2024年10月衆議院議員ランキング 6回戦
松木けんこう vs 中曽根康隆
勝: 中曽根康隆
戦評
議員Aは長い政治経験と多様な政策についての明確な立場を持っています。彼のスタンスは柔軟であり、しばしば党籍を変えてでも自身の信念を通すだけの行動力があります。一方で、旧統一教会との関係についての釈明が必要であった過去も指摘されます。議員Bは比較的若い政治キャリアを誇り、国際的な教育背景に裏打ちされた安全保障分野の知見が強みです。旧統一教会関係の迅速な対応については評価できますが、家庭や個人的なスタイルの影響がやや懸念材料になることもあります。政策スタンスに関しては、議員Bの安全保障や原子力問題へのアプローチがより現実的であり、地域や党の支持基盤を考慮すると議員Bが多様な有権者層に対応する能力があると考えられます。
松木けんこう(まつき けんこう)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 66歳 (1959年02月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (自由民主党→)(自由連合→)(自由党→)(民主党→)(無所属→)(新党大地・真民主→)(新党大地→)(無所属→)(維新の党→)(民進党(松野G)→)(希望の党→)(国民民主党→)立憲民主党(小沢G) |
選挙区 | 北海道2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1959年、北海道札幌市に生まれる。 - 札幌市立幌北小学校、札幌市立新琴似中学校、札幌光星高等学校を卒業。 - 青山学院大学経営学部を卒業。 - 藤波孝生衆議院議員の秘書を務め、1978年に大学入学と同時にこの職に就く。 - 1994年、国会議員政策担当秘書資格を取得。 - 1996年、北海道通信社の取締役副社長に就任。 - 父の松木慶喜は自民党の札幌市北区支部長を務めていた。
政治家としてのキャリア
- 1996年、自由連合から衆議院議員選挙に北海道2区で出馬(落選)。 - 2000年、無所属で再び北海道2区から出馬(落選)。 - 2003年、自由党に入党し、北海道第2総支部会長に就任。同年の民主党への参加で北海道12区から衆院選に出馬し比例復活で当選。 - 2005年、衆院選比例北海道ブロックで議席を獲得(比例復活当選)。 - 2009年、民主党から衆院選小選挙区で初当選(北海道12区)。 - 2010年、菅直人改造内閣の農林水産大臣政務官に就任。 - 2011年、不信任案に賛成し民主党を除籍され、新党大地・真民主に参加。 - 2012年、新党大地より出馬するも落選。 - 2013年、新党大地を離党し無所属となる。 - 2014年、維新の党の公認で出馬、比例復活で当選。 - 2016年、維新の党と民主党の合併で民進党に参加。 - 2017年、希望の党公認で出馬するも落選。 - 2020年、立憲民主党に参加。 - 2021年、北海道2区補欠選挙にて立憲民主党公認で当選。
政治活動上の実績
- 2009年、初の衆議院小選挙区当選(北海道12区)。 - 2010年、菅直人改造内閣で農林水産大臣政務官として就任。 - 2011年、不信任決議採決で賛成票を投じたため民主党を除籍され、政局の渦中に。 - 新党大地に参加し、新党大地・真民主の代表代行兼幹事長を務める(2012年)。 - 2021年、立憲民主党公認で北海道2区補欠選挙に勝利し、議席復帰を果たす。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で小選挙区での当選を果たす。
政治的スタンス
- 「しあわせの土台づくり」政策を提唱。 - 憲法改正と集団的自衛権の行使に反対。 - アベノミクスを評価しない立場。 - 原発の必要性を否定。 - 村山談話の見直しを行うべきでないと主張。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 健康増進法における受動喫煙防止の義務規定化に反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 職務や政治への信念を貫く姿勢から、幾度かの党籍移動があり、また除籍の経験もある。 - 多様な党派に所属し、政治信念を貫こうとする柔軟性が見える。 - 不信任決議をめぐり自分の意思を貫く行動を示しており、政治的信条に対する忠誠心が強い。 - 過去に旧統一教会関係の団体と関わりがあったが、公表された後にその状況の釈明を行っている。 - 喫煙者であり、受動喫煙防止に対する義務化に反対する姿勢を明らかにしている。
中曽根 康隆(なかそね やすたか)
議員データ

衆議院議員 | |
年齢 | 43歳 (1982年01月19日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(二階派) |
選挙区 | 群馬1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 東京都に生まれる。 - 松濤幼稚園、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。 - 大学在学中は国際政治のゼミに入り、ジョセフ・ナイのソフト・パワー戦略に興味を持っていた。 - コロンビア大学国際公共政策大学院で国際関係学修士号を取得。 - JPモルガン証券で勤務。 - 父・中曽根弘文参議院議員の秘書として2013年から活動。
政治家としてのキャリア
- 2017年、群馬1区から立候補し、自民党から比例北関東ブロックで初当選。 - 二階派(志帥会)に入会。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で群馬1区から出馬し再選。 - 第2次岸田内閣で防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任。
政治活動上の実績
- 2017年、衆議院議員初当選(比例北関東ブロック)。 - 2018年、自民党国会議員内の年間党員獲得ランキングで10位を記録。 - 2020年、群馬1区で自民党公認を目指し、後援会を発足。 - 2020年、自民党外交部会副部会長として、台湾との人的往来再開を要望。 - 2021年、自民党教育再生調査会のプロジェクトチーム事務局長として提言書を提出。 - 旧統一教会関係の会合出席が報じられ、その後関係を断つ方針を表明。 - 2024年に青年局の役職を過激なダンスショー参加で辞任。
政治的スタンス
- 安全保障関連法の成立や日米安保体制の強化を評価。 - 北朝鮮に対しては圧力を優先。 - 憲法改正に賛成、改正するべき項目に戦争放棄と自衛隊を挙げる。 - 消費税の増税に関してはどちらかと言えば賛成。 - 原子力発電の継続にやや賛成。 - 選択的夫婦別姓に反対、同性婚の法制化にもやや反対。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 一族に総理大臣や外務大臣を輩出した政治家一族の出身であること。 - 慶應義塾およびコロンビア大学での高等教育歴から知識水準の高さが伺える。 - 政治家としての目標に向けた強い意志を持ち、家族の支持も得ている。 - 旧統一教会との誤解を招く行動をとったが、その後の対処が迅速であったこと。 - 青年局の役職を巡る問題では責任を取り辞任しており、対応の速さが見られる。