2024年10月衆議院議員ランキング 13回戦
橋本岳 vs 岬麻紀
勝: 橋本岳
戦評
国会議員AとBの両名ともに政治的な背景と実績がありますが、いくつかの要素を考慮して判定しました。議員Aは長い政治経験と厚生労働政策における具体的な実績を持ち、影響力のあるポジションを歴任しています。ただし、旧統一教会との関係や不祥事、問題発言などにより透明性が求められています。議員Bは比較的新しい政治家ですが、経歴詐称疑惑の指摘がありつつも、自己反省と謝罪の姿勢を示しています。また、ジェンダー問題では比較的革新的な姿勢を取る一方で、憲法改正には保守的な立場があります。選択の基準として、政策の実績の確かさや経験の豊富さが重要であると考え、政治経験豊富で政策実績もある議員Aを選定しました。
橋本 岳(はしもと がく)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 51歳 (1974年02月05日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 岡山4 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 岡山県総社市で出生し、慶應義塾大学環境情報学部を卒業。 - 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程を修了。 - 三菱総合研究所に入社し、情報社会政策研究チームの研究員を務める。1998年から2005年まで在職。 - 2004年に静岡大学情報学部情報学研究推進室客員助教授を務める。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙に岡山4区より出馬し、比例中国ブロックで初当選。 - 2012年に岡山4区で小選挙区初当選(2選目)、以降5期連続当選。 - 厚生労働副大臣、厚生労働大臣政務官、自由民主党外交部会長を歴任。 - 自由民主党厚生労働部会長、自由民主党岡山県連会長も務める。
政治活動上の実績
- 厚生労働政策に取り組み、特に障害者支援や難病医療費助成の負担額改正を推進。 - 2016年、労働災害ゼロを目指す取り組みで、現場視察と安全管理の強化を進める。 - 健康増進法改正において、飲食店禁煙の原則に賛成し、受動喫煙防止策の推進に携わる。 - 2020年に新型コロナウイルス対応でダイヤモンド・プリンセス号の管理に関する一連の批判を受ける。
政治的スタンス
- 働き方改革を支持し、同一労働同一賃金を推進。 - アベノミクスを評価し、経済成長と社会保障の両立を図る。 - 憲法9条改正、集団的自衛権行使に賛成し、日本の安全保障政策を積極的に支持。 - 女性宮家の創設に反対の立場を取る。 - ネット選挙の全面解禁を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 政治家一家の生まれで、強固な政治基盤を持つが、これは世襲議員としての側面を持つ。 - 政策通としての評価がある一方、一部不祥事や問題発言もあり、公正なリーダーシップが求められる場面がある。 - 旧統一教会との関係が指摘されており、政治資金と支援の透明性が求められている。
岬 麻紀(みさき まき)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 56歳 (1968年12月26日生) |
所属政党 | 日本維新の会 |
選挙区 | (比)東海 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県名古屋市千種区で生まれ、名東区で育つ。 - 名古屋市立高針小学校、名古屋市立高針台中学校、愛知県立東郷高等学校を卒業。 - 愛知大学法学部2部法律学科を中退。 - 名古屋大学付属病院で副医院長秘書を務めた。 - 世界祝祭博覧会「まつり博in三重’94」と「花と緑の博覧会in岐阜’95」でナレーターを務める。 - 株式会社ポリッシュを設立。 - フリーアナウンサーとして活動。 - 早稲田大学人間科学部環境科学科にeスクールで在学中。
政治家としてのキャリア
- 2019年、第25回参議院議員通常選挙において、日本維新の会と減税日本から共同公認候補として愛知県選挙区から立候補するも落選。 - 2020年、日本維新の会の参議院愛知県選挙区第1支部長に選任される。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で愛知5区から日本維新の会公認で立候補し、比例東海ブロックで比例復活当選を果たす。 - 衆議院財務金融委員会の委員を務める。
政治活動上の実績
- 2019年の参議院選挙では落選したが、その後、積極的に政治活動を継続。 - 2021年、衆議院選挙において愛知5区で立候補し、3番目の得票数で比例復活当選を果たす。 - 2022年、過去の経歴詐称疑惑で告発されるも、名古屋地検は不起訴処分とした。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成の意向を示し、緊急事態条項の設置にも賛成。 - 憲法9条への自衛隊の明記について、どちらかといえば賛成。 - 北朝鮮問題に対し圧力を優先するべきという姿勢。 - ジェンダーの項目では、選択的夫婦別姓制度や同性婚について賛成の立場を取る一方、クオータ制にはどちらかといえば反対。 - 原子力発電への依存度を下げるべきとする立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 経歴詐称疑惑について厳重注意され、国民に対し不適切な経歴記載を認めて謝罪する一方、議員報酬の一部を寄付する意向を示すなど一定の責任を取ろうとする姿勢。 - 政策に関しては、憲法改正など保守的改革を進めつつ社会的な問題についても柔軟に取り組もうとする姿勢が見られる。 - 早稲田大学での学習を続けるなど、学びを大切にする姿勢を持つ。