2024年10月衆議院議員ランキング 6回戦
永岡桂子 vs 國重徹
勝: 國重徹
戦評
議員Aと議員Bを比較する際、それぞれの経歴、政策実績、政治的スタンスを分析しました。 議員Aは、長年の経験を活かして地域医療や子どもの福祉に力を入れており、特に子どもの貧困解消や養育費不払い問題に取り組む姿勢が評価できます。また、女性の政治家として多様性の理解を進めようとする姿勢も見逃せません。しかし、選択的夫婦別姓制度や同性婚に慎重であるため、社会の多様性に関する進展には賛成派からの一定の反発も予想されます。 一方、議員Bは弁護士と税理士としての専門知識を活かし、法律や財政に精通した上で、ネット上の人権問題に対応したほか、限定的な集団的自衛権行使を支持しています。多様性を尊重し、選択的夫婦別姓制度にも賛成するなど、社会の変化に柔軟に対応する姿勢が見られます。 両者とも様々な分野で一定の貢献をしていますが、社会の多様性や人権問題への対応、現代政治における柔軟性を考慮し、議員Bを次の選挙で選ぶことが望ましいと判断しました。
永岡 桂子(ながおか けいこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 71歳 (1953年12月08日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 茨城7 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1953年、東京都渋谷区で生まれる。 - 父親は飼料会社の社長。 - 学習院女子中等科・高等科を経て、学習院大学法学部法学科を卒業。 - 1978年1月に永岡洋治と結婚。夫は衆議院議員として活動していた。
政治家としてのキャリア
- 2005年、夫の永岡洋治が自殺した後、第44回衆議院総選挙に茨城7区から自民党公認で出馬。比例復活で初当選。 - 第1次安倍内閣で農林水産大臣政務官に就任(2006年9月)。 - 第2次安倍改造内閣で厚生労働副大臣に就任(2014年9月)。 - 2018年、第4次安倍改造内閣で文部科学副大臣に就任。 - 2022年、第2次岸田第1次改造内閣にて文部科学大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2011年、福島第一原発事故後の風評被害対策として東北・関東産の野菜を食べる会を開催(自民党本部)。 - 2021年の第49回衆議院選挙で、初めて選挙区内で中村喜四郎に勝利し、6選を果たした。 - コロナ禍の地域医療機関への支援を政府に要請。 - 子どもの貧困解消を訴え、未婚のひとり親への寡婦控除適用を支援し実現に寄与。 - 養育費不払い問題について積極的に取り組む。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成、自衛隊の明記や環境権の新設を支持。 - 安全保障関連法を評価し、敵基地攻撃についても賛成。 - 選択的夫婦別姓制度や同性婚に対しては反対或いは慎重姿勢を示す。 - アベノミクスを評価し、森友・加計学園問題についてはどちらかと言えば評価する。 - 知育、特に子供向け政策への積極的な姿勢と決意を示す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長期に渡る政治経験と様々な役職の経験により、議会運営や政策形成においてのスキルがある。 - 地域医療や子供の福祉に関する施策で一定の成果を上げている。 - 憲法改正を含む重要な問題に対する明確なスタンスを持つ。 - 女性政治家としての立場から、多様性についての理解を進め、女性活躍を推進しようとする姿勢が見られる。
國重 徹(くにしげ とおる)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年11月23日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 大阪5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 大阪府大阪市に生まれる - 関西創価小学校、関西創価中学校・高等学校、創価大学法学部を卒業 - 2002年、司法試験に合格(司法修習57期) - 2004年、大阪弁護士会に弁護士登録 - 税理士資格を持つ - 弁護士として活動する傍ら、税理士としても活動していた
政治家としてのキャリア
- 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で大阪5区から出馬し、初当選 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で再選 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で3選 - 2018年、第4次安倍改造内閣で総務政務官に就任 - 2019年1月、党総務部会長に就任、党国対副委員長に再任 - 2020年5月、党インターネット上の誹謗中傷・人権侵害等の対策検討PT座長に就任 - 2021年3月、党同性婚検討WT座長に就任 - 2021年10月、第49回衆議院総選挙で4選
政治活動上の実績
- 2018年、第4次安倍改造内閣で総務政務官として行政の実務に携わる - 2020年、インターネット上の誹謗中傷・人権侵害に対する対策検討を推進 - 脳脊髄液減少症の治療の保険適用推進に貢献 - フルサイズの集団的自衛権に対する反対姿勢を示し、限定的な行使容認には賛成 - 2016年、西日本防具付空手道連盟会長に就任 - 婦女暴行犯を現行犯逮捕した経験がある(2007年7月)
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度に賛成 - 憲法改正に対しては賛意を示ながらも、憲法第9条の改正には反対 - フルサイズの集団的自衛権の行使には反対 - 自国防衛に限定した集団的自衛権行使の法律案には賛成 - 人権の尊重を重視し、多様性を考慮した政策を支持
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 弁護士および税理士の資格を持ち、法律と財政に関する知識が豊富 - 政治倫理審査会委員として、倫理問題にも関与している - 誠実かつ公平な人物像を示しており、法を遵守する姿勢を見せている - 複数のメディアに出演し、意見を発信する能力を持つ - 家族を大切にする姿勢が見られ、家庭内外における責任を果たしている