2024年10月衆議院議員ランキング 28回戦
根本匠 vs 金村龍那
勝: 金村龍那
戦評
議員Aは、東日本大震災の復興や厚生労働問題に直接関与した経験があり、経済や復興の分野での実績を持つ。一方で、特定秘密保護法案や受動喫煙防止法案に対する立場から、国民の法的権利や健康保護への配慮に欠けるといった懸念もある。議員Bは、福祉サービスや障害児支援に力を入れており、社会的弱者への支援に強い関心と実績を示す。また、多様な職歴と、政治秘書や企業経営の経験から来る実務能力も評価できる。議員Aの経験と知識は重要だが、議員Bの地域福祉への貢献と市民視点に基づく政策は、国民生活の改善により資する可能性が高い。特に、今後の福祉や社会政策の強化が求められる時代には、議員Bのような柔軟で実務に強いリーダーシップが有用であると考える。
根本 匠(ねもと たくみ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 73歳 (1951年03月07日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(岸田派→無派閥) |
選挙区 | 福島2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1951年3月7日、福島県郡山市に生まれる。 - 福島県立安積高等学校を卒業。 - 東京大学経済学部経済学科を卒業。 - 1974年に建設省に入省し、道路局高速国道課に勤務。 - 建設省大臣官房政策企画官を退官。(出典要)
政治家としてのキャリア
- 1993年7月18日、第40回衆議院議員総選挙で旧福島1区より自由民主党公認で出馬し初当選。 - 2006年9月、第1次安倍内閣で内閣総理大臣補佐官(経済財政担当)に就任。 - 2012年12月、第46回衆議院議員総選挙で福島2区にて当選し、復興大臣として初入閣。 - 2018年10月、第4次安倍改造内閣で厚生労働大臣として再入閣。
政治活動上の実績
- 2006年から2007年、内閣総理大臣補佐官として経済財政担当に従事。 - 2012年に復興大臣として、東日本大震災からの復興に尽力し、復興予算を増額した。 - 2018年、厚生労働大臣として毎月勤労統計調査の不正問題を受け、自身の給与と賞与返納を発表。
政治的スタンス
- 非喫煙者や未成年者を受動喫煙から守る法律制定に反対。 - 特定秘密保護法案に賛成の立場を取る。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に関しては変遷があり、時期によって異なる意見を示す。 - 原発に関する政策では、日本に必要だとする立場を取る。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学出身で、経済学の知識を有し、数多くの経済政策に関与。 - 復興大臣や厚生労働大臣として重要ポストを歴任。 - 統一教会との関係について否定しているが、過去に関連のイベントに名前が挙げられている。
金村 龍那(かねむら りゅうな)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 45歳 (1979年04月06日生) |
所属政党 | 日本維新の会 (民主党→)日本維新の会 |
選挙区 | (比)南関東 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県名古屋市天白区で出生。 - 高校卒業後、鳶職として働いていた経験を持ち、その後ナイトクラブで働く。 - 2002年から城島光力衆議院議員の秘書を約10年務める。この間に政治の現場で実務経験を積む。 - 専修大学法学部に入学したが中退。 - 親族に発達障害の子どもがいたことを契機に、児童発達支援施設を設立、障害児福祉サービス会社の社長として勤務する。
政治家としてのキャリア
- 2013年、東京都議会議員選挙に大田区から民主党公認で立候補するも落選。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙に日本維新の会公認で神奈川10区から立候補する。選挙区では自民党の田中和徳に敗れるが、比例南関東ブロックで復活当選を果たし、衆議院議員となる。 - 2021年11月27日、神奈川維新の会の代表に就任。
政治活動上の実績
- 2021年11月、第49回衆議院議員総選挙で比例南関東ブロックにて復活当選。初の国会議員として活動を開始。 - 2013年、東京都議会議員選挙に挑むも落選。この経験を活かして、後の選挙活動に奮起。 - 障害児福祉サービスの充実を目指し、自ら支援施設を設立運営し、福祉分野での社会貢献を行う。
政治的スタンス
- 日本維新の会所属として、地方政治の改革や国政の効率化を訴える。 - 障害児支援を自らの経験から重視しており、関連施設を設立し運営していることから、福祉の強化を政策の一つとする可能性がある。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 複数の職種を経験し、様々な視点から物事を考える能力を持つ。 - 10年にわたる国会議員秘書の経験から、政治の裏側を深く理解しており、実務的な対応力に長ける。 - 経営経験のある企業家として、特に障害者支援分野での実績を持つことから、多様な社会問題に取り組む意欲がある。 - 民主党から日本維新の会に移籍し、柔軟な政治的立場を取る。 - 過去に選挙での敗北を経験し、そこから学びを得て再挑戦を果たす精神力がある。