2024年10月衆議院議員ランキング 2回戦
櫻田義孝 vs 大口善徳
勝: 大口善徳
戦評
国会議員Aは地方のインフラ整備や地域密着の政治活動で実績を上げている一方、政治スキャンダルや失言が問題とされている。また、強硬な安全保障政策と保守的な立場をとる点が特徴的です。 対照的に、国会議員Bは法律の専門知識を活かして法改正や人権問題に取り組み、特に選択的夫婦別姓制度や婚外子差別撤廃を推進しています。彼のスタンスはよりリベラルで、日朝・日韓交流など外交面での友好的な姿勢を示しており、多様な政策分野でバランスを考えたアプローチをとっています。 両者のスタンスは選挙や政党に応じて評価が分かれるかもしれませんが、今回の選択では、国会議員Bの法的専門知識と人権問題に対する積極的な姿勢、多様な政策分野への配慮が、現代の多様化する社会において重要であると判断しました。彼の政策はより現代的な価値観に適合しており、多様性と寛容性を推進する点で注目されるべきです。
櫻田 義孝(さくらだ よしたか)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 75歳 (1949年12月20日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(額賀派→無派閥→二階派→無派閥) |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 千葉県東葛飾郡田中村正連寺(現:千葉県柏市正連寺)に生まれる。 - 千葉県柏市立田中小学校、同田中中学校、千葉県立東葛飾高等学校普通科、明治大学商学部商学科を卒業。 - 高校卒業後、大工として働きながら明治大学の夜間部に通う。 - 大学卒業後、1976年に桜田建設を創立し、建設会社代表取締役として活動。 - 実家は農家であり、生活が苦しく苦労して学費を得た過去を持つ。
政治家としてのキャリア
- 1987年に柏市議会議員に初当選し、2期務める。 - 1995年に千葉県議会議員に当選。 - 1996年の第41回衆議院議員総選挙で初当選し、その後8回の当選歴を持つ。 - 持ち場として、外務大臣政務官、経済産業大臣政務官、内閣府副大臣、衆議院厚生労働委員長、文部科学副大臣、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣などを歴任。 - 2018年に東京オリンピック・パラリンピック担当大臣として初入閣し、2019年に辞任。
政治活動上の実績
- 神道政治連盟国会議員懇談会などの保守政治団体に所属。 - 2001年のえひめ丸事故では、日本政府の代表として現地に赴き、アメリカ側と協議し船体の引き上げを実現。 - 地元の柏市における国道や鉄道の渋滞解消といったインフラ整備に尽力。つくばエクスプレスの誘致や東京延伸の推進。 - 2018年の大臣在任中に失言が度重なり、2019年4月に辞任。 - 2021年には衆議院議員選挙で比例代表で復活当選し8期目に。
政治的スタンス
- 日本の文化・社会的価値を重視する保守的な姿勢を示す。 - 憲法改正や国連の常任理事国入りを目指し、日本の外交力強化を推進。 - 不妊治療の支援拡充や教育負担の低減、障害者福祉の充実を目指す。 - 中国の人権弾圧に強く抗議し、対中政策で台湾との関係を重視。 - 日本の核武装検討を主張するなど、強硬な安全保障観を持つ。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年、選挙区での活動を通じた地域密着型の取り組みは評価される。 - 失言が度々問題となり、政治スキャンダルや公の場でのコミュニケーションにおいて負の印象を与える場面も。 - 地元インフラや都市計画の推進において具体的成果をあげ、地域住民の支持を得ている点を評価。 - 自身の体験を通じた働く者としての視点がある一方、政治的な忠実さと国益を求める姿勢に一貫性。 - 将棋や武道でも腕前を示し、バランスの取れた人物であることを伺わせるエピソードもある。
大口 善徳(おおぐち よしのり)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 69歳 (1955年09月05日生) |
所属政党 | 公明党 (公明党→)(新進党→)(新党平和→)公明党 |
選挙区 | (比)東海 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1955年9月5日、大阪府大阪市阿倍野区に出生。 - 1968年3月、大阪市立阿倍野小学校を卒業。 - 1971年3月、大阪市立阿倍野中学校を卒業。 - 1974年3月、創価高等学校を卒業。 - 1978年3月、創価大学法学部法律学科を卒業。 - 1981年4月、東京弁護士会に所属し弁護士としてのキャリアをスタート。 - 1984年4月、静岡弁護士会に所属し、静岡富士法律事務所を開所。 - 1987年4月、静岡県弁護士会民暴委員会事務局長に就任。 - 1991年4月、静岡県弁護士会人権擁護委員会委員に就任。
政治家としてのキャリア
- 1993年7月、第40回衆議院議員総選挙に旧静岡1区から公明党公認で立候補し初当選。 - 1996年10月、第41回衆議院議員総選挙で新進党公認で立候補し再選。 - 2000年6月、第42回衆議院議員総選挙では落選。 - 2003年11月、第43回衆議院議員総選挙で公明党の比例東海ブロック第3位で当選し国政復帰。 - 2004年9月、農林水産大臣政務官に就任。 - 2014年9月、公明党国会対策委員長に就任。 - 2019年10月4日、総務委員長に就任。
政治活動上の実績
- 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 婚外子差別撤廃にも賛成し、2013年9月の最高裁の民法規定違憲判決を受けて速やかな法改正を求める働きかけを実施。 - 受動喫煙防止策として飲食店等の屋内禁煙を推進し、小規模飲食店には経過措置を設けるべきと主張。 - 日朝・日韓の友好促進を目的とする朝鮮通信使交流議員の会で幹事を務める。
政治的スタンス
- 選択的夫婦別姓制度の導入を推進。 - 婚外子差別撤廃に積極的に取り組む。 - 受動喫煙防止策に積極的な姿勢を示し、飲食店の屋内禁煙を提唱。 - 日朝・日韓交流の促進を重視する姿勢を持つ。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年にわたる議員としての経験と公明党の重要役職を歴任していることから、政治の中枢での舵取りを任せられる実績がある。 - 法律の専門家としてのキャリアも長く、法改正や人権問題に関して豊富な経験と知見を有している。 - 国連の主要な議員連盟に積極的に参加し、多様な政策分野に関心を持って活動している。