2024年10月衆議院議員ランキング 8回戦
武田良太 vs 山崎誠
勝: 山崎誠
戦評
議員AとBのどちらを選ぶべきかについては、以下の要素を考慮しました。 議員Aは、長い政治キャリアを持ち、複数の重要な役職を歴任していることから、多くの政策経験を備えています。しかし、倫理的な問題が浮上しており、旧統一教会との関係やNTT接待問題についての懸念は重大です。これらの問題は国民の信頼に直結するため、彼の選択は慎重に考慮すべきです。また、政治的スタンスが非常に保守的で、社会政策においても昔ながらの考え方を変えないようです。 対して、議員Bは国際的視点を持ちながらも、政治の場での一貫性に欠ける部分があると言えます。スマートフォン操作での批判という倫理的な批判はあるものの、より現代的で柔軟な視点を持って政策に取り組んでいける可能性が感じられます。国際ビジネスの経験は、国際問題への対応力を示唆しています。 総合的に評価すると、倫理的問題の重さから、議員Aよりも議員Bの方が将来的に信頼と透明性に基づいた政治行動を求める選挙では適切であると判断されます。
武田 良太(たけだ りょうた)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 57歳 (1968年04月01日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党→)(無所属(グループ改革)→)(自由民主党→)(無所属→)自由民主党(山崎派→無派閥→二階派) |
選挙区 | 福岡11 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1968年4月1日、福岡県田川郡(現:福智町)で生まれる。 - 明治学園中学校及び福岡県立小倉高等学校を卒業。 - 早稲田大学文学部英文学専修を卒業し、学士(文学)を取得(1992年)。 - 亀井静香衆議院議員の秘書として政治の道に入る。 - 伯父である田中六助の影響を受け、政治家を志す。
政治家としてのキャリア
- 1993年、第40回衆議院議員総選挙に旧福岡4区から自民党公認で出馬するも落選。 - 1996年の第41回、2000年の第42回衆議院議員総選挙にも出馬するも、それぞれ落選。 - 2003年の第43回衆議院議員総選挙で無所属として初当選。 - 2005年には郵政民営化法案に反対し、自民党公認を得られず無所属で再選。その後、賛成へ態度を変更し復党。 - 2008年、防衛大臣政務官に就任(福田康夫改造内閣)。 - 2009年、第45回総選挙で自民党公認を受け初当選。 - 2013年、防衛副大臣に任命され、以降、国家公安委員会委員長、行政改革担当大臣、総務大臣などを歴任。
政治活動上の実績
- 2004年、自民党に入党。 - 2013年、防衛副大臣としてオスプレイの配備についての方針決定に携わるが、佐賀空港での配備を巡り地元の反発を受けた。 - 2019年には国家公安委員会委員長などとして入閣。 - 2020年には菅義偉内閣において総務大臣を務めるが、NTT社長らとの会食問題が発覚し、問題視された。 - 旧統一教会との関係が取り沙汰され、様々なイベントや会議に参加していたことが報じられる。
政治的スタンス
- ヘイトスピーチの法律規制に賛成。 - 女性宮家、選択的夫婦別姓制度、同性婚制度の導入に反対。 - 国会議員の被選挙権年齢の引き下げに反対。 - 保守的な社会政策を支持する傾向が見られる。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経験豊富な政治家であるが、旧統一教会との関わりやNTT接待問題など、倫理的な懸念が存在。 - 豊富な政策経験を持ちながらも、政治活動において一貫性に欠ける部分があるとされ、選挙戦略や政策立案においても批判を受けることがある。 - 自民党内での党員獲得においてはトップの成績を収めるなど、集票力を持った政治家として知られるが、派閥政治の中での立ち回りや倫理観について批判も。 - 同じ県の有力政治家である麻生太郎との確執が報じられており、派閥関係を含めた政治的対立が影響することも。
山崎 誠(やまざき まこと)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 62歳 (1962年11月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(みどりの風→)(日本未来の党→)(みどりの風→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(菅G・重徳派) |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都練馬区で生まれる。 - 東京都立西高等学校に通う。 - 上智大学法学部法律学科を卒業、法学士(1987年取得)。ゼミでは国際政治学、国際関係論を専攻。 - 1993年、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科ビジネス専攻修士課程を修了。国際ビジネスの修士号を取得。 - 株式会社熊谷組や日揮株式会社に勤める。
政治家としてのキャリア
- 2006年3月、横浜市会議員補欠選挙(青葉区選挙区)に出馬し、初当選を果たす。 - 2007年、統一地方選で得票数トップで再選。 - 2009年、横浜市会議員を任期途中で辞職。同年の第45回衆議院議員総選挙に民主党公認で神奈川8区から出馬し、選挙区では敗れるも比例復活で当選。 - 2012年、民主党を離党後、みどりの風に合流。その後、日本未来の党の公認を受けるが、第46回衆議院議員総選挙では落選。 - 2017年、立憲民主党から比例東北ブロックで出馬し当選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で小選挙区では敗れたものの、比例復活で3回目の当選。
政治活動上の実績
- 2009年: 第45回衆議院議員総選挙で当選し、国会議員としてのキャリアを開始。 - 2010年9月: 民主党代表選挙では、現職の菅直人首相を支持。 - 2012年: 第46回衆議院議員総選挙で落選。 - 2017年: 第48回衆議院議員総選挙で立憲民主党から出馬し、当選を果たす。 - 2020年5月および2022年1月: 国会審議中にスマートフォンを操作していた件が報道され、批判を受ける。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価しない。 - 消費増税の先送りに対しては、どちらかと言えば評価する。 - 安全保障関連法の成立を評価しない。 - 北朝鮮問題や森友学園問題への安倍内閣の対応を評価しない。 - 共謀罪法を評価しない。 - 消費税率を10%よりも高くすることにどちらかと言えば賛成。 - 選択的夫婦別姓の導入にどちらかと言えば賛成。 - 永住外国人への地方選挙権付与に賛成。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 山崎氏の職業倫理に関しては、複数回のスマートフォン操作事件が批判されており、その点については改善していく姿勢が問われる。 - 国際ビジネスに関する高い学歴を持ち、政策において国際的視点を持つことができる。 - 長期にわたり、各政党間を行き来した経歴があるが、一貫して立憲民主党にて活動。柔軟な政治的対応が可能かどうかは、立ち位置と一貫性に影響を与える可能性がある。