2024年10月衆議院議員ランキング 17回戦
岸田文雄 vs 福島伸享
勝: 岸田文雄
戦評
議員Aは、長年にわたり多くの重要な役職を務めた経験があり、特に外交分野での豊富な知識と実績が評価できる。安定したリーダーシップを発揮しており、特に外交政策や安全保障において強いリーダーシップを期待できる。一方、議員Bは批判的な声を代表する形で、政策の検討を進めてきた。特に、政権批判の姿勢を貫いている点が新しい風をもたらす可能性がある。しかし、全体として議員Aの外交経験や内閣メンバーとしての実績を考慮すると、国際関係が非常に重要視される現状においては、議員Aが引き続き国民を代表するのに適任であると判断する。
岸田 文雄(きしだ ふみお)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 67歳 (1957年07月29日生) |
所属政党 | 自由民主党 自由民主党(加藤派→古賀派→岸田派→無派閥) |
選挙区 | 広島1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 1957年7月29日、東京都渋谷区に生まれる。 - 父親の職業から、幼少期に広島を訪れることが多く、被爆者の話を聞いて育つ。 - 1963年、父の仕事の関係でニューヨークに移住し、現地の公立小学校に3年間通う。 - 帰国後、永田町小学校、麹町中学校を経て開成高校に入学し、野球部に所属。 - 高校卒業後、東京大学受験に3度挑戦するも不合格。 - その後、早稲田大学法学部に入学し、1982年に卒業。 - 卒業後は日本長期信用銀行に就職し、外国為替部門や高松支店で勤務。 - 1987年、政治家を志し、銀行を辞職して父・岸田文武の秘書となる。
政治家としてのキャリア
- 1993年、第40回衆議院議員総選挙に旧広島1区から出馬し、当選。 - 1997年、自民党青年局長に就任。 - 2001年、第1次小泉内閣で文部科学副大臣に。 - 2007年、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革等)として初入閣。 - 2012年、第2次安倍内閣で外務大臣に就任し、約5年間務める。 - 2021年、自民党総裁選で選出され、第100代内閣総理大臣に。 - 政権発足後、内閣改造を重ねながら政策を推進。
政治活動上の実績
- 2015年、軍艦島の世界遺産登録問題で韓国との外交交渉を主導。 - 2015年、日韓慰安婦合意を締結。 - 2016年、広島で開催されたG7外相サミットを主導し、オバマ大統領の広島訪問を実現。 - 2023年、ウクライナを訪問し、大統領と首脳会談を行う。 - 2024年、能登半島地震への迅速な対応。
政治的スタンス
- 新自由主義からの脱却を掲げ、「新しい資本主義」を提唱。 - 原発再稼働を支持し、核燃料サイクルの推進に賛成。 - 選択的夫婦別姓や同性婚に消極的。 - 防衛費の増額を支持し、NATO加盟国並みを目指す。
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 温厚で敵を作らない性格が知られているが、政治的な信念が不透明との批判もあり。 - 豊富な外交経験を背景に、安定した外交手腕を持つ。 - 経済・財政には企業出身者としての実務的な知識があり、金融政策に関する理解も深い。 - 子育てやジェンダー問題に対する保守的スタンスはいくつかの批判を呼んでいる。
福島 伸享(ふくしま のぶゆき)
議員データ
衆議院議員 | |
年齢 | 54歳 (1970年08月08日生) |
所属政党 | 無所属 (民主党→)(民進党(高木G・玄葉G)→)(希望の党→)無所属(有志の会) |
選挙区 | 茨城1 |
議員サマリー
政治家になる前の経歴
- 茨城県日立市で生まれる - 茨城大学教育学部附属中学校卒業後、茨城県立水戸第一高等学校に入学するも、神奈川県立鎌倉高等学校に転校、卒業 - 1年浪人し、1990年に東京大学に入学 - 東京大学農学部農業経済学科を1995年に卒業 - 1995年、通商産業省に入省(2001年に経済産業省に改組) - 2003年に退官し、東京財団研究部ディレクター、筑波大学客員教授、学習院女子大学非常勤講師などを歴任
政治家としてのキャリア
- 2003年11月の第43回衆議院議員総選挙に民主党公認で茨城1区から出馬するも落選 - 2005年9月の第44回衆議院議員総選挙に再び民主党公認で出馬するも落選 - 2009年8月、第45回衆議院議員総選挙で初当選(茨城1区) - 2012年12月の第46回衆議院議員総選挙で落選 - 2014年12月の第47回衆議院議員総選挙で比例復活により再選 - 2017年9月、希望の党に合流後、第48回衆議院議員総選挙で再度落選 - 2021年10月、第49回衆議院議員総選挙で無所属で当選、野党共闘の下、茨城1区で再度国政復帰
政治活動上の実績
- 2012年、消費増税法案に反対票を投じる(民主党から党員資格停止処分を受ける) - 2016年、民主党政策調査会副会長兼国会対策副委員長就任 - 2016年2月、TPP協定に関する国会質問で著作権に関する日本の損害賠償制度に疑問を呈した - 2017年、森友学園問題で安倍晋三に対する国会質問を行い問題の本質を探る役割
政治的スタンス
- 2012年、選択的夫婦別姓制度導入に賛成表明(2017年には「どちらともいえない」とスタンスを曖昧に) - 民主党の「若手有志の会」にて民主党の解党を提案 - 子どもへのワクチン接種に慎重な態度を示し、超党派議員連盟に所属している
国民の代表としての適格性を判断する上で特筆すべき事項
- 第45回衆議院議員総選挙で茨城1区にて初めて非自民の議席を獲得した功績 - 森友・加計問題での精力的な追及により、政権に対する批判的な声を代表する存在 - 選挙における困難も経験しており、再挑戦を果たす努力と粘り強さを持つ - 様々な政党の変遷を経た政治活動から、現実的かつ柔軟な政治家としての適応力を持つ