2024年10月衆議院議員ランキング 21回戦
河西宏一 vs 坂本祐之輔
勝: 河西宏一
戦評
議員Aと議員Bのプロフィールを比較すると、議員Aは技術者としてのバックグラウンドを持ち、科学技術や人材育成に強い関心を示していることが特徴です。また、核兵器禁止や同性婚の法制化といった進歩的な立場を表明しています。一方、議員Bは長い政治経験を持ち、市政での福祉向上や災害対応に実績があることが大きな強みです。Bの柔軟な対応力と誠実さは、過去の政治家転身を経た経験から培われたものと考えられます。議員Aはポストコロナの経済再生へ向けた新しいアプローチを打ち出す可能性があるため、持続可能な未来を重視する選択としてAが選ばれるべきです。
河西 宏一(かさい こういち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年06月25日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)東京 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 新潟県長岡市出身の技術者一家に育つ。製薬業の曽祖父、製鉄業の祖父、建設業の父、アートディレクターの弟がいる。 - 幼少期に杉並区立方南幼稚園、杉並区立方南小学校、鎌倉市立第一小学校を経て、私立創価中学校・高等学校に進学。 - 東京大学工学部応用物理学科を卒業。 - 大学卒業後、松下電器産業(現:パナソニック)に入社し、トヨタ自動車向けカーナビゲーションの設計・開発に従事する。
政治家としてのキャリア
- 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙に公明党公認で比例東京ブロック単独2位で立候補し、初当選。 - 衆議院議員として、2021年11月5日から在任中。 - 公明党内においては、青年委員会副委員長、青年局次長、東京都本部副代表、東京都本部選挙対策委員長代理を務める。 - 公明党東京都本部ポストコロナ経済再生プロジェクトチームの座長を担当。
政治活動上の実績
- 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例東京ブロックから初当選。 - 公明党の政策立案や選挙戦略の策定における経験を積んでいる状態で、大きな立法成果や議会活動の詳細な記録はまだ見られない。
政治的スタンス
- 学術研究や技術開発に取り組み、日本を「人材立国」「科学技術立国」として押し上げることを目指す。 - 核兵器禁止条約への日本の署名・批准に賛同し、核兵器の使用を完全に反対する姿勢を示す。 - 差異が生きづらさとなる社会に反対し、同性婚の法制化に賛成する立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 技術者出身であり、科学技術や人材育成への強い関心を持つ。 - 広い視点で社会問題を捉え、科学技術を活かす政策を推進する姿勢が見られる。 - 家庭を大切にし、コミュニティに根差した視点を持つことが期待されるが、議会内での主導的な活動の実績はこれから。
坂本 祐之輔(さかもと ゆうのすけ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 70歳 (1955年01月30日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(日本維新の会→)(維新の党→)(民進党(松野グループ)→)(希望の党→)(無所属→)(旧立憲民主党→)立憲民主党 |
選挙区 | (比)北関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1955年1月30日、埼玉県東松山市生まれ。 - 東松山市立松山第一小学校、東松山市立松山中学校、埼玉県立松山高等学校を卒業。 - 1980年3月、日本大学文理学部体育学科を卒業。 - 大学卒業後、東京都墨田区向島の料亭「櫻茶ヤ」、愛媛県砥部町の日本料理店「真砂家」で修行。 - 29歳で家業の「料亭 坂本屋」を継ぎ、同社代表取締役に就任した。 - 1990年1月、社団法人 東松山青年会議所理事長に就任。
政治家としてのキャリア
- 1987年、東松山市議会議員に初当選。 - 1991年、再選を果たし、市議を2期務めた。 - 1994年、東松山市長に初当選し、4期16年にわたり市長を務めた。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で日本維新の会から出馬し比例復活で初当選。 - 2014年、第47回衆議院議員総選挙で再び比例復活で当選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例復活当選し、現在も衆議院議員として在職中。
政治活動上の実績
- 埼玉県東松山市長在任中、「生活重視・福祉優先」を掲げ、「ノーマライゼーションのまちづくり」を進めた。 - 2007年、障害児の就学支援制度を見直し、就学相談調整会議を創設し、希望する学校へ全員が入学できるようにした。 - 2008年、リーマン・ショックで市の社債購入問題が発生。自身は関与を否定したが、市長給与の50%カットを行う。 - 2014年、維新の党結党時に埼玉県総支部代表に就任。 - 民進党結成時に旧維新の党代表として大会の進行役議長を務め、副代表に就任。
政治的スタンス
- アベノミクスに対して評価をしない。 - 原発は不要と考えている。 - 村山談話・河野談話の見直しを提案。 - ヘイトスピーチを法律で規制することを支持。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 憲法9条に自衛隊の根拠規定を追加することを支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- ノーマライゼーションのまちづくりなど、福祉の向上に向けた実績を挙げている。 - 立場を超えて改革を求める姿勢が見られる。 - 過去の不祥事に対して適切な対応をしようとする誠実さも見られる。 - 政治的な転身を繰り返す一方で、議員として多数の当選経験を有し、地域代表としての信頼を得ている。 - 多様な党への所属経歴は、柔軟な対応力を示す一方で一貫性の欠如と見ることもできる。