2024年10月衆議院議員ランキング 26回戦
柴山昌彦 vs 道下大樹
勝: 道下大樹
戦評
議員AとBの比較を行う際、いくつかの重要な点を考慮する必要があります。 1. **経験と知識の多様性**: - 議員Aは法学部卒のエリートキャリアを経て弁護士として活動し、政府の中枢で様々な役職を経験してきた点で、幅広い行政経験と法律知識を持っています。一方、議員Bは長年秘書を務めた経験から地道に政治基盤を築いた政治家であり、地方政治から国政へのステップアップを果たしてきました。 2. **政策スタンスと実績**: - 議員Aは奨学金制度の拡充や国際政策に強い関心を示していましたが、同性婚について懸念を示し、保守的な社会政策を維持しています。また、過去に政治資金問題が報じられたことも彼の信頼性に影響を与える可能性があります。 - 議員Bは憲法改正に対する反対の立場を取っており、より平和主義的な姿勢を示しています。また、原子力発電の廃止や小規模農家の支援を主張し、社会福祉にも関心を持っている点で、全体的にリベラルな政策を推進していると考えられます。 3. **適格性とリーダーシップ**: - 議員Aは責任ある政府ポストを持ち、国際的な交渉にも参加していますが、政治資金の問題は彼のクリーンさを疑問視させます。 - 議員Bは地元の支持を集め、彼の政治スタンスから市民の声を尊重する姿勢が伺えます。実用的で誠実な政治家という印象を与えるポジショニングです。 議員Bは、クリーンなイメージと市民と共に行動する姿勢から、広く支持を得る可能性が高いです。彼の政策は平等と社会福祉の推進に重点を置いており、現代社会の多様なニーズに応える姿勢を持っていると考えられます。
柴山 昌彦(しばやま まさひこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年12月05日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(安倍派→無派閥) |
選挙区 | 埼玉8 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県名古屋市に生まれる。 - 武蔵中学校、高校を経て、1990年、東京大学法学部第1類(私法コース)を卒業。 - 在学中は高橋宏志ゼミ(民事訴訟法)に所属。 - 卒業後、住友不動産に入社するも、1年半で退職。 - 1998年、司法試験に合格し、2000年に司法修習(53期)を修了。 - 弁護士として活動。
政治家としてのキャリア
- 2004年、埼玉8区補欠選挙に出馬し初当選。 - 2008年、福田康夫改造内閣及び麻生内閣で外務大臣政務官を務める。 - 2012年、第46回衆議院議員総選挙で当選後、第2次安倍内閣で総務副大臣に就任。 - 2015年、第3次安倍改造内閣で内閣総理大臣補佐官に任命。 - 2017年、自民党総裁特別補佐に就任。第48回総選挙で6選。 - 2018年、文部科学大臣に就任。
政治活動上の実績
- 2004年4月、埼玉8区補選で初当選。 - 2009年、外務大臣政務官として就任。 - 2012年、総務副大臣(情報通信、放送、郵政担当)に選任され、6選。 - 2018年、文部科学大臣として大学等修学支援法を成立させ、奨学金制度の拡充を行う。 - 2019年、文部科学大臣として児童虐待防止対策に関する決定を行う。 - ブラインデンスタインNASA長官と月周回有人拠点(Gateway)に関する会談を実施。
政治的スタンス
- 大学修学支援法を推進し、奨学金制度の拡充を促進。 - 婚外子の相続差別を解消する民法改正には慎重。 - 選択的夫婦別姓制度については慎重な姿勢。 - 原子力に依存しない社会構造の確立を目指し、道路特定財源の一般化を主張。 - 女性宮家に対して反対の立場。 - 同性婚について少子化への影響を懸念する発言が過去にある。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学卒業後、弁護士資格を持つ知性。 - 自民党内での様々な役職経験を通じた豊富な政治経験。 - 児童虐待問題などに対する迅速な対応。 - 一方で政治資金問題が報じられ、不祥事があったこと。戒告処分となった裏金問題が適格性を問われる要因。 - 表現の自由に関して、選挙運動中の演説に対する意見に関する発言が議論を呼んだ。
道下 大樹(みちした だいき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 49歳 (1975年12月24日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(近藤G) |
選挙区 | 北海道1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 北海道上川郡新得町生まれ。 - 苫小牧市、八雲町、留萌市、旭川市と転居し、様々な学校に通う。 - 八雲町立八雲小学校に入学、留萌市立沖見小学校、旭川市立北鎮小学校を卒業。 - 旭川市立啓北中学校、北海道旭川東高等学校を卒業。 - 中央大学法学部法律学科を卒業。 - 小学校では野球部、中学では卓球部・合唱部・生徒会副会長、高校では卓球部、大学では弁論部に所属し、生協学生委員長を務める。 - 大学卒業後、横路孝弘衆議院議員の秘書を務め、公設第一秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 2007年、北海道議会議員選挙にて札幌市西区選挙区から初当選。 - 2011年、2015年の道議選で再選され、いずれもトップの得票数を獲得。 - 2017年に北海道1区から衆議院議員選挙に立候補し、当選。 - 2021年10月の衆議院選挙でも再選を果たす。 - 2017年から現職として衆議院議員を務めている。
政治活動上の実績
- 2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で北海道1区にて初当選。 - 2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で再選を果たす。 - 選挙戦で、日本共産党が候補者を取り下げ、彼への支持を表明。 - 憲法改正、特に第9条の改正に関して強く反対している。
政治的スタンス
- 日本国憲法第9条の改正に反対。 - 緊急事態条項の憲法への創設に反対。 - 合区をなくすための憲法改正に反対。 - アベノミクスを評価せず。 - 原子力発電の将来的な廃止を目指す。 - 核武装および非核三原則の議論不要と主張。 - 女性宮家の創設を支持。 - 国会議員の被選挙権年齢の引き下げに賛成。 - 小規模農家を含めた食料自給率向上策を支援。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 大学時代から弁論部活動で養った弁論力を持つ。 - 長年秘書を務めた経験に基づく政治の知識と経験。 - 地元で幅広く支持されている実績。 - 家族も政治活動を支える存在であり、家族との強い絆。 - 教育や社会福利に対する強い関心があり、一般市民の立場を尊重。