2024年10月衆議院議員ランキング 21回戦
池畑浩太朗 vs 野間健
勝: 野間健
戦評
議員Aと議員Bの比較において、最も重要であり人々に考慮されるべきは、政治歴やスタンスの一貫性、及び国民の信頼に関する問題です。 議員Aは多くの政党に所属した経歴があり、教育や農業に関する専門的な知識を持っています。幅広い政党経験は、視野を広げる上ではプラスかもしれませんが、政治信念の一貫性には少々欠ける印象があります。 議員Bは、商社勤務や政策秘書としての経歴が政治的な政策立案能力を高めている一方で、収支報告書の記載漏れといった政治資金管理の問題が指摘されており、政治家としての信頼性に疑問を抱かせる要因となりかねません。ただし、具体的な政策提案においては明確なスタンスを持っており、政策立案の能力は高く見積もられます。 最終的に選ばれるべきかどうかは、政治家としての信頼性と政策実行能力のバランスにあります。議員Bは政治資金の不祥事があるものの、政策提案の具体性と実行するための能力において優れているため、彼の方がより安定した政治力を発揮できると考えます。
池畑 浩太朗(いけはた こうたろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年09月26日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (民主党→)(民進党→)(希望の党→)(旧国民民主党→)(無所属→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)近畿 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1974年、東京都港区で生まれる。本籍地は鹿児島県。 - 父が船員であったため、小学生時代の一時期をサウジアラビアで過ごす。 - 中学生時代は埼玉県川口市で生活。 - 高校生からは岡山市内で過ごす。 - 1995年、岡山県立農業大学校・園芸課程野菜専攻を卒業。 - 大学卒業後、岡山県立高松農業高等学校の教員として9年間勤務。
政治家としてのキャリア
- 市村浩一郎衆議院議員の公設秘書を務める。 - 2009年、兵庫県議会議員補欠選挙で宝塚市選挙区から民主党公認で立候補し当選。 - 2011年、兵庫県議会議員選挙で再選。 - 2015年、兵庫県議会議員選挙で落選。 - 2017年、民進党を離党し、希望の党から第48回衆議院議員総選挙に立候補するも落選。 - 希望の党解党後、国民民主党に所属。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙にて比例近畿ブロックで復活当選、日本維新の会に所属。
政治活動上の実績
- 2009年、兵庫県議会議員に補欠選挙で当選し、2009年から2015年まで在任。 - 2011年、兵庫県議会議員選挙で再選。 - 2015年、兵庫県議会議員選挙で落選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で希望の党から立候補するも落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で比例近畿ブロックでの復活当選。
政治的スタンス
- 元々は農業高校の教員であり、農業に強い関心を持ち、農業のあり方を根本から変えたいとの思いを持っている。 - 政治家として幅広い政党歴を持ち、党籍の移動が多い。 - 日本維新の会では改革志向の色合いが強いが、過去の所属政党では様々な政治理念に関わってきた。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 教員としての経験から、教育や農業分野に関する専門的な知識がある。 - 多くの政党に所属し、それぞれの政治理念を経験しているため、広い視野を持つと考えられる。 - 維新の公認を受けて当選するなど、政治的判断力や柔軟な対応力は評価される部分もある。 - 落選経験もあり、政治活動における挑戦の継続性が垣間見える。
野間 健(のま たけし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 66歳 (1958年10月08日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(民主党→)(国民新党→)(無所属(長島G)→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(小沢G・重徳派) |
選挙区 | 鹿児島3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1958年10月8日、東京都世田谷区に生まれる。 - 鹿児島県日置市で育ち、慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。 - 大学在学中、弁論部幹事長を務める。 - 大学卒業後、総合商社兼松江商に入社。 - 1991年、松下政経塾に入塾。 - 1993年、松下政経塾を卒業、同年無所属で衆議院議員総選挙に出馬するが落選。 - 財団法人日本友愛協会事務局長を務め、参議院議員秘書を経て、1998年よりケイアンドケイプレス取締役、月刊日本編集委員を務める。
政治家としてのキャリア
- 2005年、民主党公認で鹿児島3区から衆議院議員総選挙に出馬するが落選。 - 松下忠洋の秘書を務め、その後金融担当大臣秘書官、国民新党政務調査会長、国会対策委員長を歴任。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で下鹿児島3区から国民新党公認で初当選。 - 2013年、国民新党を離党し無所属に。 - 2014年の第47回総選挙で無所属で当選。 - 2017年、希望の党に参加し、第48回総選挙で落選。その後、立憲民主党に所属。 - 2021年、第49回総選挙で立憲民主党公認で当選。
政治活動上の実績
- 2009年、松下忠洋の秘書として、経済産業副大臣秘書、金融担当大臣秘書官を歴任。 - 2012年、国民新党政務調査会長及び国会対策委員長に就任。 - 2021年、衆議院議員総選挙で自民党候補を破り3回目の当選を果たす。 - 特定秘密保護法案では採決で賛成票を投じたが、後に反対を表明。 - 政治団体の収支報告書の記載漏れが判明し、訂正を行うも事務ミスと説明。
政治的スタンス
- 郵政株売却、水道民営化に反対。 - 農林・畜産業、自給率7割を目指す政策を掲げる。 - 消費税率5%の引き下げを主張。 - 医療、介護、保育職員の準公務員化を提案。 - 日本国憲法の改正に賛成。 - 集団的自衛権の行使について過去には見解が変遷。 - TPP参加に反対。 - 選択的夫婦別姓制度や女性宮家の創設に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治団体の収支報告書に関する不祥事があり、政治資金管理において問題が指摘されている。 - 経歴には商社勤務や政策秘書としての経験が多く、政界での幅広い人脈と政策立案の経験がある。 - 政治スタンスが時期によって変更されている点があり、信念について問われる場面も。 - 松下政経塾での学びにより、政策立案能力が期待される一方、法案への対処がブレることも。