2024年10月衆議院議員ランキング 31回戦
日下正喜 vs 後藤祐一
勝: 日下正喜
戦評
議員AとBの双方の経歴と実績を比較すると、議員Bは法案提出の実績や経済分野での専門的知識を有しており、政策提案に積極的に取り組んでいることがわかります。しかし、2015年と2017年に問題となった不祥事があり、これが議員としての信頼性に影響を与えていることは否めません。特に、パワハラ問題や泥酔トラブルは品位に欠ける行動であり、国民の代表としての資質が疑問視される部分もあります。一方、議員Aは比較的地味な経歴を持ち、政治家としての実績が限られていますが、地域に根差した活動姿勢や党内での豊富な経験を通じて、地元や国民の声を反映した政治を目指していることが評価されます。議員Aはまだ目立った不祥事がなく、議員Bに比べて品位や信頼性の問題は少ないと言えるでしょう。よって、議員Aの地道な努力や安定した政治活動に期待をかけ、次の選挙では議員Aを選出する方が望ましいと判断されます。
日下 正喜(くさか まさき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年11月25日生) |
所属政党 | 公明党 |
選挙区 | (比)中国 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 和歌山県有田市出身。 - 和歌山県立海南高等学校を卒業。 - 広島大学工学部を卒業。 - 1989年、広島大学大学院修士課程を中退。 - 公明党職員として就職し、党岡山県事務長、党広島県本部幹事・事務長を務める。
政治家としてのキャリア
- 2014年第47回衆議院議員総選挙に比例中国ブロックから立候補するが落選。 - 2017年第48回衆議院議員総選挙に比例中国ブロックから立候補するが再び落選。 - 2021年第49回衆議院議員総選挙に比例中国ブロックから立候補し、初当選。
政治活動上の実績
- 2021年に第49回衆議院議員総選挙で初当選し、衆議院議員として現在に至る。
政治的スタンス
- 公明党の思想にもとづき、公明党の一員として活動を行う。 - 平和追求や国民福祉の改善を目指す公明党の基本スタンスを支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 公明党での豊富な職員経験を有しており、党内での信頼と実務能力を評価されている。 - 地域に根差した活動を大切にしており、地方からの意見を国政に反映させる姿勢を持つ。 - 二度の落選を経て当選しており、粘り強さや丁寧さを持ち、努力を続ける資質が示されている。
後藤 祐一(ごとう ゆういち)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 55歳 (1969年03月25日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (民主党→)(民進党→)(無所属→)(希望の党→)(旧国民民主党→)立憲民主党(階G) |
選挙区 | 神奈川16 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 神奈川県横浜市で生まれる。 - 相模原市立上鶴間中学校を卒業。 - 神奈川県立厚木高等学校を卒業。 - 東京大学法学部を卒業。 - 1992年、通商産業省に入省。 - 経済産業省にて勤務。 - スタンフォード大学やカナダ外務貿易省への出向を経験。 - 2005年7月に経済産業省を退官。
政治家としてのキャリア
- 2006年、衆議院神奈川16区補欠選挙に民主党から立候補したが落選。 - 2009年、第45回衆議院議員総選挙で神奈川16区から出馬し初当選。 - 2012年、比例南関東ブロックで復活当選し再選。 - 2014年には神奈川16区で当選し3選。 - 2017年、希望の党設立に関与し、公約担当責任者を務める。 - 2021年、第49回衆議院議員総選挙で神奈川16区から出馬し当選、5選。
政治活動上の実績
- 2009年、衆議院議員総選挙で初当選後、民主党の政策立案に関与。 - 2021年6月時点で62本の法案を提出。 不祥事: - 2015年、泥酔騒動でタクシー運転手にトラブルを起こし、警察沙汰となる。 - 2017年、女性官僚へのパワハラが問題化し、謝罪に追い込まれる。
政治的スタンス
- 時限的な5%の消費税減税を主張。 - 低所得世帯への現金給付や児童手当の拡充を提案。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に賛成。 - 日本国憲法第9条の保持を支持し、その他の改正事項について議論の必要性を提唱。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 多くの法案を提出し、政策提案に積極的に取り組む姿勢が見られる。 - しかし、過去の不祥事(泥酔やパワハラ)から議員としての品位や信頼性が問われている。 - 政党を複数渡り歩いているため、政治的信念の一貫性に対する疑問の声もある。