2024年10月衆議院議員ランキング 17回戦
森英介 vs 山口俊一
勝: 森英介
戦評
議員Aは法務大臣としての経験があり、死刑執行命令を含む困難な決断を下す実績があります。また、世襲議員として広範な人脈を持っており、党内での重要な役職を歴任しています。ただし、特定の政治的騒動に巻き込まれる可能性もあります。議員Bは、長期間にわたり議員として連続当選を果たしており、特に地方政策や消費者安全に関する役職を務めた経験があります。ただし、政策についてのスタンスが変化している点や、受動喫煙問題に関する発言は議論を呼ぶことが多いです。総合的に見ると、議員Aは国政においてより強い影響力を持ち、複雑な政治状況を乗り越える能力があると考えられます。
森 英介(もり えいすけ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 76歳 (1948年08月31日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(宮澤派→麻生派) |
選挙区 | 千葉11 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1948年8月31日、東京都千代田区に生まれる。 - 東京都区部で育ち、東京学芸大学附属世田谷小学校、中学校、高等学校を卒業。 - 東北大学工学部金属加工学科を卒業。 - 1974年に川崎重工業に入社。 - 1984年に名古屋大学から工学博士の学位を取得。
政治家としてのキャリア
- 1990年、第39回衆議院議員総選挙で旧千葉3区から初当選。 - 1993年の第40回衆議院議員総選挙で旧千葉3区でトップ当選。 - 1994年、村山内閣で労働政務次官に任命される。 - 2003年第1次小泉再改造内閣で厚生労働副大臣に任命される。 - 2008年、麻生内閣で法務大臣に就任し、初入閣する。 - 自民党内で各種委員長職を歴任するなど幅広い役職を務める。
政治活動上の実績
- 2008年、麻生内閣の法務大臣時代に任期中9人の死刑執行命令を発令。 - 2009年、西松建設事件に関連し、小沢一郎の秘書が逮捕されるが、これに関連して指揮権を発動したと批判されるも否定。 - 2012年から繰り返し衆議院議員総選挙で連続当選し、国政に大きな影響力を及ぼす。 - 国会内で自民党の地位を強化し、行政改革・憲法改正などの推進本部長を歴任。
政治的スタンス
- 世襲政治家の立候補制限に強く反対。 - 選択的夫婦別姓制度に対して、立場を一度反対から「どちらかといえば賛成」へ変化。 - 岸田文雄首相のウクライナ訪問を評価。 - 自民党内での保守的な立場を維持、伝統的家族観を重要視。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 世襲政治家であり、各種議員連盟に深く関与していることから、幅広い人脈を持つ。 - 死刑執行命令など、法務大臣としての判断において強い意思を示した過去。 - 国内外の政治動向に対する評価や親族関係から、保守的な立場を強く持つ。 - 自民党内で重要役職を歴任してきた一方、特定の政治的騒動に巻き込まれることもある。
山口 俊一(やまぐち しゅんいち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 74歳 (1950年02月28日生) |
所属政党 | 自由民主党 (自由民主党→)(無所属→)自由民主党(麻生派) |
選挙区 | 徳島2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1950年2月28日、徳島県三好郡池田町(現・三好市)生まれ。 - 徳島県立城南高等学校卒業。 - 青山学院大学文学部卒業。 - パリ第4大学に留学するが、1974年に中退し、政治を志す。
政治家としてのキャリア
- 1975年4月に徳島県議会議員に初当選、4期連続で務める。 - 1990年2月、第39回衆議院議員総選挙で徳島全県区から出馬し、初当選。これ以後連続11回当選。 - 麻生内閣では内閣総理大臣補佐官(地方再生担当)を務める(2008-2009年)。 - 第1次小泉再改造内閣・第2次小泉内閣では総務副大臣(2003-2004年)を歴任。 - 第2次安倍内閣では財務副大臣(2012-2013年)に任命。 - 第2次安倍改造内閣、第3次安倍内閣で内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方・科学技術・宇宙政策)及び消費者及び食品安全を担当(2014-2015年)。
政治活動上の実績
- 1994年、自民党の党議拘束を破り村山富市ではなく海部俊樹に投票し造反。(1994年) - 2005年、郵政民営化法案に反対し無所属で出馬するも、再選後には法案に賛成。(2005年) - 2012年、石破茂を支持し自民党の派閥に動揺を与える。(2012年) - 2014年から2015年の消費者及び食品安全、沖縄及び北方対策でも役職を務め、消費税増税や憲法改正についての立場の変化が見られる。 - 受動喫煙防止法に対して反対姿勢を示し、その発言が問題視されたこともある。(2013年)
政治的スタンス
- 憲法改正については、当初反対から2017年には賛成に軸足を変える。 - 消費税増税に関しては、段階的に引き上げる必要性を理解しつつ、時期については慎重な判断を示している。 - 受動喫煙問題に関して、強い反対の意志を示し、自由主義国家としての規制反対の姿勢を取る。 - 原発の必要性、首相の靖国神社参拝に対して賛成の立場を表明。 - ヘイトスピーチ規制にも賛成の意見を持っている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長期間にわたり信任を受け、11回の衆議院議員当選を果たしている実績は、一定の支持と信頼を表している。 - 自民党内での様々な立場を経験し、派閥を超えた行動を時折示す活動から政治的駆け引きや戦略を重んじる。 - 受動喫煙問題などで見られる発言から、多様な意見に対する姿勢について議論を呼ぶことがある。 - 日本会議国会議員懇談会、神道政治連盟国会議員懇談会などに所属しており、保守的な政治思想を持つ。