可能。