2024年10月衆議院議員ランキング 19回戦
平口洋 vs 福田昭夫
勝: 平口洋
戦評
両議員ともに豊富な経験を持つが、選挙での評価を考慮すると、議員Aの方が安定した支持を得ていると言える。議員Aは特定政党に忠実であり、政策面でも継続性と党方針の遂行を重視している。これに対し、議員Bは党の方針に背く行動が目立ち、自身の信念に従った行動を取る傾向がある。この点で議員Bは一部からの支持を得られるかもしれないが、全体的な支持基盤が議員Aに劣る可能性があるため、次の選挙では議員Aが選ばれるべきと判断する。
平口 洋(ひらぐち ひろし)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 76歳 (1948年08月01日生) |
所属政党 | 自由民主党 (無所属の会→)自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 広島2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1948年8月1日、広島県安芸郡江田島村(現・江田島市)に生まれる。 - 広島学院中学校・高等学校を卒業。 - 1972年3月、東京大学法学部を卒業。 - 同年4月、建設省(現・国土交通省)に入省。 - 在職中、ペンシルベニア大学大学院へ留学。 - 中部地方建設局総務部長、秋田県警本部長、日本道路公団総務部長、建設省河川局次長などを歴任。 - 2001年、国土交通省を退官。
政治家としてのキャリア
- 2003年、第43回衆議院議員総選挙で広島2区から無所属の会公認で立候補するも落選。 - 2005年、第44回総選挙で自由民主党公認で立候補し当選。 - 2008年、平成研究会(津島派)に入会。 - 2009年、第45回総選挙で落選。 - 2012年、第46回総選挙で当選し、国政に復帰。 - 2013年、法務大臣政務官に就任。(2014年9月退任) - 2014年、第47回総選挙で再び当選。 - 2015年、環境副大臣に就任。 - 2017年、第48回総選挙で4選を果たす。法務副大臣に就任。(2018年) - 2021年、第49回総選挙で5選する。 - 2022年、自民党広島2区支部長に就任。
政治活動上の実績
- 2013年、法務大臣政務官として法務行政に関与。 - 2015年、環境副大臣として環境政策に従事。 - 2018年、法務副大臣として再び法務行政に携わる。 - 2021年、衆議院農林水産委員長として立法に関与。 - 憲法改正に賛同し、関連する政策議論を推進。 - 原子力発電への反対立場を表明した民主党政権の目標に反対。 - 公務員削減と消費税議論への具体的提案を行う。
政治的スタンス
- 憲法改正に賛成。 - 原子力発電所の稼働維持を支持し、稼働ゼロを主張する政策に反対。 - 選択的夫婦別姓制度の導入に関して、中立的な立場をとっており、明言を避けている。 - 消費税増税前に公務員削減を訴えている。 - 隊列を守るために自民党の方向性を支持し、自らの政策にも反映。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 公職経験が豊富で、国会議員および副大臣としての多数の実績を有している。 - 国土交通官僚としての長いキャリアに基づく政策知識が豊富。 - 政治信条として保守的な立場をとり、党の方針に従う安定した政策判断が可能。 - 街頭演説中の暴力事件被害者としての経験を通じ、国民に対する強いコミュニケーション姿勢を示す。
福田 昭夫(ふくだ あきお)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 76歳 (1948年04月17日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(民主党→)(民進党→)(旧立憲民主党→)立憲民主党(泉G) |
選挙区 | 栃木2 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1948年4月17日、栃木県河内郡豊岡村(現:日光市)に生まれる。 - 栃木県立今市高等学校を卒業。 - 東北大学教育学部教育学科を卒業。在学中は学生運動に没頭していた。 - 両親が教員であったため教育職を志していたが叶わず、1971年に今市市役所に就職。 - 今市市役所では財政課長を務め、1991年に退職し今市市長選に出馬して当選した。
政治家としてのキャリア
- 1991年に無所属で今市市長に初当選し、以降3期9年務めた。 - 2000年、栃木県知事選挙に出馬し当選。民選第15代栃木県知事を務めた。 - 2005年、民主党公認で衆議院議員として初当選し、以降6期にわたり当選。 - 衆議院懲罰委員長、総務大臣政務官(野田内閣)などを歴任。 - 立憲民主党栃木県連代表を務める。
政治活動上の実績
- 今市市長時代には全国青年市長会会長を務めた(1997年)。 - 栃木県知事時代には「分度推譲立県」を掲げたが、広く県内に浸透しなかった(2000-2004年)。 - 衆議院議員としては民主党新人議員勉強会の初代会長を務めた(2005年以降)。 - 2012年、消費税法案に反対し、総務大臣政務官の辞表を提出し、党方針に反して採決を欠席(厳重注意処分を受ける)。 - 2017年、希望の党への合流を拒否して無所属で立候補し当選。自民党現職に勝利した。
政治的スタンス
- 永住外国人への地方選挙権付与に反対。 - 原子力発電を日本に必要ないとし、反対の立場を取る。 - 憲法第9条の改正には反対するが、憲法全体の改正には賛成。 - 憲法への緊急事態条項の創設に賛成。 - カジノ解禁に反対。 - 日本の核武装を将来にわたって検討すべきでないとし、非核三原則を支持。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 福田氏の知事時代の政策や行動に対しては、具体的見解の浸透が課題となっており、これが国民への議員としての信頼にどのように影響するかが問われる。 - 政党を渡り歩く行動や、国会議員として党方針に対立的な行動を取る一方で、政策に対する一貫性も一定程度保っているため、その点が支持層にどのように受け入れられるかは評価が分かれる所。 - 過去に総務大臣政務官時代の辞表提出や、無所属での選挙出馬決断など決断力と反骨精神を示すエピソードがあることに、一部から評価される。