2024年10月衆議院議員ランキング 18回戦
櫻田義孝 vs 鬼木誠
勝: 櫻田義孝
戦評
議員Aと議員Bを比較すると、それぞれの議員には異なる強みと弱点があります。議員Aは地域密着型のインフラ整備への貢献や長年の議員経験が評価される一方で、失言によるスキャンダルが問題となっています。対して議員Bは動物看護師法案の成立など政策立案に成果を挙げていますが、旧統一教会との関係や選挙に関する問題が懸念材料です。両者の政策スタンスでは、議員Bがより安全保障と憲法改正に注力しているのに対し、議員Aは保守的な価値観を重視しつつ、外交力強化を目指しています。地域の貢献度や過去の問題を総合的に考慮した結果、地域住民からの支持が強く、具体的な成果を上げ続けてきた議員Aが次の選挙でも選ばれるべきと判断します。
櫻田 義孝(さくらだ よしたか)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 75歳 (1949年12月20日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(額賀派→無派閥→二階派→無派閥) |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 千葉県東葛飾郡田中村正連寺(現:千葉県柏市正連寺)に生まれる。 - 千葉県柏市立田中小学校、同田中中学校、千葉県立東葛飾高等学校普通科、明治大学商学部商学科を卒業。 - 高校卒業後、大工として働きながら明治大学の夜間部に通う。 - 大学卒業後、1976年に桜田建設を創立し、建設会社代表取締役として活動。 - 実家は農家であり、生活が苦しく苦労して学費を得た過去を持つ。
政治家としてのキャリア
- 1987年に柏市議会議員に初当選し、2期務める。 - 1995年に千葉県議会議員に当選。 - 1996年の第41回衆議院議員総選挙で初当選し、その後8回の当選歴を持つ。 - 持ち場として、外務大臣政務官、経済産業大臣政務官、内閣府副大臣、衆議院厚生労働委員長、文部科学副大臣、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣などを歴任。 - 2018年に東京オリンピック・パラリンピック担当大臣として初入閣し、2019年に辞任。
政治活動上の実績
- 神道政治連盟国会議員懇談会などの保守政治団体に所属。 - 2001年のえひめ丸事故では、日本政府の代表として現地に赴き、アメリカ側と協議し船体の引き上げを実現。 - 地元の柏市における国道や鉄道の渋滞解消といったインフラ整備に尽力。つくばエクスプレスの誘致や東京延伸の推進。 - 2018年の大臣在任中に失言が度重なり、2019年4月に辞任。 - 2021年には衆議院議員選挙で比例代表で復活当選し8期目に。
政治的スタンス
- 日本の文化・社会的価値を重視する保守的な姿勢を示す。 - 憲法改正や国連の常任理事国入りを目指し、日本の外交力強化を推進。 - 不妊治療の支援拡充や教育負担の低減、障害者福祉の充実を目指す。 - 中国の人権弾圧に強く抗議し、対中政策で台湾との関係を重視。 - 日本の核武装検討を主張するなど、強硬な安全保障観を持つ。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年、選挙区での活動を通じた地域密着型の取り組みは評価される。 - 失言が度々問題となり、政治スキャンダルや公の場でのコミュニケーションにおいて負の印象を与える場面も。 - 地元インフラや都市計画の推進において具体的成果をあげ、地域住民の支持を得ている点を評価。 - 自身の体験を通じた働く者としての視点がある一方、政治的な忠実さと国益を求める姿勢に一貫性。 - 将棋や武道でも腕前を示し、バランスの取れた人物であることを伺わせるエピソードもある。
鬼木 誠(おにき まこと)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 52歳 (1972年10月16日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属→)自由民主党(森山派→無派閥) |
選挙区 | 福岡2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1972年10月16日、日本の福岡県福岡市に生まれる。 - 福岡市立田島小学校、福岡市立当仁中学校、ラ・サール高等学校を卒業。 - 九州大学法学部法律学科を卒業。 - 卒業後、西日本銀行(現西日本シティ銀行)に入行し、2002年に退職。
政治家としてのキャリア
- 2003年に福岡県議会議員選挙に無所属で立候補し、初当選。 - 2007年、2011年の県議選でも再選し、在職中に自由民主党に入党。 - 3期目の任期途中に県議を辞職し、第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で福岡2区から出馬し、初当選。 - その後、2014年、2017年、2021年の総選挙で再選を果たす。 - 2015年には文化芸術懇話会への参加や環境大臣政務官に任命され、政務活動に従事。 - 2019年には「愛玩動物看護師法案」を議員立法により提出し、成立に尽力。 - 2021年、防衛副大臣兼内閣府副大臣に就任。 - 2023年12月、再度防衛副大臣兼内閣府副大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2015年、文化芸術懇話会に参加し、集会での百田尚樹の発言を評価 - 2015年に環境大臣政務官としてPM2.5対策の取りまとめ役を果たす。 - 2019年、動物看護師の国家資格化に尽力し、「愛玩動物看護師法案」を成立させる。 - 防衛副大臣就任に伴い、2022年にはソロモン諸島を訪問し、ガダルカナル戦の慰霊式に出席。 - 2021年の「鬼滅の刃」似ポスター騒動や2024年の南極の氷配布事件では批判を受け、謝罪や撤去、再発防止を表明。
政治的スタンス
- 憲法改正については賛成派であり、特に9条改正で自衛隊の明記を主張。 - 緊急事態条項の導入にも賛成。 - 安全保障においては普天間基地の辺野古移設を支持し、安全保障関連法の成立を評価。 - 北朝鮮に関しては圧力の優先を支持。 - ジェンダー政策では、選択的夫婦別姓の導入に反対し、同性婚法改正にも否定的。クオータ制導入についても反対の態度を示す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 様々な議員連盟に所属し、国民の幅広いニーズに対応する姿勢を示す。 - 旧統一教会との関係が指摘されており、関係団体への会費支出が公表されたことが懸念材料。 - 選挙ポスター問題、南極の氷配布事件など選挙活動に関する問題での判断力についての批判が過去にある。 - 政策決定における他者の影響を受けやすい姿勢も指摘されている。