2024年10月衆議院議員ランキング 12回戦
本庄知史 vs 稲津久
勝: 稲津久
戦評
選択を行うにあたり、双方の議員の政治的スタンスや実績が評価の対象となります。議員Aは、比較的経験が少ないものの、政治資金に関する透明性向上に関心を持ち、倫理意識を重んじる姿勢が強調されています。特に、政治資金パーティー禁止の提案者としての役割が注目されます。また、東京大学法学部出身で法律や政策策定に関する知識が豊富であることも利点です。 一方、議員Bは長年にわたり地方議会および国会での経験を有しており、農林水産や厚生労働といった実務に直接関わるポジションを経験しています。政策実行力と政治的経験の豊富さは群を抜いています。また、ジェンダー問題や環境権に関するスタンスは、比較的リベラルな志向を持ちつつも、特定秘密保護法を支持するなど、保守的な側面もあり、バランスを取った視点が評価されます。 丁寧に評価した結果、長期的な政治経験と実績およびバランスを取った政策スタンスを考慮し、議員Bを選出することが国民への貢献度が高いと判断します。これにより、多様な視点からの政策立案と実行力の発揮が期待されます。
本庄 知史(ほんじょう さとし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 50歳 (1974年10月22日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (旧立憲民主党→)立憲民主党(花斉会・小勝会) |
選挙区 | 千葉8 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 京都府京都市で生まれる。 - 京都市立日吉ヶ丘高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業。 - 2000年、国会議員政策担当秘書試験に合格。 - 同年、衆議院議員岡田克也の秘書に採用される。 - 政策担当秘書や外務大臣秘書官、副総理秘書官を歴任。 - 2015年、岡田克也が民主党代表に復帰した際の政策秘書を務める。
政治家としてのキャリア
- 2019年、旧立憲民主党の公募を経て、次期衆議院選挙の千葉8区候補者に選ばれる。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補し、初当選を果たす。 - 同年、党千葉県連副代表に就任。 - 2024年、立憲民主党代表選挙で野田佳彦の推薦人となる。
政治活動上の実績
- 2021年10月、千葉8区で自由民主党の現職議員を破り、衆議院議員に初当選。 - 2024年5月、自民党の政治資金パーティー収入の問題を受けて、政治資金パーティーを禁止する法案の提出者に名を連ねる。 - 自身の所属する立憲民主党が立案した法案の支持を表明し、政治資金に関する信頼回復策を強調。
政治的スタンス
- 憲法改正については、どちらかといえば反対としている。 - 憲法9条への自衛隊の明記についても同様にどちらかといえば反対。 - 緊急事態条項の創設には反対の立場をとる。 - 政治資金パーティーの禁止を提唱。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 同性婚を可能とする法改正にどちらかといえば賛成。 - LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法の早期成立に賛成。 - クオータ制導入に賛成。 - 原子力発電の依存度を下げるべきという立場。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 東京大学法学部出身であり、政策策定や議論において高等教育水準の知識を有している。 - 以前の秘書経験から議会運営や立法過程に精通している。 - 各種アンケートや政策提唱を通じて明確な政治スタンスを示しており、国民に対する説明責任を果たしている。 - 倫理的な政治活動を重視し、政治資金の透明性向上を積極的に推進している姿勢が見られる。
稲津 久(いなつ ひさし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 66歳 (1958年02月09日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | 北海道10 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 北海道芦別市に生まれる。 - 北海道芦別高等学校卒業。 - 専修大学商学部を卒業。商学士の称号を得る。 - 特別養護老人ホームに勤務し、その後、医療法人仁恵会中野記念病院で事務長を務める。
政治家としてのキャリア
- 1999年、北海道議会議員選挙に空知支庁管区地域から立候補し初当選、3期にわたり北海道議会議員を務める(1999年-2009年)。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙において公明党公認で比例北海道ブロックから立候補し初当選。 - 2012年、北海道10区より公明党公認・自由民主党推薦で立候補し、民主党現職閣僚を破り再選。第2次安倍内閣にて農林水産大臣政務官に任命。 - 2019年9月、第4次安倍第2次改造内閣で厚生労働副大臣(労働、年金、子育て担当)に就任。 - 公明党の幹事長代理や北海道本部代表など党内外での要職を歴任。
政治活動上の実績
- 北海道議会議員として3期にわたり地区の地方政治に貢献(1999年-2009年)。 - 第2次安倍内閣で農林水産大臣政務官に就任し、農業政策に関わる(2012年-2013年)。 - 厚生労働副大臣として労働、年金、子育て施策に参画(2019年-2020年)。 - 2022年、ロシアのウクライナ侵攻に対する日本の政策支援に関連し、ロシアからの入国禁止措置を受ける。
政治的スタンス
- 憲法改正に関して、一般にどちらかといえば賛成の立場を取っている。 - 憲法9条については改正反対の立場であり、自衛隊明記についてもどちらかといえば反対。 - 改正すべき憲法項目として、環境権やプライバシー権の新設を提唱。 - 選択的夫婦別姓や同性婚の法改正についてはどちらかといえば賛成。 - LGBT理解増進法案の早期成立を支持。 - アベノミクス政策を評価する立場。 - 特定秘密保護法案には賛成の投票をした。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 長年の北海道議会および衆議院での立法経験を有する。 - 農林水産、厚生労働分野での副大臣及び政務官など、実務に携わり政策実行能力があることを示している。 - 憲法やジェンダー問題に関してバランスの取れたスタンスを持ち、社会的寛容性を示唆。 - ロシアからの入国制限を受けるなど、国際的関係においても役割を果たしている。 - 政治家としての誠実さと情熱は評価される点であり、特に地元地域の代表としての感覚を磨いている。