2024年10月衆議院議員ランキング 20回戦
島尻安伊子 vs 重徳和彦
勝: 重徳和彦
戦評
議員Aと議員Bの双方にはそれぞれのキャリアと実績があり、個別の背景に基づいて選ぶことは容易ではありません。しかしながら、いくつかの点を考慮すると、議員Bの方が次の選挙における有力候補と思われます。議員Aは行政経験が豊富であり、旧統一教会関連団体との関係や選挙法違反の疑いが報じられるなど、スキャンダルに対する懸念があります。一方で、議員Bは様々な政党を渡り歩きつつも行政経験を活かして強力なリーダーシップを発揮しており、最近のわいせつ疑惑についても法的な決着がついているため、スキャンダルが選挙運動に大きく影響するリスクが比較的低いと考えられます。さらに、自衛隊員の処遇改善や政策提言を自主的に行うなどの実績が評価される点も無視できません。
島尻 安伊子(しまじり あいこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 59歳 (1965年03月04日生) |
所属政党 | 自由民主党 (民主党→)(無所属→)自由民主党(茂木派) |
選挙区 | 沖縄3 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
宮城県仙台市に生まれる。 聖ウルスラ学院高等学校を卒業。 高校在学中にアメリカのカリフォルニア州ハンティングトンビーチハイスクールに留学。 上智大学文学部新聞学科を卒業。 1988年、シェアソンリーマン証券日本法人(現リーマン・ブラザーズ)に入社。 沖縄ビジネス外語専門学校講師として活動した時期がある。 JSL日本アカデミーで副理事長を務めた経験がある。
政治家としてのキャリア
2004年、那覇市議会議員補欠選挙に民主党公認で出馬し、初当選。 2005年、那覇市議として再選されるが、その後民主党を離党。 2007年、政治団体「アイ・ラブ沖縄!かがやく県民の会」公認で参議院選挙区補欠選挙に出馬し、当選。 2010年、参議院議員通常選挙で再選。 2012年、第2次安倍内閣で内閣府大臣政務官及び復興大臣政務官に任命。 2015年、第3次安倍第1次改造内閣で内閣府特命担当大臣に任命される。 2021年、第49回衆議院議員総選挙で沖縄3区から当選し、国政に復帰。
政治活動上の実績
2013年、現職大臣政務官として初めて竹島の日記念式典に出席。 2015年、内閣府特命担当大臣として沖縄及び北方対策などに携わる。 2016年、参議院選挙で再選を目指すも落選。 2009年、普天間基地移設問題で県外移設を主張し、その後容認に転じた。 2015年、参院選挙前にカレンダーを配布し公職選挙法違反の疑いが報道される。
政治的スタンス
日本国憲法の改正に賛成。 日本の核武装には反対の立場を示す。 普天間基地移設に対して、過去一度は反対したものの最終的に容認。 原子力発電については日本に必要であるとする。 選択的夫婦別姓制度の導入に対しては態度を明らかにしていない。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
旧統一教会関連の団体との関係が報じられている。 政治資金報告書に関する不備がいくつか報道されたことがある。 普天間基地移設問題で主張を変えたことがあり、一貫性に疑問の声があがることも。 公職選挙法に抵触する可能性があるとされる行動をした経験がある。 内閣府の重要ポストを複数担った経験から行政経験と政治的重責を担ってきた歴史がある。
重徳 和彦(しげとく かずひこ)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年12月21日生) |
所属政党 | 立憲民主党 (無所属→)(日本維新の会→)(維新の党→)(無所属→)(改革結集の会→)(民進党(野田G)→)(無所属→)立憲民主党(重徳派) |
選挙区 | 愛知12 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 愛知県豊田市今町に生まれる。 - 父親の転勤により幼少期をロサンゼルスで過ごす。 - 愛知県立岡崎高等学校を卒業。 - 東京大学法学部に入学し、ラグビー部に所属。 - 公務員試験のために留年を決断。 - 1994年東京大学を卒業後、自治省(現総務省)に入省。 - 総務省での在職中に様々な行政経験を積む。 - 1996年からコロンビア大学国際公共政策大学院に留学。 - 総務省消防庁災害対策官や内閣府行政刷新会議事務局に勤務。 - 2010年愛知県知事選に出馬するも次点で落選。
政治家としてのキャリア
- 2012年の衆議院選挙で日本維新の会から立候補し、比例東海ブロックで当選。 - その後、日本維新の会の分党・合併などに伴い、維新の党、無所属、改革結集の会、民進党などを転々とする。 - 2016年に民進党に合流し、愛知12区で当選。 - 2017年に無所属で出馬し、選挙区での当選を果たす。 - 2021年には立憲民主党から出馬し、愛知12区で再選を果たす。 - 2024年に立憲民主党政務調査会長に就任。
政治活動上の実績
- 2012年12月、愛知12区で衆議院議員に初当選。 - 2014年、日本維新の会が分党する際、橋下徹の新党に参加。 - 2017年10月、無所属で衆議院選挙に出馬し、青山周平候補に勝利し再選。 - 2021年10月の衆院選で、立憲民主党から4選。 - 2019年、政策グループ「直諫の会」を設立し、会長に就任。 - 様々な議員連盟の活動、特に自衛隊員の処遇改善に向けた取り組み。
政治的スタンス
- 憲法改正についてはどちらかといえば賛成の立場。 - 安全保障関連法や集団的自衛権の行使については、評価を留保しつつも、慎重な態度。 - 道徳教育や歴史認識に関する保守的な視点を持つ。 - 原子力発電依存の合意的削減を目指す。 - 政治と行政改革を重視し、とくに官僚の働き方改革や国会の透明性向上を提言。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 公務員時代の経験を活かして行政の実務に通じた視点を持つ。 - 様々な政党を渡り歩く柔軟性と戦略的思考を持ちつつも責任を持った政治行動。 - 現場主義を掲げ、地域の声を大切にする姿勢。 - 政策提言力とともに、自主的に政策グループを立ち上げるなどリーダーシップを発揮。 - 最近のわいせつ疑惑について対応が求められたが、不起訴処分となり、該当問題の法的決着がついている。