2024年10月衆議院議員ランキング 19回戦
武村展英 vs 和田義明
勝: 和田義明
戦評
両議員の背景と実績を比較した結果、以下の点を考慮しました: 1. **A議員の実績と背景**: - A議員は財政や経済政策における専門性が高く、過去に財務省系の内閣府大臣政務官として活躍。 - 滋賀県での党活動における指導力を発揮するも、県連事務局長の不正による辞任がマイナス要素。 - 社会政策に保守的な立場を取るが、旧統一教会関連の問題に対する姿勢が懸念材料。 2. **B議員の実績と背景**: - B議員は多文化な環境での育成経験と海外ビジネスでの実績が国際的視野を広げる可能性。 - 内閣府副大臣や防衛関連の役職に就き、幅広い政策実施経験あり。 - 政治資金に関する疑念や旧統一教会との関係が政治的側面での信頼性に影響。 最終的に、国民の代表としての信頼性と実行能力を考慮し、B議員の国際的視野を持ち幅広い政策経験が将来の選択肢を広げると考え、B議員を選ぶべきと判断しました。しかし、政治資金問題や旧統一教会との関係についての透明性改善が求められます。
武村 展英(たけむら のぶひで)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1972年01月21日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(菅義偉G) |
選挙区 | 滋賀3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 滋賀県草津市生まれ。 - 草津市立草津第二小学校、草津市立草津中学校、大谷高等学校を卒業。 - 1995年、慶應義塾大学商学部商学科(計量経済学専攻)を卒業。 - 同年、国家公務員採用I種試験(経済職)に合格。 - 1994年から2000年まで石崎岳衆議院議員の政策担当秘書を務める。 - 2003年、公認会計士試験第二次試験に合格し、新日本有限責任監査法人へ入所。 - 2010年、公認会計士武村展英事務所所長に就任。
政治家としてのキャリア
- 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で滋賀3区にて初当選。 - 2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で再選。 - 2016年8月、第3次安倍第2次改造内閣で内閣府大臣政務官に就任。 - 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で3選。 - 2019年8月、自由民主党滋賀県連会長に就任。 - 2021年2月、自民党副幹事長に就任。 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で4選。 - 2023年9月、農林水産副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2016年、内閣府大臣政務官として金融庁、経済再生、経済財政諮問会議、未来投資会議、TPPなどを担当。 - 2019年、自由民主党滋賀県連会長として党内で指導力を発揮。 - 2022年、自由民主党滋賀県連会長を県連事務局長の不正を受け辞任。 - 任期中に国会で複数の法案審議に参加し、政策形成に係わった。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成。 - 集団的自衛権の行使容認に賛成し、憲法解釈の見直しを支持。 - 日本の核武装には反対の立場。 - 治安維持のための国民の権利制約に「どちらかと言えば賛成」。 - 特定秘密保護法に賛成し、再稼働基準を満たす原発の再開を支持。 - TPP参加に反対し、選択的夫婦別姓制度にも反対。 - 同性婚の法制化には反対の立場。 - 受動喫煙防止の建物内禁煙法案にも反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 慶應義塾大学で経済を学び、公認会計士としての職歴を持ち、財政や経済政策に関する専門性を有している。 - 政策担当秘書出身で、政策立案や議会運営に関わる経験がある。 - 自民党滋賀県連会長として党内での一定の影響力・統率力を発揮。しかし、県連での不祥事に関連し辞任。 - 統一教会関連団体との一定の関わりが指摘されており、政治と宗教団体の関係についての情報開示には消極的な態度を示している。 - 家族・社会政策に関する立場については党内保守寄りであり、伝統的な価値観を重んじる傾向が強い。
和田 義明(わだ よしあき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 53歳 (1971年10月10日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 北海道5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 大阪府で生まれる。 - 兵庫県神戸市の小・中学校に通学。 - 父の勤務先である旭化成の海外勤務に伴い、フランスのパリに移住し、パリ・インターナショナルスクールを卒業。 - 早稲田大学商学部を卒業。 - 三菱商事に入社し、自動車事業本部に所属。ペルーで1年間、インドで5年間の駐在経験を持ち、インドでは唯一の日本人として企業再生や自動車販売ネットワークの構築に携わった。 - 2010年、町村信孝の次女と結婚。 - 2014年、三菱商事を退職し、義父の町村信孝の札幌事務所に入所。
政治家としてのキャリア
- 2016年4月24日:町村信孝の死去に伴う北海道5区補欠選挙で自由民主党、公明党、日本のこころを大切にする党、新党大地の推薦を受けて出馬。民進党や日本共産党推薦の池田真紀を破り初当選。4月27日に当選が告示され、4月28日に初めて衆議院に登院した。 - 2017年10月:第48回衆議院議員総選挙で再選。立憲民主党の池田真紀を再び倒す。 - 2020年9月18日:菅義偉内閣で内閣府大臣政務官に就任。主に金融、防災、経済政策、税制調査会など幅広い担当を受け持つ。 - 2021年10月31日:第49回衆議院議員総選挙で3選。 - 2022年8月12日:第2次岸田第1次改造内閣で内閣府副大臣に就任。沖縄・北方対策、地方創生、少子化対策、規制改革などを担当。 - 2023年10月10日:第2次岸田第2次改造内閣で防衛大臣補佐官に就任、防衛生産・技術基盤の強化を担当。
政治活動上の実績
- 2016年:北海道5区補欠選挙で初当選。自民党最大派閥の清和政策研究会(細田派)に入会。 - 2020年9月:内閣府大臣政務官として新型コロナウイルス感染症対策、新型インフルエンザ等対策特別措置法、TPP、経済再生などに従事。 - 2022年8月:内閣府副大臣として、沖縄及び北方対策や地方創生、少子化対策を担当。 - 2023年:防衛大臣補佐官に就任し、防衛生産・技術基盤の強化に寄与。 - 2023年12月:安倍派の不正政治資金の問題が発覚し、事情に関与したとして岸田首相からの要請を受けて役職を辞任。
政治的スタンス
- 憲法改正には積極的で、特に「緊急事態条項」や「戦争放棄と自衛隊」に関して改正が必要と主張。 - 集団的自衛権を容認し、日本の防衛力を強化するべきとの立場。 - 安全保障関連法案やテロ等準備罪の成立を評価。 - 外交面では北朝鮮に対し、対話よりも圧力を重視。 - 経済面ではTPPが日本の国益に適うと評価し、消費税率の引き上げにも賛成。 - エネルギー政策では原発の再稼働を支持し、安全が確保されれば電力源の一つとして維持する意向。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 幼少期からの多文化に触れる経験があり、国際的な視野を持つ。 - 三菱商事での勤務を通じて、特にインドでのビジネス経験が豊富。 - 政治資金に関する問題での役職辞任を受け、政治的な透明性と倫理面での疑念が浮上。 - 旧統一教会との関係が指摘されており、これに対する国民からの信頼性が問われる。 - 経済政策に関しては、富裕層への課税強化に慎重な態度を示す。