2024年10月衆議院議員ランキング 15回戦
本田太郎 vs 玉木雄一郎
勝: 玉木雄一郎
戦評
議員Aは法律と金融業務のバックグラウンドを持ち、保守的な政策を中心に経済・安全保障・教育に対して一貫した姿勢を持つ。また、具体的な政策提案を通じて社会問題に取り組む姿勢を示す。議員Bは、豊富な官僚経験とリーダーシップを持ち、財務や行政改革に強い関心を持つ。さらに、ジェンダー平等や選択的夫婦別姓制度などの多様性重視のスタンスを示し、柔軟な対話姿勢を持つ。総合的に、議員Bの幅広い政策アプローチと新しいメディア活用による情報発信力を考慮。特に多様性に対する支持や行政改革への貢献が期待できる。
本田 太郎(ほんだ たろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 51歳 (1973年12月01日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(谷垣G→無派閥) |
選挙区 | 京都5 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 京都府向日市出身。 - 東大寺学園高等学校を卒業。 - 東京大学法学部に進学し、その後東京大学大学院法学政治学研究科修士課程を修了。 - シティグループ証券に就職後、マネックス証券に転職。 - 2004年から早稲田大学ロースクールに通い、2008年に弁護士登録。
政治家としてのキャリア
- 2015年、京都府議会議員(宮津市・与謝郡選挙区)に初当選。 - 2017年、第48回衆議院議員総選挙で京都5区から出馬し初当選。 - 自由民主党前総裁谷垣禎一の地盤を引き継ぐとともに、谷垣が創始者の有隣会に加入。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で再選。
政治活動上の実績
- 2021年から2022年にかけて外務大臣政務官を務める。 - 所属議員連盟として「日本の未来を考える勉強会」、「人権外交を超党派で考える議員連盟」に参加し、後者では事務局次長を務める。 - 政策面では、アベノミクスの評価、消費増税の先送り、安全保障関連法の成立、北朝鮮問題対応、共謀罪法の成立評価など、保守的な政策に好意的なスタンスを取る。
政治的スタンス
- アベノミクスを評価し、経済政策を重視。 - 消費増税の先送りを評価しており、増税に慎重な姿勢を持つ。 - 安全保障関連法の成立を支持し、日本の防衛力強化を推進。 - 北朝鮮問題への積極的な取り組みを求める。 - 共謀罪法の導入を支持。 - 教育の無償化を推進し、幼稚園から大学までの教育支援を充実させることを主張。 - 財政赤字への懸念から国債発行の抑制と、高所得者層への課税強化を提案。 - 原子力発電の再稼働と、将来的な利用を支持。 - 憲法改正に賛成し、特に戦争放棄、自衛隊、緊急事態条項などの見直しを挙げる。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 総合的な法律知識と金融業界での経験を持ち、多角的な視点を政策議論に生かせる背景あり。 - 保守的な政策推進ではあるが、経済と安全保障での一貫した姿勢を持つ。 - 教育支援の拡充や財政赤字への対応、原子力・防衛力に関する立場などの具体的な政策提案を行い、明確なビジョンを持つ。 - 弁護活動を経て政治に転身しており、公正で誠実な職務遂行が期待される人物である。
玉木 雄一郎(たまき ゆういちろう)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 55歳 (1969年05月01日生) |
所属政党 | 国民民主党 (民主党(礎会)→)(民進党→) (希望の党→)(旧国民民主党(前原G)→)国民民主党 |
選挙区 | 香川2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 香川県大川郡寒川町(現・さぬき市)で農家の家庭に生まれる。家庭での農作業を通じて協力や共生の大切さを学ぶ。 - 香川県立高松高等学校、東京大学法学部を卒業。ハーバード大学ケネディスクールでは公共政策修士号を取得。 - 大学卒業後、1993年に大蔵省(現在の財務省)に入省し主計局総務課に配属。アメリカのハーバード大学へ留学し、その後、外務省への出向を経験。 - 2001年から2005年まで大阪国税局で総務課長を務め、さらに内閣府で秘書専門官として3代の大臣を支える。 - 大平正芳元首相の遠戚で、小泉内閣時代に政治家を志す契機となった事件や留学経験を通じて政治家を目指す決意を固める。
政治家としてのキャリア
- 2005年、第44回衆議院議員総選挙に民主党公認で香川2区から立候補するも落選。その後、大平正芳の親族との連携を深める。 - 2009年に第45回衆議院議員総選挙で初当選し、政治家としてのキャリアを本格化。 - 民主党内で様々な役職を歴任し、2014年には党の政調会長補佐として活躍。 - 2017年、希望の党の共同代表及び代表を歴任。党の変遷と共に、自身の立場を確立する。 - 2018年、希望の党解体後に国民民主党を結党し、共同代表としてその基盤を築き、新しい国民民主党の代表を務め続ける。
政治活動上の実績
- 2009年には民主党の大勝に伴い初当選し、政策調査会の補佐役として政権に参画。 - 2011年、提言型政策仕分けで存在感を示し、2012年には民主党が大敗した総選挙でも再選を果たす。 - 2014年総選挙においても自民党の追撃を受けつつも再選。 - 2018年からの国民民主党代表として小沢一郎が率いる自由党との合併を成し遂げ、党首としてのリーダーシップを発揮。 - 最近では、YouTubeを活用して若年層への情報発信を強化し、幅広い政策議論を展開。
政治的スタンス
- 憲法改正には基本的に賛成しつつも、防御的な規制の明確化や政府の権限強化に熱心に取り組む。 - 外交安保での日米同盟基軸を重視し、共産主義体制への警戒を表明する。 - 国内政策では選択的夫婦別姓制度やジェンダー平等政策に肯定的で、多様性を重視。 - 原子力には一定の理解を示しつつも、脱炭素を意識した政策運用を主張。 - 最近ではオンラインチャンネルを利用し、政策への理解を深めようとする工夫をしている。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 官僚時代から政治家としてのキャリアを通じて、財務や行政改革における実務経験が豊富。 - 政治家としてのキャリアを積む中で、複数の政党の代表職を務め、リーダーシップを発揮。 - 常に政策の提案型アプローチをとり、具体的な議論を推進してきた実績。 - YouTubeなどの新しいメディアを積極的に活用し、より広範な層にアプローチする姿勢。 - 政策実現のためには与党とも連携を考慮する柔軟性を持ち、対話重視の姿勢が評価される政治スタンス。